寛容な世な中を!
·······と謳いつつ、謹慎になったり解雇になったり。
元々芸能界ってところはある種アウトローな世界。
暴力団新法なるものもあり、さらに地下深く潜り、一般素人には傍から見ただけではわからないようになってる。
彼らだって人間なのだから食いぶちは稼がねばならない。
この間ネットで読んだのだが、今流行のタピオカの専門店、結構いるらしいですよ。でも面向きはまっとうな会社のようにしなければならないから、そこは巧妙に仕組んである。
タピオカ専門店、勿論下っ端はただのアルバイト。自分達がそんな会社に雇われているなんて知る由もない。アルバイトを雇っている人も、もしかしたら雇われで、雇っているものがそうであるとかは知りもしないかもしれない。さらにその上くらいでやっと知っているくらいなのかもしれない。
彼らは事稼ぐに関しては手段を選ばないので、タピオカはそもそも原価が安く、しかも開店もたやすい。調理師免許などの特別な資格も必要なければ、店の規模も小さくて済む。初期投資も要らない。こんなに稼ぎやすい仕事が他にあるだろうか。そして流行が去ったら、引き上げ時を見極めてサッサとたたんでしまえばよい。まさにうってつけの商売。私が彼らの立場であれば、やらない訳がない。
別に擁護している訳ではないのだが、少しの間違いも赦さないような最近の世の中に生きづらさを感じている人がいるのも確か。
某所に保育園をつくるのに、周りの環境との違いに子供が気がついて妬みや恨みが芽生えるかもしれないからかわいそうという意見が出て、それがまっとうな意見のように浸透してしまう世の中はやはりどこか寛容ではない。