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地震速報に対する独断と偏見

先日、久々にちょっと大きい地震が起きました。

緊急地震速報の警報音って意図的に人間が危険を感じる音にしているらしいですね。
数年前、この音を聞きすぎてもはや着メロ感覚になっていたのが懐かしいです。

そして今では警報音が鳴ると
 ああ、ここは大して揺れないやつだな
と無条件に思ってしまいます。



数年前の震災の際、私は震源地の隣接市に住んでいました。
震源地の最大震度は7。が、2回。
私が住んでた所は震度6。が、2回。
本震→余震という流れは聞いたことあるけど、
前震→本震なんて知らねぇよ聞いてねぇよ何それwww状態でした。

当時私の周囲には、「どうせまた揺れるやろ」と本震後も家の中の片付け放置勢が沢山いました。
前震でひっくり返った家の中を1日かけて片付けて、本震でまたひっくり返るって賽の河原もいい所です。
やってられません。

さらに、余震もめちゃくちゃ揺れました。
それまで震度3でギャーギャー騒いでた母が、震度4の揺れを華麗にスルーするようになるくらい揺れます。
震度5弱以上でやっと「お、揺れたね」ってなる感じ。

そして、少し大きな余震がくる度に緊急地震速報の警報音が鳴り響きます。

でも実際は地震より遅れて鳴ります。
鳴ったときにはすでに揺れてる状態。

スマホ「ヴィィッヴィィッヴィィッ!!!」

知っとる!知っとる!
もう揺れとるがな!


と思わず携帯にツッコミを入れたくなります。
震源地に近いと速報よりも先、又はほぼ同時に揺れがくるのです。

そんな嬉しくない経験から、警報音が先に鳴った時点で
 震源地から遠い
 (たぶん)震度5以下

と分かるので、構える気持ちがあまり湧きません。
夫も同じなのか、先日は警報音に睡眠を妨害されたことに憤ってすぐに寝ました。
いや、大事なことなんだよ地震速報。
ありがとう地震速報。

案の定、我が家は震度5弱(翌日4に訂正)でした。
震度4は私は地震にカウントしません。
震度5以上からが地震。
震度6以上はヤバい。別次元。恐怖。

地震の思い出は「何か色々大変だった」の一言に尽きるので、また被災者生活するのは嫌だなぁ程度には思います。
が、揺れに対しては変に慣れというか、舐めてかかっている点も否めません。
防災意識を維持するって思ってる以上に大変です。


気象庁は今後1週間は大きな揺れに警戒してほしいと発表していました。


ええ、それは身に染みて分かってる。



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