上司と部下の理想な関係性とは
こんにちわ。こんばんわ。かずきです。
本日は職場の人間関係についてお話ししていきたいと思います。
先日、久々に友人と会う機会があり、このような相談を受けました。
「私は先輩として後輩の業務を指導しているのですが、中々仕事の内容や他の先輩の方との付き合いがうまくいかず、指導するのが億劫になっています。どのように関係性を築き上げればいいのでしょうか。」
私もこのような経験がありますが、その現場に立ち入っていないため、適切な答えを出すことができませんでした。
今回はこのような悩みを抱えている人に向けて、あなたはどのよううに改善していけばいいのかまとめてきました。
今の時代、人の関心が薄れてきた時代だからこそ改めて見直しておきたい内容となっておりますので是非最後まで読んでいただければ幸いです。
そもそも部下とは
基本的に部下とは、仕事ができないから部下なのです。
「知らない場合」もあれば「間違って覚えている」場合もあります。中には人としてやってはいけない部下も存在します。
だから、承認だけでは教育ができないとのことを理解していただきたい。
日頃からちゃんと部下と向き合っていないだけで、部下はあなたに心を開くことは難しいのです。
ではそれを防ぐためにはどうすれば良いのか。それはこれから話す内容を読んでいただき、自分の環境と照らし合わせ一緒に考えていきましょう。
あなたは部下にとってどのような存在?
あなたは部下にとって、どのような存在だろうか。
部下との関係性は段落があると言われております。それはプライベートでも同じことで「上から目線」とか「見下し」のような言葉があるように日本人は何らかの上下関係の感情を持っております。
その中でもポジションランクとして言語化されたものがございます。
「憧れ」
「同志」
「相談相手」
「情報屋」
「話し相手」
「無害」
このようにランク化されている中で部下からみて、あなたはどの立ち位置なのでしょうか?
「この部下は仕事しやすい」「この部下は仕事がしにくい」と部下によって感じ方が変わるとしたら、それは実はあなたのポジションが違うかもしれません。
まずは自分が部下にとってどのような立ち位置なのかを把握していきましょう。
実は、部下に嫌われている?
もしかしたら自分は部下に嫌われているのではないのか。
そのように考えている人も少なからずいると思います。しかし、「嫌われている」は先ほど話ししたポジションとは全く別の話なのです。
いくら嫌われていても、あなたが頼られている部分があると思います。
「情報屋」として頼ってもらっているのか、「相談相手」として頼っているのか、「憧れ」として頼ってもらっているのか。
尚、「憧れ」ていて尊敬していても嫌いと感じていることはよくあることです。
人は自分が大切だと思うから自分のために近づくのは同然のことです。それを覚悟した上で関わっていく必要があると思います。
関係性を作るステップ
では具体的に関係性を深めるにはどうすればいいのか。
自分のポジションランクを今よりも上げていくにはどうすればいいのか。
やはりどの場面でもコミュニケーションは必須になってきます。コミュニケーションの取り方次第で部下の思考や行動を方向付けることが可能です。
どのことを気を付けていけばいいのかそのポイントについて紹介していきます。
部下の話に耳を傾ける
どんな関係性であっても、まずは上司である自分自身が歩み寄らなければいけません。
話を聞くことはコミュニケーションにおいて一番の基本です。
部下の信頼関係性を築くために、自分の話ばかりするのではなく、まずは部下の話をしっかり聞く姿勢を見せましょう。
相談を受けたら自分の成功談や体験談を話したいと思いますが、悩んでいる部下からしたらそれは逆効果に過ぎません。
しかし、部下から上司に相談することはかなりの至難の技です。いきなりしたことないことを完璧にこなせと言われるくらい難しいことです。
そのためにも普段から、進捗状況はどうか、自分から積極的に声をかけ、部下から話しやすい雰囲気を作ってあげる努力が必要です。
作業の片手間で聞くのではなく、一旦手を止めてきちんと話を聞いてみましょう。もし手が離せないのであれば、時間をきめ、それまでに作業を終わらせて部下に向き合いましょう。またできるだけ話の最中に口を挟まないよう心がけ部下の意見を最後まで聞くように意識してみましょう。
1on1のミーティングを開く
ここでの内容は先ほどお話しした事と類似しておりますが、似て非なるものです。
コミュニケーションをとることについては確かに一緒ですが、第3者がいるいないで大きく変わってきます。1on1とはいうなら、「お互いの秘密を打ち明ける場面」だと私は思っております。
他の人には聞かれたくない内容を相談できる存在はかなり大きいのです。ここの場では上司部下の関係もなくなり、唯一本心で話ができる場面です。
思わぬ失敗や問題が発生した際など、中々部下の方から声をかけにくい、という事態は業務中にたびたび起こり得ます。週に1回と業務スケジュールの中に定着させ、普段から意図的に話できる環境を作ることで、情報共有やフィードバックを行う機会を増やすことができます。トラブルやミスを早期に把握し予防することによって結果的に業務効率化させることにも繋がります。
1on1ミーティングを行う際には、事前に内容や目的を絞ってから始めていきましょう。1on1ミーティングは部下を管理するためでなく、あくまでも「部下の成長を促すための場」です。まずは部下の話に耳を傾け、これから目指すキャリアや目標を明確にした上で、そこに辿り着くための方法や課題を部下と一緒に共有していきましましょう。
評価は客観的、論理的に行う
評価基準が曖昧だったり不公平であったりと、納得感の得られない評価は上司への不信感へと繋がります。評価のフィードバックの際は上司自身の感情や先入観を含めず、数字や日々の行動など、客観的事実と照らし合わせ論理的に伝えましょう。特にネガティブな評価の伝え方には注意が必要です。ネガティブな評価を伝える際は、部下に具体的な事実や内容を提示し、それについてどのような判断をして、自主的な改善行動を促すためにも、根拠や理由について具体的に説明するよう心がけましょう。部下は何も考えていないようで考えています。それを疎かにすると、上司に対する不信感につながる可能性が大幅に上がります。
また、部下を叱る必要がある場合は、他の社員の目やプライバシーの保護を設けて接していくことを望んでいきましょう。
適度な距離感を保つ
ここまでコミュニケーションの話を述べましたが、上司と部下は「親しい仲」であることは限りません。
上司と部下はあくまでも仕事上の関係です。
それを言ってしまうと今までの話は嘘なのではないかと思う人もいると思います。
しかし、組織で働いている以上、相性の良い部下とばかり親しく接していると、他の部下からえこひいきだと捉えられてしまいます。またお互いに個人的な同情心を抱いてしますと、ビジネスの大切な場面で正しい判断ができず大きな失敗をしてしまう可能性がございます。それを防ぐためにも常に適度な距離感を保つことを心がけましょう。
お互いのタイプを知り、尊重する
「上司」と「部下」と言っても感情のある存在です。それぞれの個性が性格を持っております。たまには「上司」と「部下」の肩書きだけでなく、1人の人間として向き合いましょう。その上でお互いのタイプを知ることが大切です。
人によってコミュニケーションの捉え方は異なります。仕事の話や趣味の話、好きな人の話、様々なコミュニケーションが存在しまうので、それを踏まえた上でお互いの心境を理解し接することで今よりも良い関係性を築き上げることができるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仕事において、上司と部下の人間関係でストレスを抱えることが多いです。お互いの承認欲求というバケツに水が溜まっていかないと人は満たされません。
自分のことを見てくれていない上司から叱られても何も感じない、なんならイラって思うはずです。仕事だけでなく、プライベートもお互いに承認欲求を満たし合うからこそより良い人間関係を作ることができるのです。それを失った組織はいずれ崩壊します。
そのような会社が最近多いなと私の主観ですが思います。
上司と部下の間には様々な関係性が生まれますが、理想的なのは「指導者 / 賢従者」型と言われています。お互いが信頼感を持ち、使命感を持って仕事に取り組める関係です。
そのような関係を築くためにできることがたくさんあります。
また、部下の失敗を成長のエネルギーに変えるのもの上司の仕事です。
もし、自分の部下が他の同期より劣っていて悔しいと感じているならその心を忘れない限りきっといい方向に進みます。
失敗を失敗で終わらせるかはあなた次第です。それを自分の成長のチャンスとするかもあなた次第。
その思いを自分の部下に表現できれば自然と心を開き、言動の変化につながっていくでしょう。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。内容を読んで頂き、少しでも参考になっていただければ幸いです。
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