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「ストーナー」を読んで

ジョン・ウイリアムズ 著
東江一紀 訳
noterさんのおすすめです。

外国の話はまず登場人物の名前が覚えられず、途中で何度も元に戻り、なかなか読み進められません。
この本も初めのうちは活字の上を目がすべっているだけでしたが、途中から引き込まれていきました。

生まれていきて死んでいく
とても簡潔なことがさらっと書かれています。

 人は誰しも、思うにまかせぬ人生を懸命に生きている。人がひとり生きるのは、それ自体がすごいことなのだ。非凡も平凡も関係ない。がんばれよと、この小説を通じて著者と訳者に励まされたような気持ちになるのは、わたしだけだろうか。

訳者あとがきに代えて 布施由紀子 332頁


裏表紙

装丁も内容も本当に美しい小説だと感じました。

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