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【中国の軍事教育】

(1)義務兵役

 中国では、憲法第55条に兵役の義務があるとされている。しかし、人口約14億人の中国、18歳の男性だけで約1.000万人がその対象となってしまう。現有の兵員数プラス1.000万人も居たら幾ら中国人民解放軍と言えども賄うことは不可能だ。事実上には『選抜徴兵制』となり、生活条件の厳しい農村部を中心に優れた人材が集まり年齢的にも適齢期の人材が多いので他の義務兵役制を敷く他の国家より恵まれているといえる。

(2)兵役に赴くシステム

 入隊に係る法律は『国防教育法』であり、1990年代に鄧小平軍事委員会主席の「赤ん坊から軍事教育を始めよ!」の発言によって全国に13.000カ所もある共産主義青年団組織が体験入隊という形態で『全国少年軍総校』という小中学生の少年少女(小学生7~11歳:初級中学生5・6年制)、(初級中学12~15歳:4年制)は、当該地区の人民解放軍や武警の支援をを受けて実施される。 この体験入隊ははは7月からの夏休み中に実施され、年齢に応じて5日間、7日間、10日間開校される。

ー(授業内容等次回につづく)ー       


                       


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