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#会計クイズ はなぜ熱量が高いのか? #マーケティングトレース

はじめての人も、既にお知り合いの方も
おばんでございます。 

たいまです。今回は、Twitterで話題の#会計クイズについて#マーケティングトレースをします!

お付き合いください!!
※ファイナンスラボメンバー目線の分析になってます。決して、ステマではありません。(笑)

そもそも会計クイズとは?

会計クイズとは
大手町のランダムウォーカーさんがTwitter上で行う会計リテラシーを養うクイズと、関連のコンテンツの総称です。(総称とします。)
毎週日曜日21時に会計を切り口にした、企業比較のクイズが出題されます。
※こんな感じ☟

アカウント開設から、約2年でTwitterのフォロワー数は3.5万人を突破しています。

大手町のランダムウォーカーとは?
「日本人全員が財務諸表を読める世界を創る」を掲げ、会計クイズをはじめとするコンテンツを提供しています。外資系コンサル企業出身の公認会計士の男性です。元ゲーマーらしいです。

なぜはじめたのか?
ビジネス基礎力である会計知識を普及させるために、コンテンツを展開しています。
ビジネスの3大基礎と呼ばれる、英語、プログラミングの学習方法や環境が整いつつある中で会計だけ取つきにくく、長続きしづらいという課題に気づき会計クイズを始めました。

会計クイズ修正版

会計クイズはただSNSでバズっているだけのコンテンツと思っている人も少なくないと思います。しかし、実は想像以上に戦略が練られ、私たちのもとに届いているんです。
一言で表すと、「コンテンツ力と熱量」のコミュニティマーケティングが展開されています。
実際にマーケティング視点から読み解いていきます。

フレームワーク分析

STP
S:自己投資、リテラシー市場
T:ファイナンスを学びたいビジネスパーソンや学生
P:取り組みやすく、楽しみながら学べる
ポジショニングマップ☟

会計クイズマーケティングトレース①

僕のような社会人になる前の学生やファインナンス初学者の社会人が楽しく学べるコンテンツになっています。

AIDMA
会計クイズのコンテンツは大まかに以下の4つが展開されています。
・Twitter#会計クイズ
・Instagram
・オンラインサロン
・オフラインイベント
会計クイズを認知して、サロンメンバーになるまでの動きをAIDMAに当てはめてみました。

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認知からSNSでのシェアまでそれぞれのコンテンツに意味があります。
次の見出しでは各々について分析していきます。

コンテンツの魅力

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Twitter#会計クイズ
毎週日曜日21時にクイズを投稿しています。クイズはアンケート機能で解答する形式です。特徴は解答根拠がリプや引用RTで集まる点です。出題されるクイズは解答を判断できる論点が散りばめられています。さらに、説明するオンラインサロン等で大手町さんが「根拠を含めて正解することが大事」とおっしゃてるため、解答根拠を含めて解答する人が出ていると予測できます。

UGCが発生し、出題するたびに新規ユーザーに会計クイズがリーチされます。

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UGCを発生させるユーザーのフォロワーは会計クイズのコンテンツと親和性が高い場合が多く、フォローの連鎖が発生しやすいと考えられます。

また、発生したUGCを大手町さんがRTするためクイズ出題直後は、フォロワーのタイムラインに会計クイズ関連の情報が溢れるため、コンテンツの熱量が新規ユーザーにも伝わりやすくなっています。

Twitter上で、いわゆるULSSASの流れができています。

※たまに人間味ある投稿をするのも人気の秘訣かも…

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オンラインサロン ファイナンスラボ
SNS上で会計クイズを認知したのち、グーグル等で検索するとファイナンスラボというオンラインサロンも出てきます。

ファイナンスラボはIRがよめるようになるクローズドコミュティをテーマにファイナンスに関するコンテンツを提供するコミュニティです。プラットフォームはキャンプファイヤーで、パトロン数は約490人です。ビジネス・起業カテゴリーでは7番目のパトロン数を誇ります。月額1,980円ほかのサロンに比べて低価格に設定されています。
※箕輪編集室 5,000円 田端大学 9,800円 

Twitterのクイズよりも難易度があがった 会計クイズやIR資料を読み、シェアするIRペア読書などの複数のコンテンツがあります。
一般的なオンラインサロンでは主催者からメンバーへ一方通行の提供で終わってしまいがちです。しかし、ファイナンスラボではメンバーが個人的にクイズを作成し、出題し合う仕
組みが作られています。

ただ、有益な情報を受け取るだけでなく、自ら負荷をかけてアウトプットし、メンバーからフィードバックを受けられる。そして、改善しより良いアウトプットをする。この繰り返しがオンラインサロン内で行われています。
まさに、書籍ではファイナンスの学び方です。メンバーが主体となってアウトプットがでるコミュニティは非常に熱量が高いと考えれます。

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オフラインイベント

会計クイズではオフラインのイベントも開催されています。イベントは大きく2種類です。
サロンメンバー向けの定期勉強会(新規メンバーも参加可能)
サロンメンバー以外の方に向けた財務勉強会
です。大手町さん曰く、毎回、満足度90%を超えます。会計クイズのより深い内容や基本的なIR資料の読み方などがテーマです。

※過去のテーマ
11月はゲーム業界分析は特に神回でした。モッチーさんのイベントレポートをぜひお読みください。

コンテンツが濃いのはもちろんですが、ポイントは大手町さんの圧倒的なプレゼンです。
プレゼン力とスライドの完成度の高さで非常にわかりやすく、ファイナンスを勉強できま
す。参加者は約2時間のイベントでも一秒たりとも気が抜けません。一回のイベントで400枚以上のスライドが高速で展開され、参加者はメモを取る暇がありません。

これはメモを取らずにコンテンツに集中することで、参加者の集中力と熱量を高めるためと考えられます。
※イベント後にPDFがシェアされるため、メモがなくても振り返りをしっかりできます。

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オフラインイベントは非常に濃密なイベントになっています。その証拠として挙げられるのはイベント中のツイート数です。

マーケティング系のイベントなどでよくある、実況中継のツイートがほとんで発生しません。前述したとおり、イベント内のコンテンツ量と思考量が非常に多いためにツイートする暇がないんです。(笑)

しかし、ツイートが全く発生しないわけではありません。イベント前、イベント後に感想ツイートが数多くあげられています。ポジティブな感想が多く、UGCからも満足度が高いイベントであるがと受け取れます。

※毎回、感想ツイートが発生しやすい仕掛けもあります。

また、上記で紹介した定期イベントにどうしても参加できない人メンバー向けにライブ中継やストリーミング配信も行われます。
イベント当日はオンラインチャネルが開設され、ライブ配信動画を見ながら、オンライン参加者が会話をしながら楽しんでいます。これも、サロン内の熱量や満足度を落とさない工夫の一つで、地方のメンバーや都合が合わない人イベントに参加できる設計になっています。

※やわラボさんがライブ配信を担当されています。

主催のゆーすけさん

「余談」
Instagram
大手町のランダムウォーカーにはInstagramでもアカウントを開設しています。
基礎レベルの会計クイズや基本的な財務指標の解説を投稿しています。
開設から1ヶ月でフォロワーを5000人に増やし、一時期話題になりました。

現在のフォロワー数は1.3万人に達しています。
このアカウントはウォールの統一感や財務指標がわかりやすく解説されている点が良く取りあげられています。

ただ、大手町さんのInstagramの本来の強みはそこではありません。
ここまで、会計クイズのコンテンツを育てあげたからこそできる特徴があります。

それは「オフラインイベントを前提とした投稿」を行っている点です。

前述した、オフラインイベントも回数を重ね、参加者のファイナンスリテラシーにも差が生じるようになりました。
※僕が初めてイベントに参加した時は販管費すら分かっていませんでした。(笑)

新規参加者が増えると同時に、古参の方々のレベルもどんどんと上がるとイベント難易度設定次第では満足度にバラつきが出る状態になってしまいます。新規参加者にレベルを合わせると古参の方には簡単すぎてしまうからです。逆もまた然りです。

この課題の解決法として導入されたのがInstagramアカウントです。
参加者のリテラシーの差を埋めるツールとして機能しています。

僕のようなファイナンス初心者は基本的なファイナンス知識すら曖昧です。イベントのクイズや解説でも、分からない指標が登場します。その際に、いちいちGoogleで検索しなくとも(そもそも、検索する暇がない)Instagramを手元に置きながら、参加すれば時間を掛けずに指標をインプットできます。
いわゆる、辞書として活用できる設計になっています。

また、Instagramアカウントとしてもコンテンツ量を増やさずとも、イベントをするたびにフォロワーが増えていきます。

つまり、オンラインとオフラインを交差させる新しいSNS運用を行っています。

マーケティングを駆使し、熱量高いコミュニティ

ここまで解説した、会計クイズの魅力をまとめます。

ユーザーインサイトをつくコンテンツ
ファイナンスを学びたいけど、挫折してきた人が楽しめるコンテンツ
SNSを起点にバズが生まれ、認知を拡大する
コンテンツを出すたびにバズる仕組み
活発化のためのコミュニティマーケティング
コミュニティ内でもコンテンツ力と自発性で熱力が高まる状態を作りあげる

また、この他にもオンラインサロン内で独自の勉強会が開催されたり、簿記試験にチャレンジしたり、企業分析を発信する人が自然発生しています。
僕も北の達人の分析はマーケティングトレースと会計クイズの合わせ技でアウトプットに繋げました。
※マーケティングトレースだけでなく、ファイナンスラボのメンバーにもフィードバックをいただきました。シェアありがとうございました。

コミュニティの熱量を維持し続けるのは難しいです。しかし、会計という軸だけでここまで、熱量を保ち続ける設計とコンテンツ力を提供し続ける会計クイズのマーケティングは非常に参考になります。

※3/28(土)もオンライン勉強会の熱量もハンパじゃなかったです。
コメント数がえげつなくて、楽しかったです。

今回はこれで以上になります。

P.S.
会計クイズの書籍がでるらしいです。というか昨日発売されました!
(∩´∀`)∩

カテゴリー1位、出版前重版にもなっていたそうです。復習のためにも1000回は読み込みます!!!!!!!11111

今回もお読みいただきありがとうございました。

Twitterもやってます。マーケティング関連の記事のキュレーションや企業分析に関わる内容を発信しています。ぜひ、フォローしてもらえたら嬉しいです。



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