PT イシトビ

回復期病院⇨訪問リハビリテーションを経験し、現在は保険外リハビリ事業で脳卒中の方の笑顔…

PT イシトビ

回復期病院⇨訪問リハビリテーションを経験し、現在は保険外リハビリ事業で脳卒中の方の笑顔を広めるため、マンツーマンのリハビリだけでなく、脳卒中当事者会「未来へつなぐ会」といったコミュニティを広めていく活動をしています。 気軽にご意見やご感想もらえるとうれしいです。

最近の記事

今のリハビリは納得したものですか?〜双方向の意思決定〜

リハビリ場面で一方的にリハビリスタッフから言われたことをしているという方も多いと思います。 内容や目標を理解して、納得して双方向でのリハビリであれば何も問題ありませんが、そうではなくリハビリスタッフもしくはクライアントの一方向でのリハビリになっている場合は疑問を持つべきです。 今回はリハビリを受ける側の心構えや準備について、Evidence-Based practice(EBP)の観点も含めて解説していきます。 双方向で考えるオーダーメードの意思決定 エビデンスという

    • 半年以上経過しても脳は変化する(可塑性)

      「脳が損傷を受けると脳は変化しなくなります。」 「半年以上経過するともう良くなりません。」 病院に入院している時にこの様に言われた経験はないでしょうか。 ひと昔前までは一度脳が損傷されると、その後変化はしないと考えられており、発症から6ヶ月経過すると脳卒中後の手足の機能は一定で変わらなくなると言われていました。 しかし、最近の脳科学の研究では、発症から6ヶ月以上経過しても脳内の手足に関わる脳領域は適切なリハビリをすることで変化することが報告されています。 今回は、脳卒中

      • 脳卒中後のリハビリで重要なこと

        脳卒中後のリハビリにおいて最も重要なことは生活で使うことができることです。 特に麻痺手のリハビリにおいて、当事者の方からよく聞く言葉として、『リハビリの時はできるが生活では使えない』です。 Andrewsらは「訓練室で可能な行為」と「日常生活において可能な行為」は全く質が異なることを報告しています。(1 麻痺手のリハビリにおいては日常生活で使用できるか?といった観点がとても重要になるのです。 今回は、麻痺手のリハビリについて生活で使える手にするための行動変容について解説して

        • 脳梗塞後のリハビリをいつまですればいいのか?

          脳梗塞後のリハビリをいつまですればいいのか? と悩んでいる方も多いと思います。 結論から言うと、今そのように思っている方は『今すぐ辞めるべき』です。 ビックリした方も多いと思いますが、本気で良くなりたいと思っている方にいつまで経っても変化がないリハビリをしていただきたいと思ってきつい言葉を伝えています。 今回はリハビリテーションの本来の意味や考え方について解説します。 リハビリテーションとは リハビリテーション(Rehabilitation)とは「Re:再び」+「hab

        今のリハビリは納得したものですか?〜双方向の意思決定〜

          自己紹介|はじめてのnote

          はじめまして。よろしくお願いいたします。 自己紹介名前:PT イシトビ 職業:理学療法士 L脳卒中の方を専門にした保険外リハビリ事業を行っています 趣味:釣り L日本海がすぐ近くで小さころから釣りを行っていました。 やりたいこと退院後の脳卒中当事者の方の「できない」「やれない」「諦める」をなくすためのサポートをしていきたい 具体的に何を行いたいのか 保険外でのリハビリを通して身体の変化をあきらめない 退院後の不安や孤独を解消するための脳卒中当事者会「未来へつなぐ

          自己紹介|はじめてのnote