日記#15 『文章の未来』

文章に未来はあるだろうか? もっと具体的にいえば、小説家に未来はあるだろうか?
昨今のYouTubeブームの到来によって、文章の未来の扉は限りなく閉ざされているように思う。若者は文章から自身の中で映像として具現化させることをしているだろうか。文章から行間を読んだり、自身で考えたりしているだろうか。
到底そうは思えない。雑誌は売れなくなり、文章(小説や批評文、全て)の売れ行きも怪しくなっている。もちろん、電子書籍も含めだ。文章の、より具体的に言うなら文学作品に未来はあるのだろうか。
映画化されたものばかりが流行し、原作は読まれないなんてことが蔓延っているのだろうか。僕はそこまで映画を見ないし、憶測の域を出ないけれど。
なんて真面目に考えたところで、僕にできることはひたすらに書くことだけだ。しかし需要がなければ、書いたところで読まれない。書いても、伝わらないんじゃ意味がない。だからどうすれば読まれるのかを考えなければならない。

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