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箱根の関所、リベンジ

 ボクの山野でのバードウォッチングは、地元の梅林と恩賜箱根公園だ。恩賜箱根公園は、春秋に野鳥のさえずりを録音に行く。また、秋冬にカエデやコブシの落葉した木々で野鳥の姿を撮影します。やたらに荒らされていないそこでは、毎年多くの渡り鳥がやってくる。

 野鳥の習性で、同じ野鳥やその子孫が来るとのことだ。かれこれ、10年近く通っている。もちろん、行動観察は楽しい。そして、録音や撮影は野鳥をいじめることなく楽しめる。イカル・ウソ・ルリビタキは、渡って来ているようなので近く行く。

イカル
ルリビタキ
ウソ

 昨年、バードウォッチングを終えたあと、箱根町にある駅伝ミュージアムに向かった。10月、来春の大学駅伝で母校が活躍してくれることを祈り箱根町港へ。のんびり行けば、15分で行けると公園の職員に聞いた。朝7時に公園に行き、二時間くらい遊んだので、バードウォッチングに満足した。そして、駅伝ミュージアムに向かった。
 国道1号線を歩かず、江戸時代に整備された旧東海道を歩いた。5分くらいで国道1号線に合流した。大きな「箱根関所」という看板があった。そして、ありがたいトイレがあった。そのトイレの手前に、まるで江戸時代にタイム・スリップしたかのような箱根関所があった。
 東海道の両脇にある時代屋敷と、大門を戻るところに関所資料館があると聞いた。30分くらいで拝観できるとのことだった。迷うことなくチケットを求めた。

 関所は平安時代ごろからあったらしい。ただ、ここの関所は1619年に江戸幕府が作ったそうだ。一般に、「入り鉄炮、出女」の取り調べ場所と習ったことを、なんとなく思い出した。年配の係員さんから、主に3つの話を聞いた。
①大名の奥方の通過を厳しく取り締まった。
②貴重な文献を元に建物を忠実に復元した。
③かつての礎石や写真から国指定史跡である。
※日本遺産の構成史跡でもある。
詳細はHPを添付します。

 建物好きなボクは1時間くらい楽しんだ。また、出女の取り締まりは平和の江戸時代を支える大きな役割(幕藩体制)を果たしたことを知った。タイム・スリップした理由は、この関所の建物で大切な営みがあったからこそだとボクは腑に落ちた。
 関所破りは、親殺し同様に厳しい罰が与えられたらしい。それだけでなく、約250年間でわずかな人数しか捕まらなかったそうだ。なぜかな。携帯電話や監視センサーなどがない時代、いったいどんな警備や監視がなされていたかを調べに来たい。来月、元明治天皇の離宮:恩賜箱根公園へ行く。ついででは申し訳ないが、リベンジとして箱根関所に行くことにしている。

かわせみ💎

ぜひHPをご覧になって、箱根関所に行ってみてください。

箱根関所 公式アカウント

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