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【旅行記】オーロラ&カリフォルニアディズニー【2日目②/ホワイトホース・オーロラ鑑賞】

こんにちは、つなこです。

2024年2月に友人たちと4人でカナダ・アメリカの2カ国を巡った時の旅行記です。

全体の旅程はこちら↓の記事から

この日はバンクーバー観光でグランビルアイランドを巡った後、ホワイトホースへ飛行機で移動しました。
ホワイトホースまで行く飛行機の様子や現地で宿泊したロッジについて振り返ります。

○Air North

左右3列ずつの小さな機体にほぼ満員です。
同時に航空券を買って同時にチェックインしたためか、通路を挟んで2人ずつ並んだ席配置にしてもらえました。

飛行時間は3時間と短いですがライトミールの提供がありました。
まさか機内食が出るとは思ってなかったので空港で昼ごはんを済ませたわけですが、ライトミールと言いつつ日本人の胃にはなかなかボリュームのある大きめのサンドイッチです。

ドリンクサービスはアルコールが有料でした

出されたものは残さず食べるという食いしん坊思考の私は空港で食べたハンバーガーのカロリーに思いを馳せつつ食べ切りましたが、友人たちは食べきれず包んでいました。

機内エンタメも特にないので、カメラのデータを整理したり少し居眠りしたりして時間を過ごします。着陸体制に入る少し前に最後の機内サービスでクッキーも配られました。
チョコチップクッキー大好き。

ほんのり温められていました

○ホワイトホース国際空港

飛行機が到着した頃には日も落ちて空が仄暗くなっていました。

思ってたより雪がなさそう

ツアーで予約していたロッジのスタッフさんが迎えに来てくれていましたが、飛行機の搭乗口を降りてすぐのところで待っていたので少し驚きました。
後から聞いた話ですが、空港の規模が小さいため都市空港と違って入国ゲートのようなものがなく送迎の人でも中まで入れるそうです。

実際ホワイトホース国際空港はとてもこぢんまりした空港で、スーツケースが流れてくるターンテーブルも空港内には一箇所しかありませんでした。

ターンテーブルのど真ん中に剥製

そして、ここで事件が…。
私が預けていたスーツケースのハンドルが壊れてしまっていました😭

もともとだいぶ年季入ってたけど…

中の金属部品が飛び出ていて危なかったので、取り急ぎハンカチを巻きつけてゴムで留めておきました。
そのままスタッフさんに連れられてバンに乗り込みロッジへ向かいます。

本来であれば、この時点で航空会社のカウンターに行かないと損害保険で利用する事故証明書を貰うことはできません。
いつ壊れたのか分からないと証明できないのだから考えれば当たり前ではあるのですが、この時はまさかの事態に冷静な思考ができず「とりあえずホテル着いてから調べよう…」という結論に至ってしまいました。
結果的にホワイトホースからバンクーバーへ帰る便のチェックインの際にカウンターの人へ事情を説明して発行をお願いすることはできましたが、対応してくれたスタッフさんと運が良かったなと今になって思いました。

閑話休題。

○カレイドロッジユーコン

車内でロッジスタッフである日本人のお兄さんから教えてもらいましたが、今年は世界的な暖冬がホワイトホースまで影響しているらしく例年に比べてだいぶ気温は高いそうです。
例年であれば最低気温はマイナス20度や30度まで下がりますが、今年はせいぜいマイナス10度くらいという話を聞きました。とはいえ寒い。

空港から車で15分ほどで今回宿泊するロッジに到着。

暖冬とは言ってもベンチが埋まるくらいの雪

申し込み前に調べた限りだと、ホワイトホースでオーロラを見るツアーには大きく2つあるようでした。

①市内に宿泊して、深夜オーロラが見えるスポットまで連れて行ってもらってオーロラの出現を待つ。ツアー時間は2〜3時間ほど。

②市内から離れたところで宿泊。ロッジからオーロラが見えるため、オーロラ鑑賞は自分たちのタイミングで。

今回宿泊するカレイドロッジはの方です。
市内観光もしつつホワイトホースを堪能するつもりだったら①でもいいかなとも思いましたが、我々には旅の後半にディズニーランドリゾートという体力を削がれるイベントが待っているので(言い方)日中ゆっくり過ごしたいという気持ちがあった事と、2〜3時間のツアーの間だけでオーロラが見られるか分からないという不安から今回は②を選択しました。

4人部屋をお願いしたらスイートルームでした!

スイートルームはミニキッチンが付いており、部屋の扉から直接オーロラ鑑賞スポットである庭へ出られるのが特徴的でした。
部屋の写真を全然撮ってなかったのですが、ベッドルームとリビングに分かれている広々とした部屋で4人分の荷物を広げても余裕がありました。

ロッジにはスイートルーム以外の人も使える共同キッチンがあったのでちょっとした料理くらいなら出来そうですね。
日本からパックご飯やスープの素など持ってきたり、地元のスーパーで食材を買ってきて調理して過ごすのも楽しそう。

電子レンジやコンロもあります。
ティーバッグやコーヒーなどはフリー!

到着後、荷解きをしていたらすぐ夕飯の時間になりました。
日本人経営ということで、日本人の味覚に合った食事が提供してもらえるのはかなりありがたいですね。バンクーバー市内の食事も美味しいところが多かったですが、やはり薄口・まろやかな味付けなんかは日本人が調理してくれたものの方が安心感があります。

鮭のホイル焼き。お米とお醤油があるのは嬉しすぎる!

食事を食べながら、翌日の日中の動きについてスタッフさんから確認がありました。
翌日、我々のグループはベルトラ経由で個別手配したオプショナルツアーに参加します。
ロッジにもオプショナルツアーがありましたが、そちらとは出発時間が少し異なっていたため、集合場所まで送迎していただくことになりました(送迎はオプション扱いなので有料)

ユーコンの地ビール

○オーロラ鑑賞

夕飯の後は各自自由行動で、オーロラ鑑賞も各自のペースで庭に出ることになります。
オーロラが出現するのはだいたい23時〜深夜2時くらいが多いということで、私達の部屋では順番にシャワーを浴びたり鑑賞用の防寒具に着替えたり仮眠を取ったりと準備を進めます。

余談ですが、部屋の暖房が強すぎてシャワーの後は暑すぎて防寒具を着るどころではなく、持参している中で一番薄いトップスを着て過ごしていました。ロッジ全体で温度管理しているため、部屋ごとに設定温度を下げるとかは出来ないそうです。体温調整できるように色々な厚さの服を持っていくのって大事なんだな…と痛感しました。

・防寒準備

ロッジでは以下の防寒具を借りることができました。
・防寒ジャケット
・防寒パンツ
・スノーブーツ
・手袋

これらは極寒地用に特別な布で作られているため、全部を身につけるとかなりの重量感です。たぶん東京でお目にかかる事はない分厚さでした。
中に数枚着込んだとはいえ、風や冷気をまったく通さなかったので初日の夜に着たときは感動しました。
上記以外のものは自分で準備する必要があります。

私がオーロラ鑑賞用に持参した防寒具は下記のものです。

・耳当て付きの帽子
・薄手の手袋
・フリース
・タートルネックのニット
・ネックウォーマー
・タイツとレギンス
・ヒートテック
・靴下(薄手と厚手を複数枚ずつ)


顔はマスクで防寒しようと思っていましたが、不織布のマスクは呼吸する時の水蒸気ですぐびしょびしょになってしまったので最終的にネックウォーマーを鼻まで引き上げて使っていました。

フリースやニットはユニクロで買って元々持っていたものを持って行きました。
タイツは120デニールくらいの厚手のものを防寒パンツの中に仕込み、その上から靴下を重ねていました。
薄手の手袋はオーロラ発生待機中にカメラを操作したりスマホを触る際に必要でした。貸し出しされる手袋は冷気を通さないように分厚くできているので細かい作業には向いていません。

あとは貼るカイロも何枚か持って行き、背中や腰やお腹など温めた方がよさそうな部位にひたすら貼っていきました。

基本的には薄いものを重ね着して空気の層を作り、身体の熱を逃さない事が大切だそうです。

防寒用に様々な服を持参しましたが、中でもアウトドアブランドのアパレルがかなり優秀だったなと思います。
私は山登りが趣味の母親からモンベルの靴下を何足か借りていきました。登山グッズは過酷な自然環境と相性がいい。

・いざオーロラ鑑賞へ

23時頃からロッジの庭へ出てオーロラの出現を待ちます。
オーロラは鑑賞する地域にもよりますが、ホワイトホースでは東の空から出現してくるそうです。
そのためロッジの庭は東に向いて開けていて、鑑賞する時は建物に背を向ける形となります。
ロッジの室内照明を消すと周囲には全く明かりが無くなりますが、雪の白さがわずかな月明かりを反射しているのか完全な暗闇とはならなかったのが印象的でした。

待ち続けること1時間半ほど。時刻は午前1時近くです。
雲も少なくよく晴れていて星が綺麗に見えていたので何度かカメラのシャッターを切ります。

(画面を明るくしないと見えないかも)

なんか…色が違う……?
カメラのプレビュー画面を見ると今撮ったところがほんのり緑がかっていました。

夕飯の時のスタッフさんの話によると、この日のオーロラは観測予報上かなり大きなものが来るとのこと。
期待が高まります。

さらに待つこと1時間、時刻は2時過ぎ。
カメラで撮ると少しずつ緑の色が濃くなっているのが分かりました。

この時、カメラではハッキリオーロラが発生している事が分かりましたが、肉眼では空は真っ暗のままでした。

ピークは大体午前2時頃までということでしたが、初日なのでもう少し粘ろうと思い、結局この日は3時過ぎまで起きていました。

3時まで起きて撮影したオーロラ写真がこちらです。
ピント合わせがうまくいかずボケているものも何枚かあります。

カメラを通すとカーテンのように次々と形を変えてオーロラが発生しているのがよく分かります。
ずっと暗闇を眺めているので少しずつ目が慣れてきて「あそこだけ空の色が違う気がする」といった差分は分かるようになっていたのですが、最後まで肉眼ではハッキリと観測することは出来ませんでした。
ちょっと期待外れの結果に「こんなもんか〜」と思いながら、明日は午後からオプショナルツアーで市内まで出るのでこの日は就寝することに。


ホワイトホース初日の夜は以上です。
次回はオプショナルツアーで巡ったユーコン野生動物保護区とタキーニ温泉、2回目のオーロラ鑑賞チャレンジの様子をお届けします。

記事はこちら↓から

それでは。

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