りすが運んできた胡桃が勝手に成長した!
春に起きたほのぼのしたお話を一つ。私はアパートの2階に住んでいるのですが、ベランダに植物の鉢が置いてあります。冬の間、土の入った鉢をズボラで片付けずにいたのです。春になったら、そこから緑の植物が生えてきました。てっきり雑草の種が飛んできたのだと思って、また放っておいたんです。
ある時、新しく植物を買ったので、その鉢に植え替えようと思って、まずは雑草を抜いて捨てようとしました。そうしたら、根っこから出てきたのは胡桃。胡桃が半分に割れていて、そこから緑の芽を生やしていたんです。もう結構大きくなっていました。でも誰が胡桃なんて植えたの?そうだ、犯人は庭に住んでいるリスしかいない!リスが秋に、あちこちに餌の胡桃を隠して、それで忘れてしまったんです!リスあるあるです。
私はドイツの田舎に住んでいて、庭には大木が3本あります。そこにリスが住みついているんです。リスなら2階でもお手のもの。とにかく雑草ではなくて、胡桃の木だとわかり、大切に育てることにしました。でもベランダではなく、公共のガーデンに寄付して、そこで育てています。今はまだ小さいので生存競争に勝ち残れなさそうです。だからまだ鉢植えです(トップ写真を見てください)。でももう少し大きくなったら、土に植えかえてあげようと思っています。
いつか大木になって、胡桃をたくさんつけてくれるといいなあ。未来の住民が胡桃を喜んで食べている様子を想像しながら夢見ています。