北海道一周徒歩旅行(11日目)厚岸〜東梅
厚岸から根室市東梅まで63キロの間宿泊施設が無いので、この日は長丁場となる。朝5時に出発したかったのだが寝坊してしまい、45分遅れで急いで宿を後にする。幸い曇り空で涼しいのでハイペースで国道44号線を歩く。相変わらず沿道は原生林や湿原が広がる単調な道で、交通量は少ない。
12キロで糸魚沢の集落。ここに駅があったが少し前に廃止されたようだ。人家が2,3軒しかないのでやむ無しか。
朝、パンをひとつかじって出てきただけなので腹が減る。18キロあたりで浜中町に入り、しばらく行くと茶内。
ここのコンビニでようやくちゃんとした食事をとる。と言っても時間が押してるので歩きながら食べたが。浜中町は酪農の町で、至るところに牧場が点在する。家畜の独特の匂いが鼻につく。このあたりの道は平坦で、長い直線が続く。
歩道のない道を歩いているとすぐ横を時速100キロは出ているであろうクルマが通過していく。生きた心地がしない。40キロで道東最後の自治体根室市に入り、やがて厚床駅。
立派な駅舎のある無人駅で、中にはバスの行先、運賃、時刻表などが掲示されている。ここから根室、釧路、中標津空港、更には札幌行きのバスまで出ている交通の要衝だ。
駅前のコンビニで昼食と夕食を購入。コンビニはこの先根室市街まで全く無い。厚床から先も牧場などが広がる見通しの良い道路が続く。
前半から急いで歩いたため、右のふくらはぎが悲鳴を上げている。
スタートから61キロ地点に道の駅スワン44ねむろ。
左手に風蓮湖が広がる。残念ながら曇り空で夕日は見えない。昨日だったら…。
18:45頃今日宿泊するコテージに到着。チェックイン期限の15分前だった。危ない。