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GOGIRA-1.0やっと観ました

WOWOWで。
2023公開、映画館に観に行かなくて後悔した映画N.O1です、私の内で。

WOWOWのいいところはもちろんノーカットのCM中断ないところです。

いや、よかったです。だから余計に観に行けばよかったなあって思いました。

最近年齢のせいか涙もろくなったような気がしますが、チョロっとホロっときました(号泣じゃあないんかい)。

かの大戦で壊滅な敗戦を期した日本にさらにゴジラの襲撃かい、なんでそんな泣きっ面に蜂、傷口に塩、弱り目に祟り目のような物語にしたんだい、というそこにCMで流れていたあのゴジラの襲撃動画。
ん~やっぱり観に行けばよかった。

史実の敗戦とゴジラというフィクション襲撃をどう折り合いつけるんだろう、とも思っていましたが、無理なくストーリー進んでいました。

守備隊基地に上陸して壊滅させたゴジラですが、ゴジラに込めた意味、例えば敗戦濃厚時に歴史に上がってないかもしれないあちこちの壊滅させれた場所。
例えば3.11そう、あの震災の後の原発事故etc・・・

ゴジラ再び襲撃時の、米国は当時の国際事情で(手助け)出さない、というのがその前のシン・ゴジラとは真逆。でも時代背景から全然違和感がない。

特攻ができなくてゴジラを撃てなかった主人公の起死回生。

ラストのオチ?は予想できたけれど、その通りでよかったと本当に思えた映画でした。(脱出するところね。あの人が生きていたのは予想外だったけれど)

私の両親は戦前生まれで、あと1年戦争が長引いていたら赤紙がきている年齢だった、そうですが、父親の戦争が終わったと知った時の感想は「明日からゆっくり寝られる」です。

ちなみに東京の下町生まれ。あの東京大空襲経験者。


勝利を信じて兵隊に行った人が負けて帰ってきた。負い目があって、それを跳ね返す、リベンジ、今度こそはという意気込み。

映画ではゴジラを倒す、ということに集約されていたけれど、海外が奇跡と呼ぶ、日本の驚異的な復興はこういう思いを持った人達が成し遂げたんだと


そういう想いが込められていたのかなと思うのは

私の考え過ぎでしょうか。

最後に

戦前に行かなかった、負傷した若者にゴジラを倒しに行く時に「お前は連れて行かない」と艦に載せてもらえなかった、まあ後追いで応援にきちゃいましたけれど、死ぬ確率が高い現場に負傷した者連れて行くわけにはいかない、現場を知っているものを遺して今後に活かしてもらう、要は未来を託すために連れて行かなかったわけですよね。
でも真実を告げずに乗せないとだけいうわけです。「万が一の時は頼む」的なことを何も言わずに。

まあ日本人だなあと思うエピソードですよね。照れもあるのか、解ってくれると思うのか。

これは要らぬ誤解を生んで悲劇を生むこともあることだから相手を見極める必要性はありますよね。




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