視座が低いことの良さ
視座とは、物事を見る姿勢や立場のことです。
視座を高めるためには〇〇すると良い、といった自己啓発も良く聞きますよね。
個人的にはあまり使わない表現ないのですが、高い・低いといた高低で表現されます。
物理的に高い位置にいると遠くを見渡せますよね。
スカイツリーにのぼってみる景色は、都内を一望できます。
地上にいると見える範囲は減ります。
ビジネス用語として良く聞くので、視座を高くして俯瞰した視点から全体をみることが、ビジネスにとっても必要なんだろうと捉えています。
いくら努力しても方向性が違うと目標達成は難しいでしょうし、目の前のことに邁進する視点と、先行きを見据えてなにをしたほうが良いのかという視点、どちらも必要ですよね。
ビジネスで大成功した人が宇宙に興味を持つことも、俯瞰視点の延長があるんですかね。
俯瞰する視点のことをbird's eye view(鳥瞰図)とも言います。
スポーツ選手でも、プロサッカー選手でコート全体を俯瞰してプレーしている有名選手はテレビでも取り上げられています。
普通の視点と違うからこそ他の選手との差別化が出来るのでしょうし、目の前のプレーに追われていたら難しいことも感じます。
だからこそ、優位性が高い能力なのかもしれません。
視座が高ければ高い方が良いのか。
それは、違うようにも思います。
低い視点が大切なことも間違いないと思います。
私は、最近ピラティスという健康体操のコースを受講しています。
3月に資格試験があるのですが、それまでにいくつかピラティスクラスを受講しているところです。
ある程度出来ていると思っていた運動の精度が低かったり、そもそも出来ないエクササイズの壁を感じています。
普段、仕事で運動を教えている立場ですが、教わる立場を体験中です。
日常のルーチンで過ごしているとあまり感じませんが、初心者のような感覚です。
(ピラティス初心者ではないのですが、今回のエクササイズの強度はあまり経験がないので)
自分があまり関わっていない分野に挑戦しないと味わえないですよね。
結果的に、いまの心情としては燃えています。
視座の低い状態、初心者のような感覚を味わうことで、闘争心というか本気度が高まったように感じます。
新しいことに挑戦することの大切さを実感しているのかもしれません。
高い視座、低い視座、どっちも大切ですね。