キーボード入力のあれこれを自由にカスタムできる「AutoHotKey」の基本的な使い方
AutoHotKeyとは?
カスタムショートカットキーを自由に作成したり、キーの入れ替えを行えたりします。
Excelで例えるなら、VBA,GASといって良いと思います。備忘録として記録してきます。
インストールして動作確認してみよう
上記サイトからインストールを行います。
インストールが完了したら、エクスプローラを開いてください。
#a::Run "explorer"
b::z
ここまでの操作を行うと、「ショートカット」と「キーの置き換え」の動作確認ができます。
①Win + Aを押してみてください。エクスプローラが起動するはずです。
②テキストボックスで「B」を押してみてください。「Z」が入力されます。
キーをリマップする
「Bキー」を「Zキー」にリマップする記述が以下になります。
b::z
コロンで挟んでいるだけです。簡単です。
※大文字小文字の判定があるので注意してください。
英数字のキーだけでなく、他の要素も置き換えることができます。
CapsLock::Ctrl ;CapsLockをCtrlにする
MButton::Shift ;マウスホイールクリックをShiftにする
RAlt::RButton ;右Altをマウス右クリックにする
さらに詳しくはこちら↓
ショートカットキーを作成してアプリを開く
ショートカットキーでアプリを開くようにしたい…。
そんな時の記述が以下になります。
#a::Run "explorer"
中身は、下記のように赤と青の2タイプに分かれてるだけです。
「#a」は「Windowsキー + Aキー」のこと。
「Run "explorer"」でexplorerという名前のアプリを起動する。
それらが「::」で挟まってる状態です。
実行すると、動作確認の時と同じようにエクスプローラが開くはずです。
Win,Alt,Ctrl,Shit記述を確認
Win,Alt,Ctrl,Shitキーをそれぞれの対応する表記は下記の通り。
「#」 Windowsキー
「!」 Altキー
「^」 Ctrlキー
「+」 Shiftキー
下記がサンプルになります。
# windowsキー
#a::Run "explorer"
! Altキー
!a::Run "explorer"
^ Ctrlキー
^a::Run "explorer"
+ Shiftキー
+a::Run "explorer"
実際に押すキーの先頭に装飾キーが付くだけですね。
装飾キーが2つ以上ある場合の設定方法
「Win + Alt + A」でエクスプローラを開くには?
装飾キーを二つ並べる(順不同なので下記どちらでもOK)
#!a::Run "explorer"
!#a::Run "explorer"
aの前に装飾キーを並べるだけでOKです。順不同です。
ちょっとした応用の話
;「Win + A」でアプリを複数同時起動する記述
#a::
{
Run "notepad"
Run "Explorer"
}
;「Win + A」「Win + B」どちらでもアプリを起動する記述
#a::
#b::
{
Run "Explorer"
}
また、さらに追加で記述することで特殊な動作も可能。
< 左側指定 (左側Alt+Nなら<!nとなる。)
<!a::Run "explorer"
> 右側指定
>!a::Run "explorer"
* ワイルドカード (Win+Nだけに限らず、Win+Alt+N,Win+Ctl+Nなどでも起動するようにできる。)
*#a::Run "explorer"
~ ネイティブ保護 (元々キーに設定されていたショートカットも実行される。)
~#a::Run "explorer"
指定するアプリ名は、インストールアプリ一覧が参考になる。
ただし、Microsoftストアのアプリは指定できない模様。(Windows側の仕様)
その他キーは以下にまとめられています。
ここまで記載した基本操作がわかると、リファレンスに記載されている内容もわかるようになりましたので、備忘録として残します。
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