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本音の置き場所

noteを書き始めて、昨日で1年が経ちました。

思えば1年前、私も何か書きたいとエンジンがかかった瞬間が確かにありました。



すっかり忘れていましたが、きっかけは芸人のバービーのコラムを読んだことです。

バービー
日本のお笑い芸人。
お笑いコンビ「フォーリンラブ」のボケ担当。

Wikipedia「バービー(お笑い芸人)」より


親愛と敬意を込めて彼女のことをバビたんと呼ぼうと思います。

バビたんは元々、芸風もファッションも時々垣間見える生き方のセンスも好きな芸人さんでした。
下品なことをしていても、少しだけ品の良さを感じさせる不思議な魅力のある人だと思っています。

しかし文章も書いてるとは知らず、バビたんが当時月一で書いていたウェブ連載コラム「本音の置き場所」を初めて読んだのはYahoo!ニュースがきっかけでした。

幼少期や学生時代の話、両親の話、芸人になるまでの話、なってからの話、女性としての話…
なかなか赤裸々に、明るい内容もそうでない内容もサクッと語る文章。
語り口からこの人はただ明るくユーモアがあるだけではないなと感じました。そして何より、

まぁ〜読みやすい。


さすが芸人さんです。
言葉を生業にしている人は真面目な話を書かせても読みやすいんだなぁと、ニュース記事に貼ってあるコラムは読めるだけ読みました。

今までも芸人さんが書く文章を読んだことはありましたし、決して過去最高傑作と思うくらい面白い訳ではなかったのですが(いや、面白いんだけど)
とにかくスルスルと頭の中に入ってくる文章でした。

自分の人生のこと、思っていたこと、周りの反応、今考えていること、これからのこと…

 あー私もこんな風に何か書いてみたいな

という気持ちが自然と湧いてきました。
同世代で同じ性別だから余計そう感じたのかもしれません。


そしてそんな気持ちが湧いちゃったら名前だけ知っていたnoteという存在が、私の視界の端で俄然存在をアピールしてきます。

ほれほれ、お前が好きそうな媒体がここに。チラッ

控えめなフリして堂々とアピールしてくるじゃねぇかnote。
SNSは基本見る専だけどnoteはやってみたい。
よし、こういうのは勢いだ。
やってみよう。
どうせ私を知ってる人は誰もいないのだから。


携帯電話の番号で"知り合いかも?"なんてお節介な表示もされないのが、私にはとてもありがたい仕様でした。

誰かに読まれても、誰にも読まれなくてもいい。
私の本音は私を知らない人しか知らなくていい。

noteが私の本音の置き場所になればいい。


そんな勢いで始めたnoteとのお付き合いがあっという間に1年経ちました。

はっっっや!!!


1年が恐ろしく早い。え、怖い。
でも本当に面白かった。
人の記事を読むのも自分の記事を読んでもらえるのも楽しかった。
ものすごく文章を書く勉強になった。

何よりnoteは治安がいい。
書く人も読む人も善意で溢れてる。素敵。好き。
超くだらない話も真面目な話も好きだけ書けるっていい。

仕事復帰したら書く時間なくなるのかなぁ。
嫌だなぁ。何でもいいから書きたいなぁ。


バビたんのコラムは書籍化されました。
書籍化に伴いウェブ上では読めないものもありますが、導入部分は読めるものもあります。


バビたん、私に本音の置き場所をくれてありがとう。



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