日記 #20 『会話レベル』

昨日、久々に高校の時の友達と会った。上手く話せるか緊張してたけど、割と昔の感覚があって何とか平気だった。話す相手ごとにレベルを上げ下げさせていると、自分でも訳分からなくなる時がある。傾向とかもそうかもしれない。「この人はこういう会話が好きだよな」って思ってても全く違う時とかある。高校の友達と話す時はだいぶ、会話のレベルを上げないといけないから大変だ。色々と高校の時の話で盛り上がった。過去の思い出話ってなんであんなに楽しいのだろう。まぁきっと、今に希望がないから過去に縋っているんだろうなと思っている。現在から未来にかけて期待がないと、何を支えにして生活していけば分からないから、過去を杖にして毎日を生きていくのだ。

そういえば応募していた電撃大賞の1次選考の結果が出た。しっかり落ちてた。僕もしっかり落ち込んだ。どこか心の中で「まぁ流石に1次は受かるよな」みたいな考えになっていたから。しかし蓋を開けてみれば、なんとまぁ。
けれどそれもそうだよなと思う。締切ギリギリに書き終えてる時点でダメだし、大して練っていない終わり方にしてしまったし。そういうのって案外バレるもんなんだよな。「あ、こいつラスト思いつかなくて適当に締めたな」って。僕ですら分かる時があるから、プロからしてみたら一目瞭然なわけだ。
つまり僕は4ヶ月間努力して書いた、10万字を全て無駄にしたわけだ。10万字だ。多いのか少ないのか僕は、そこまで多く物語を書いているわけじゃないから判断のしようがない。ただ、途方に暮れ頭悩ませて書いた文章も全て塵芥となって消えたのだ。非常に残念で残酷な話。しかしそれは然るべき結果なのだ。
怠惰、惰性で書いていた小説が誰かの心を打つのか?
そんなわけが無いのだ。この結果は僕の怠惰が産んだものなのだ。しっかりと自省して、次に生かさなきゃならない(今さっき大賞に出した小説を見返してたら、しっかりと誤字があった。こんなんじゃ落ちるな、とつくづく思った)。

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