見出し画像

『砂の器』と木次線

ずいぶん前に野村芳太郎監督の映画「砂の器」を、その後テレビでも別の役者さんが演じる「砂の器」も何度か観ました。

野村監督の「砂の器」は原作者の松本清張さんに自分の原作を超える映画だと言わしめたそうです。
映画化からちょうど50年の節目にロケ地である島根県松江市の出版社から発行されています。

家で仕事の話はあまりしなかった亡夫は長い間記録映画では監督として、劇映画にはチーフ助監督としてついていました。

この本を読んで初めて映画の作り方を知った私は、かつて亡夫が話してくれた、監督がタバコを吸い始めて灰皿を用意するのではなくて、そろそろ吸いたいなあと思ったであろう時にそっと用意するんだと言うような話が腑に落ちました。

著者 村田英治さんは島根県仁多郡横田町のお生まれで、小学生の時に映画「砂の器」のロケに遭遇されたそうで映画のことだけでなく故郷を走る木次線のこと、地域の変遷なども取り上げて一冊の本にまとめていらっしゃいます。

この本のことを知り早速図書館にリクエストしたところ「蔵書なし」との答えでしたが、思い切って電話でお尋ねしたところ、「少しお待たせするかもしれませんが取り寄せます」とのお返事をいただきすぐに届き、感謝して読みました。




いいなと思ったら応援しよう!