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Photo by
ekakinonakagawa
たぬきときつね
とある投稿で、日本に来た外国人が意気揚々と蕎麦屋に入ったところ、そこに「たぬき」と「きつね」と書いてあり、この国はこんな獣を食する文化だったのか?!と驚いたというエピソードを読んで、大いに笑ったのだが、同時にふと何故たぬきやきつねなのか?!
という疑問が湧いた。
ググってみたのだがどうもはっきりしなかった。それに関東圏関西圏京都その他諸々タヌキとキツネで違う具材が出てくるのはちょっとした雑学。
いや、それより、
たぬきにしろきつねにしろ、たとえばたぬきであればカチカチ山だとか、人を化かすだとか、きつねだとお稲荷様だとか、日本の古来やら伝承やら昔話などでよく登場する動物。
それを踏まえると、過去、少なくても明治以前の日本では犬や猫よりも身近な野生動物だったのではないかとふと思った。
きつねはもう見ることはないが、実はたぬきはたまにみかけることがある。
つい最近も新宿に出たとかで一時話題になっていた。
犬ほど人に懐かず、猫ほど多産でもないため、里山に追い込まれて人目につかなくなってしまったが、鉄道も自動車もなかった文明開化以前の日本では身近に存在した動物だったその名残がそばやうどんといった、身近だけれども外食の料理名にその名を残したのかなと。