walker's high

2015〜2020年にかけて宗谷岬〜佐多岬2970キロ徒歩で踏破。 2021年〜北海道…

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2015〜2020年にかけて宗谷岬〜佐多岬2970キロ徒歩で踏破。 2021年〜北海道一周徒歩旅行挑戦中。 普段からあちこち歩き回ってます。

最近の記事

北海道一周徒歩旅行第3弾 総括

今回は7日間で中標津から枝幸町乙忠部まで、352キロ歩きました。特に前半の5日間で知床峠越えを含む278キロと、かなりの強行軍となりました。 4日目からは左足の小指のマメが潰れ、常時痛みを抱えながら、また最後の2日間は雨と厳しい寒さとのたたかいで精神的に疲弊してしまい、当初の計画通りの日程を消化することができませんでした。 コースの状況については、前回の道東編のように何もない原野を延々と歩き続けるということは少なく、知床連山、オホーツク海、サロマ湖、両サイド畑や草原が広が

    • 北海道一周徒歩旅行(20日目)雄武〜乙忠部

      6月22日、紋別は今日も朝から曇り空で肌寒く、靴を履いて少し歩いてみるとやはり痛みが強い。こんな状態で浜頓別まで歩くのは厳しい。結局予定を早め今日で最終日とすることを決める。10:01発のバスに乗り雄武町役場に戻ってきたのは11:30。雨は降ってないが防寒のため今日も雨具を身に着けてから出発。 雄武から次の宿泊地枝幸までは52キロ。今の足の状態で一日で歩くのは到着不可能なので、あと一本しかない枝幸行きバスの時刻を見ながら行ける所まで歩くことにする。 雄武市街地を抜け、今日

      • 北海道一周徒歩旅行(19日目)紋別〜雄武

        6月21日、この日は休養日とするつもりだったが、朝起きてみると思いの外足の調子が良い。せっかくだから行ける所まで歩いてみようと思いたつ。連泊するので不要な荷物は部屋に残し、身軽になって7:30に宿を出発。 朝から小雨。今回初めてレインウェアとザックカバーを装着。紋別の市街地を抜け5キロほどで国道238号線に合流。雨のほかに霧も出ていて見通しは悪い。 興部町に入るあたりから国道はオホーツク海のすぐそばにコースを取る。道路と海の間にはハマナスの花が咲き誇る原生花園。晴れていれ

        • 北海道一周徒歩旅行(18日目)富武士〜紋別

          6月20日、この日も朝から曇り空。オホーツク地方はこの先しばらくぐずついた天気になるらしい。 7:45分にピラオロ荘を出発。左足の小指にできていた水ぶくれが破れ皮がめくれたため、歩くたびに痛みが走る。普段より歩く速度が3割ぐらい落ちている。 今日はひたすら国道238号線を歩く。5キロほどで湧別町に入り、やがて計呂地交通公園。 卯原内と同様廃線となった国鉄湧網線計呂地駅のあった場所にSLと客車、他にベンチやトイレ、隣には無人コンビニまであり、野営の最適地と思われる。 1

        北海道一周徒歩旅行第3弾 総括

          北海道一周徒歩旅行(17日目)網走〜富武士

          6月19日。今日も朝からどんよりとした曇り空。気温は13℃しかなく肌寒い。朝5:30にホテルを出発。2.5キロ進んだ大曲で国道238号線に入る。北海道一周徒歩旅行はこの先稚内まで基本ずっとこの国道を歩き続けることになる。 左を見ると、国道に並行して細い道が伸びている。国鉄湧網線の廃線跡を活用したオホーツク自転車道だ。自転車ではないがせっかくなので歩いてみる。道路はきちんと整備されていて、雑草だらけの国道の歩道を歩くよりずっと快適だ。 右手には、国道からは見えない能取湖の珊

          北海道一周徒歩旅行(17日目)網走〜富武士

          北海道一周徒歩旅行(16日目)斜里町日の出〜網走

          6月18日。斜里バスターミナル8:10発知床五湖行きのバスに乗り、昨日のゴール地点日の出バス停まで戻り、歩きを再開。 朝から気温は20℃を超え蒸し暑い。 7キロほど歩いた所で国道を外れ、一直線の農道を真西へと進む。両サイド畑が広がり左手には斜里岳が望める。 ただし大型ダンプやトラクターの通行が多く、またそのせいで道路に轍ができていて決して歩きやすいとは言えない。 17キロあたりで昨日の宿泊地知床斜里駅まで戻り、駅前のコンビニで昼食を買う。 斜里から先は道道769号線を西

          北海道一周徒歩旅行(16日目)斜里町日の出〜網走

          北海道一周徒歩旅行(15日目)羅臼〜斜里町日の出

          6月17日。5:30、民宿まるみ食堂を出発。昨日同様濃い霧が出ているが上空は薄日も差している。 8キロほど歩くと羅臼の中心街。セイコーマートで朝食を買い、道の駅のベンチで食べてから、7:00過ぎいよいよ知床横断道路に挑む。 上空はすっかり雲が取れ日差しが暑く感じる。北海道に来て3日目で初めて見る青空だ。3キロあたりの羅臼野営場を過ぎると人工物も歩道もなくなり、鬱蒼とした樹林帯の中をひたすら登る。 道路に掘られてある滑り止めの溝が丁度よいグリップとなって歩きやすい。いつヒ

          北海道一周徒歩旅行(15日目)羅臼〜斜里町日の出

          北海道一周徒歩旅行(14日目)中標津〜羅臼

          6月16日㈰、午前6時に中標津町のホテルモアンを出発。 気温は12℃、濃い霧が立ち込めて肌寒い。 国道272号線を北東に進む。道は平坦で広い歩道もあり、沿道には牛や馬の牧場が点在する。 15キロあたりで左折し標津町の中心街に入る。 この先宿泊地までコンビニは全く無いのでここで飲食料を多めに補給する。 海沿いに入りさらに霧が濃くなって視程は50メートルもない。 晴れていれば右手に国後島が望める筈だが今日の天気では絶望的だ。 国道335号線をひたすら北へ進む。 標津市街

          北海道一周徒歩旅行(14日目)中標津〜羅臼

          北海道一周徒歩旅行第三弾

          6月16日から北海道一周徒歩旅行の続きを歩きます。 今回は中標津バスターミナルから標津、羅臼を経てオホーツク海沿岸を北上、約400キロ先の浜頓別町まで歩く予定です。

          北海道一周徒歩旅行第三弾

          北海道一周徒歩旅行第二弾 総括

          今回は6泊7日の日程で、大樹町から納沙布岬、厚床から中標津と、324キロ歩きました。 道東は宿泊施設のある町と町の間隔が長く、一日63キロも歩いた日が2日と、かなりの強行軍となってしまいました。また、人工物が何もない単調な原生林の中を歩くことが多く、肉体的にも精神的にもキツかったです。  記録的な暑さに見舞われた前回と違い、初日以外最高気温が25℃を超えることはなく、特に根室は寒いぐらいで、歩くには丁度いい気候でした。最終日土砂降りの雨に降られた以外は天候も概ね良かったで

          北海道一周徒歩旅行第二弾 総括

          北海道一周徒歩旅行(13日目)厚床〜中標津

          6月24日。宿で朝食を頂き、チェックアウト。1キロほど歩いて「ペンケ東梅」バス停、7:09発のバスで厚床駅に戻り、7:40歩きを開始。 今日も曇り空で、昨日ほどではないが肌寒い。国道243号線を北へ向かう。6キロほどで別海町に入る。道の両側は原生林が果てしなく広がっている。 小雨が落ちてきた。午後から本降りになるとの予報が出ているので、早目に合羽とザックカバーを装着。10キロで奥行。少し寄り道して旧国鉄標津線の奥行臼駅を訪問。廃線後30年以上経っているのに素晴らしい保存状

          北海道一周徒歩旅行(13日目)厚床〜中標津

          北海道一周徒歩旅行(12日目)東梅〜納沙布岬

          6月23日。3:30に起床。部屋から窓の外を見るとすでに完全に明るくなっている。曇り空、気温は6℃で手がかじかむほどの寒さの中、4:40に出発。昨日と同じ宿に連泊するので、余計な荷物は残して身軽になって歩く。温根沼大橋を渡り国道44号線は根室市の住宅街に入る。 朝から濃い霧に包まれていて視程は100mもない。やがて4車線、中央分離帯のある立派な道路に出る。根室市の中心街だ。 7:00ごろ根室のご当地コンビニ、タイエー西浜店で朝食に、名物のやきとり弁当を食べる。 釧路から

          北海道一周徒歩旅行(12日目)東梅〜納沙布岬

          北海道一周徒歩旅行(11日目)厚岸〜東梅

          厚岸から根室市東梅まで63キロの間宿泊施設が無いので、この日は長丁場となる。朝5時に出発したかったのだが寝坊してしまい、45分遅れで急いで宿を後にする。幸い曇り空で涼しいのでハイペースで国道44号線を歩く。相変わらず沿道は原生林や湿原が広がる単調な道で、交通量は少ない。 12キロで糸魚沢の集落。ここに駅があったが少し前に廃止されたようだ。人家が2,3軒しかないのでやむ無しか。 朝、パンをひとつかじって出てきただけなので腹が減る。18キロあたりで浜中町に入り、しばらく行くと

          北海道一周徒歩旅行(11日目)厚岸〜東梅

          北海道一周徒歩旅行(10日目)釧路〜厚岸

          6月21日。昨日と打って変わって上空はきれいな青空が広がっている。7:30に宿を出発。 市街地を4キロ程歩いて釧路町に入り、国道に合流する。国道番号は、釧路市内で38号から44号に変わっている。 やがて釧路町の中心地、別保に入る。鉄道駅や市役所、住宅などが立ち並ぶがコンビニ、スーパーは見当たらない。 別保を過ぎると歩道のない二車線道路。両サイドは何もない原野が広がっているが、交通量はそこそこ多いので、あまり心細さは感じない。 道は内陸に入り、5キロほどダラダラとした登

          北海道一周徒歩旅行(10日目)釧路〜厚岸

          北海道一周徒歩旅行(第9日目)白糠〜釧路

          未明からの激しい雷雨のせいで今日も寝不足。午前8時に白糠を出発。空は晴れ間が出て日差しが暑い。 海を右手に見ながら平坦で真っ直ぐな道を進む。 西庶路、庶路と鉄道駅やコンビニのある集落を過ぎ、10キロ過ぎ道の駅しらぬか恋問。北の空を見上げるとどす黒い雨雲…道の駅でしばらく様子を見るも、雨は降らなさそうなので、出発。 少し行くと釧路市に入る。鼻につんざくような潮の香りがする。 突然大粒の雨が落ちてきた。慌てて合羽とザックカバーを装着するが5分ほどで止み、すぐ日が差してきた

          北海道一周徒歩旅行(第9日目)白糠〜釧路

          北海道一周徒歩旅行(第8日目)浦幌〜白糠

          6月19日㈰ 池田駅始発6時59分の普通列車に乗って7時51分浦幌駅に到着。コンビニで買ったパンを食べてから出発。 1キロほどで浦幌の市街地を抜け、国道38号線に入る。今日は白糠までずっと38号線をたどる。 午前中は合羽を取り出すか迷うほどの小雨。流石に二桁国道とあって交通量はそこそこ多いが、両サイドは相変わらず原野が広がり、人家はおろか人工の建造物すら見当たらない。 1キロ毎のキロポストだけを心の支えに、ひたすら無心で歩き続ける。 山間部のためトンネルとアップダウンの連

          北海道一周徒歩旅行(第8日目)浦幌〜白糠