2024年の我が徳島ヴォルティスの振り返り
こんにちは。ナーゲです。
2024年も残すところあと2日となりました。今年はとにかく、たくさんの様々なことがありました。序盤戦の連敗と解任。その後の復調などなど、書き出したら止まらないくらいジェットコースターに乗っているようなシーズンでしたね。クラブ20周年ということもあり、色々なイベントや記念ユニフォームなど盛り上がっていたシーズンだったなと思います。
そんな2024年の結果は…
8位 勝ち点55 勝利16 引き分け7 負け15 得点42 失点44
でした。
もちろんシーズン前は昇格を誓ったシーズンでしたが、蓋を開けてみれば結果も内容も満足し難い試合もありました。けど苦しいながらにも体を張り、勝利のために全力で戦う選手の姿を見て、来シーズンこそは昇格したいという思いが強まりました。そのために2024年を振り返り、来シーズンの構想を練るのに頭の片隅にでも入れておいてください笑
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1,4バックから5バックへ
前半戦の徳島は主に4-2-3-1や4-3-3を採用していてましたが、4月28日の山形(H)から5バックを採用して以来、最後まで5バックで戦い抜きました。個人的には良い選択かなと思いました。その理由を説明しましょう。
一つ目は
クロス対応におけるメリット
です。
徳島の前半戦の失点は24失点中10失点がクロスやサイドから崩された失点です。他にも失点してもおかしくないシーンは何度もありました。特に徳島のSBはどちらかというと攻撃的なタイプの選手がほとんどなのでどうしても守備の細かい対応が苦手な選手が多い傾向にあります。クロスはボールと相手を両方見ないといけなく難しいです。
またサイドにボールがあるときに4バックだと誰がハーフスペースを埋めるのか。ボランチが降りるのか、CBがスライドするのか。難しい選択になります。
もし相手が2トップだとCBがスライドするのは難しくなります。またボランチが付いていくと、もともとボランチがいたバイタルエリアが空いてしまいます。図にすると↓のような感じです。
このように4バックの守備ではDFラインの一人一人に求められるタスクが多くなります。エウシーニョやハシケンなど攻撃的な選手の守備的なタスクを軽減させつつ、その実力を攻撃で遺憾なく発揮させるためには?
そう5バックです。
5バックの何がいいか。それはクロスの面では相手が入れてくるボックス内に人数をかける。そうすることでスライドなども少なくなります。
また先述し、図示したハーフスペースを誰が埋めるか問題。5バックにすることで自然的に5レーンが埋まります。なのでCBがスライドする必要も、ボランチが下がる必要もなくなります。それ以降大量失点をすることはなくなりましたし、最高でも2失点しかしていません。安定したと思います。
また5バックにして恩恵を受けたのは守備だけではありません。
ビルドアップの面
でもメリットがありました。
それは3バックにすることで既に相手と噛み合いが良い状態でボール保持を進めることができることです。
だいたいのチームは2トップの4-4-2で守備をします。そのような相手の対しては数的優位にビルドアップを進めることができます。
4バックで試合に臨むことでボランチの選手がCB間に落ちて3バックを形成するのか、SBの選手が加わって3バックを作るのか。試合に出てるメンバーの特徴によっても変わっていく。得意ではないタスクを与えられる選手もいるかもしれない。そのような可能性を一蹴してくれます。
2,崩しの妙
今年のゴール前の崩しの中心を担っていたのが両サイドの翼と前線の槍です。みなさんも今シーズンのゴール思い返したらエウシーニョかハシケンのどっちかが絡んでいたと思います笑
それくらいチャンスを生み出していたと思います。特に両サイドから上がるクロスは高精度で触るだけでゴールというシーンを何度も見ました。
自分が今回着目をしたのは前線の動き出しです。今期の前線を象徴するのは坪井清志郎、渡大生、ブラウンノア賢信でしょうね。この三人の組み合わせはは決まった形はありませんでしたが、この三人の柔軟な動き出しが相手の守備陣を混乱させたと思います。
具体的には渡が落ちてDFを食いつかせ、スペースを作りそこに坪井やブラウンノアが裏抜けを狙っていました。そこに岩尾や渡井、児玉から高精度のパスが供給されました。
また両サイドからのクロスやポケットを攻略したシーンは必ず前線の選手が相手のDFラインとGKの間に飛び込んでいました。わかりやすいように、その間をIゾーンとでも呼びましょう。(横に長いゾーンなのでIゾーン)
そのIゾーンに前線の選手が飛び込むことで相手のボックスでのDFラインは下がります。そこの二列目のボランチの選手がフリーで遅れて入ってきます。そうすることでゴール前でフリーな選手を作ることに成功しています。
これはシーズンを通して頻繁に起きていたので、チームとして相当取り組んでいたのだなと思いました。
最後に
まとめです。
まあ増田監督も途中就任から難しい中でより早くチームを軌道に乗せるために特効薬と下のが5バックだったんではないでしょうか。
来シーズンの補強を見る限り4-3-3をしたいのかなーと思いますが、キャンプを開けないとまったくわかりませんし、新戦力がどこまでフィットするかも増田監督の腕の見せ所だと思います。
タムの契約更新コメントを見て、こういった徳島にサッカー人生を捧げてきたベテラン選手が報われる結果になってほしいと思います。
また来シーズンの展望の記事を書きたいと思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
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ではまた!