2次創作の感想ツールとしてマシュマロの代わりにGoogleフォームを使ってみた話
note更新したのいつ以来でしょうか。Fujiです。急にnote書きたい欲にかられてキーボードを叩いています。
1次創作・2次創作を問わず、自分の一生懸命作った作品に対して感想をいただけるとすごく嬉しいですよね。自分はあれこれ考えた作品に対してなんらかのリアクションがあるとめっちゃ浮かれるタイプです。
今回は感想ツールとして、マシュマロの代わりに自分で作ったGoogleフォームでアンケートを設置してみた感想を書き残しておきます。
既にnoteでもGoogleフォームを使ってみた感想についての記事が投稿されているんですけれど、この記事では
・マシュマロの代わりにGoogleフォームに切り替えた経緯
・実際に使ってみてどう思ったか
上記2点をメインにゆるゆると語っていく感じです。
そもそもGoogleフォームって?
Googleフォームはオンラインでアンケートを作成するツールです。Googleアカウントがあれば誰でも簡単にアンケートを作成できます。
フォーマット云々のことは門外漢ですので説明は省きますが、基本的な流れとしては設問を用意して、それに対する回答を設定する感じで作ります。質問の回答に応じて設問が分岐するような設定もできるので応用範囲は広いです。
なぜGoogleフォームを選んだのか
自分はpixivで2次創作をメインに投稿しているんですけれど、ある日(2年前ぐらいだったかな?)匿名用の感想ツールを設置したいなと思い、創作界隈で有名なマシュマロを作って、作品のキャプション欄にリンクを貼るようにしました。
創作をやっている・pixiv等で創作物に触れる方なら聞いたことがあると思います。匿名でメッセージを送ることが出来て、悪口等はこっそり消してくれるアレですね。
pixivにも感想を送る機能はあるんですけれど、アレはユーザー名が出るのでもしかしたら感想の送り手は感想を送ることにためらいを感じてしまうかもしれません。だから匿名ツールを使えば今までよりも多く感想をもらえるかもしれないと思っていました。
ただ、始めてみてもほとんど感想は来なくて、「なんでだろう……」と考えてみたんです。もちろん自分の実力不足ということも大いに関係しています。だけど、それで結論づけてしまうのは面白くない。他の視点から考えられるのではないかと思い、ボンヤリと考えてみました。
そうして色々巡らせて、自分も他の方のマシュマロに感想を送ってみたりして、自分のマシュマロに感想が届かない状況を作り出す原因が2つあるんじゃないかと思いました。
心理的負担のお話――感想を文章にして送り出すのは非常にしんどい
マシュマロで感想を送る場合は、原則メッセージを書いて送信するという流れになります。
しかし、自分の思っていることを言語化して書き出すというのは、たとえ物書きだとしても難しいことだと思います。自分のごちゃごちゃした頭を整理して文章にする作業ってぶっちゃけしんどいですしね。
そして自分で感想を書いていると疲れてきたり相手のことを考えたりして、だんだん気持ちがネガティブになっていくんですよね。
「こんなこと書いて大丈夫だろうか……?」
「うっすい感想になってしまった。送っていいのだろうか……?」
「感想書くのしんどい……やっぱめんどくさいからいいや」
Googleフォームで感想ツールを作った経緯としては、感想を送る側の心理的負担を減らすことができたら、もっと感想を送ってもらいやすくなると思ったことがきっかけでした。
例えば、読んだ2次創作のジャンルや、お話を読んで思ったことをチェックボックスで回答してもらう(尊い・切ない・えっち、など)ことで、感想を送る側の負担を減らそうとしてみました(写真1)。
クリックするだけで感想を送れるようにしてみたら、感想をいただける機会も増えました。ありがたいことに、自由記述欄のところに感想を書いてくださる方も多くいました。
自分で設計できるので、回答者が簡単に回答できるようなアンケート形式のフォームを作成できるのが、Googleフォームで感想を作ることのメリットですね。
マシュマロの機能の問題――コメントが弾かれる
マシュマロは「やさしいコメントだけが届く」ことをコンセプトとしていて、批判的・性的なコメントがあると弾かれたり、一部が伏せられてしまいます。
この性的なコメントが弾かれるというのが厄介で、助平な作品に対する褒め言葉でさえも届かなくなってしまう可能性があります。
自分は、えっちな作品に対しては「えっちだ!」と言われると素直に嬉しいので、写真1のように感想として加えておくことでそのようなコメントを送っても届くし、自由記述欄に書いても弾かれることはありません。
気軽に拍手を送れる「Wave box」
ここで蛇足にはなってしまうのですが、「Wave box」という匿名ツールも紹介します。
「Wave box」はマシュマロやGoogleフォームと同様に匿名でメッセージを送ることのできるサービスです。ここではコメントだけでなく、絵文字を送って応援することも可能です。
こちらも作者に対して気軽に「読んだよ」という意思が伝えられる仕様になっていて面白そうだと思ったので、先日ログインしてマイページを作ってみました。今度出す同人誌の巻末にQRコードを貼ってみようと思います。
Googleフォームを使ってみて
そんなわけで、Googleフォームを感想ツールとして運用し始めてみました。pixivのキャプション欄にリンクを貼り付けてみて、すぐにアンケートに飛べるようにしてみました(写真2)。
設置してみると思った以上に感想をもらうことができ、コメントもいただくことができました(当時のウマ娘はpixivでも圧倒的な人気を誇っていたということも追い風だったとは思いますが)。
マシュマロも同時に置いて、どちらの方が感想が送られるか比較したわけではないので結論づけることは出来ないですが、体感ではGoogleフォームの方が多かったと思います。ありがたいことに、最近冬コミで書いた同人誌の感想もGoogleフォームを通じて感想が送られてきました。
Googleフォームを運用し始めてから感想が増えた理由として以下の2点が考えられます。
・回答形式を工夫したことで感想を送る側の心理的負担が減った(感想を送りやすい環境になった)
・メッセージが弾かれなくなった(実際にR-18作品についてもいくつか感想をいただけるようになりました)
・チェックボックスでの回答→自由記述という回答の流れにしたので、文章が書きやすくなったのではないか
3番目のはGoogleフォーム作成時には想定していなかったんですけれど、仮説としては有力ではないかと考えられます。
作文の授業なんかでワークシートにメモしておくとスムーズに書けるように、事前にチェックボックスに入力をして作品の感想の軸を作っておくことで感想も書きやすくなったことが大きいのではないでしょうか。
とはいえ、マシュマロで感想を送ってくださる方々もいらっしゃいますので、両ツールを併用していくのがベストな使い方なんじゃないかと思いました。
終わりに――やっぱり感想をもらえるのって嬉しい
感想をもらえない理由としてまず考えられるのは、自分の腕が未熟だったからということです。もちろんそれもあると思いますし、もっと精進しなければならないとは重々承知しているつもりです。
ですが、作品を読んでくれた方がツールで作品を送るにあたり何が障壁になっているのか、すなわち、どうして感想を送りづらいのか分析するのも個人的には面白いなーって感じるのです。
読者が感想を送りやすい環境作りを整えれば、届く感想も増えるかもしれません。なにより感想は創作をする上でのモチベーションになります。
Googleフォームは色んなカスタマイズが可能ですので、もし興味がありましたらぜひ色々いじってみてください。
こんな感じで文章を気ままに連ねてみましたが、もしこの記事が創作をされている方の助けになったのであれば、これほどに嬉しいことはありません。
最後に自分の感想フォームのURLを貼り付けて締めくくろうと思います。
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