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第7回「20-21アーセナル選手名鑑GK・SB編」

第7回「20-21アーセナル選手名鑑GK・SB編」
こんちゃ!どうも、いったーです。
今回から「20-21アーセナル選手名鑑」を書き始めたいと思います。
週末はマッチレビューを、不定期で小ネタ的な記事を投稿していきます。

 前節のリーズ戦で、ペペが愚行により一発退場になってしまいましたね…
クラブレコードの7200万£(=92億円)の大金を叩いて、その移籍金に見合う活躍が出来ない上に今回の退場が重なり、非難轟々です。

“𝐘𝐞𝐬𝐭𝐞𝐫𝐝𝐚𝐲 𝐈 𝐡𝐚𝐯𝐞 𝐥𝐞𝐭 𝐦𝐲 𝐭𝐞𝐚𝐦 𝐝𝐨𝐰𝐧 𝐚𝐭 𝐚 𝐜𝐫𝐮𝐜𝐢𝐚𝐥 𝐭𝐢𝐦𝐞 𝐨𝐟 𝐭𝐡𝐞 𝐠𝐚𝐦𝐞 𝐚𝐧𝐝 𝐭𝐡𝐞𝐫𝐞 𝐢𝐬 𝐧𝐨 𝐞𝐱𝐜𝐮𝐬𝐞𝐬 𝐟𝐨𝐫 𝐦𝐲 𝐛𝐞𝐡𝐚𝐯𝐢𝐨𝐮𝐫. 𝐈 𝐚𝐦 𝐝𝐞𝐞𝐩𝐥𝐲 𝐬𝐨𝐫𝐫𝐲 𝐚𝐧𝐝 𝐰𝐨𝐮𝐥𝐝 𝐥𝐢𝐤𝐞 𝐭𝐨 𝐚𝐩𝐨𝐥𝐨𝐠𝐢𝐬𝐞 𝐭𝐨 𝐭𝐡𝐞 𝐟𝐚𝐧𝐬, 𝐦𝐲 𝐭𝐞𝐚𝐦-𝐦𝐚𝐭𝐞𝐬, 𝐦𝐲 𝐜𝐨𝐚𝐜𝐡 𝐚𝐧𝐝 𝐞𝐯𝐞𝐫𝐲𝐨𝐧𝐞 𝐞𝐥𝐬𝐞 𝐚𝐭 𝐭𝐡𝐞 𝐜𝐥𝐮𝐛.” (Nicolas.Pepe 2020/11/24Instagramより)

と彼は謝罪しています。
 この謝罪に対していち早くリアクションしたのは、昨季サポーターからの信頼が地に落ちたものの見事復活を果たしたグラニト・ジャカです。

“keep going brother. You come back stronger. WE ARE WITH YOU”
(Granit Xhaka 2020/11/24 Instagramより)

と彼も擁護しており、チーム内の雰囲気は悪くないようです。ペペ自身のコミットメントが試される気がします。

それでは、本題に入りたいと思います。まずは、アーセナルの選手を知ってもらおう!ということでポジションごとにまとめて紹介します。

【GK】

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#1 Bernd Leno(ベルント・レノ)

ドイツ代表 前所属:レバークーゼン 28歳
 言わずと知れた「守護神」。セービング能力を含めた至近距離のシュートも反射神経の良さを生かして、身体でブロックする。ジャンプ力もあり、ゴールマウスを外れそうなシュートでもセービング可能だ。レバークーゼン時代からCLやELとヨーロッパカップ戦も経験しており、堂々とした姿勢からもベテランの風格が漂っている。ジョン・テリーがかつてコメントした「優秀なGKはクラブに勝ち点10もたらす」というものがあるが、レノの場合、勝ち点15以上は稼いでいるのではないでしょうか。

 昨季は、モ〇イ(ブライトン)の悪質なタックルにより、終盤戦離脱。その際、GKを務めたエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)とライバル関係を築き、「私はNo.1にふさわしい」という発言からもわかるように自信家な一面もあります。ドイツ勢と仲が良いものの、それぞれが家族を大事にしていることから、インスタでは彼女が高頻度で登場します。

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#12  Runar Runarsson(ルナール・ルナルソン)

アイスランド代表 前所属:ディジョン 25歳
 25歳 2020年9月にアーセナルに加入した。エミリアーノ・マルティネスの代わりにセカンドGKとして主にEL中心に出場している。レイキャビク(アイスランド)→ノアシュラン(デンマーク)→ディジョン(フランス)という経歴からも順調にステップアップしていることがうかがえる。アイスランド代表では‘18WCロシア大会ではメンバーに選ばれた。未だに謎の多い選手だが、エメラルドグリーンの試合前のジャージ姿はイケメンGKそのもの。たぶん、ベンチに座る「あいつ誰だ?」となった金髪を見つけたら、ルナルソンだろう。

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#33 Ryan Matt Macey(ライアン・メイシ―)

イングランド出身 アカデミー出身 26歳
 201㎝の高身長を生かしたセービングが得意である。アカデミー出身である貴重なGK。しかしながらトップチームのPLでは未だに出番がなく、ローン移籍を繰り返している。昨季のエミリアーノ・マルティネス(アカデミー出身)がローン地獄からの復活を果たし、FA杯優勝に導いた活躍を身近で見ているメイシ―ならば、常に準備を怠らず、トレーニングに励んでいるはずだ。身長の高い選手が揃うGKの中でも頭1つ抜けているスケールの大きさであり、3番手からELやカラバオ杯で出場機会をうかがいたい。

【SB】

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#2 Hector Bellerin(エクトル・ベジェリン)

スペイン代表 アカデミー出身 25歳
 彼もまた、セスク・ファブレガスと同じように、バルセロナのカンテラから移籍してきた経歴を持つ。バルセロナやアカデミーではWGをやっていたようだが、ヴェンゲル前監督がSBにコンバート。長所である爆速のスピードを武器にサイドを駆け上がる選手である。実際にアーセナルがプレシーズンに計測している40m走のタイムであのセオ・ウォルコットの4.42秒を超えて4.41秒のクラブ記録を更新した。しかしながら、2019年1月のチェルシー戦で前十字靭帯を断裂した際の影響からか、最近は爆速のスピードを見せつける機会は減少した。サッカー選手が本職であるものの、完全菜食主義であり、社会的問題に対するコメント、環境問題への取り組み等、アスリートの枠を超えた存在でもある。環境に最も配慮するクラブであるフォレストグリーン・ロヴァ―ツFCの筆頭株主になり、ピッチ外での存在感も際立っている。バルセロナ出身であるもののロンドン訛りの英語を話し、2番を背負い、ヴェンゲル監督時代を知る数少ない1人で、加えて、自分の考えをまっすぐに表現できることからも将来のキャプテン候補として、僕は推したい。

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#3 Kieran Tierney(キーラン・ティアニー)

スコットランド代表 前所属:セルティック 23歳
 ティアニーは、昨季夏に緑白のユニフォームから赤白のユニフォームに着替えた、スコットランドのエリート。スコットランド代表では、リバプールのLSBロバートソンと熾烈なポジション争いをしており、セルティック時代は5年間で7タイトル、2度の年間最優秀若手選手、2度のベストイレブンを受賞している。アーセナルに加入してからは、度重なる怪我を繰り返し、コロナの中断期間が明けるまで継続してプレーが出来なかった。しかし、試合に出た際にはタイミング良いオーバーラップ、的確なクロス、1on1での強さが認められ、終盤戦には「ティアニー・ロール」という守備時の3-4-3から攻撃時には4-3-3に変化するフォーメーションで主役を演じた。アルテタ監督から絶大な信頼を得ており、3バックのLCB、4バックのLSBとして貴重な存在であり続ける。彼のアイドルは中村俊輔であり、セルティックアカデミー時代、中村俊輔からスパイクをプレゼントされたことがある。練習では季節問わず、11月末のロンドンでも半袖という元気の良さであるが、プライベートでは、ロンドンの華やかさよりも炭鉱の町,故郷グラスゴーの方が肌に合うらしく、オフでは外出するよりも自宅でPS4を極めているらしい。

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#17 Cedric Soares(セドリック・ソアレス)

ポルトガル代表 前所属:サウサンプトン 29歳
 2020年冬にレンタルで加入し、1試合も出場することなく夏に完全移籍が決まった。ノリッジ戦でデビューし、なんと4分で初ゴールを決めている。シャルケの本拠地があるゲルゼンキルヘン出身であるが、ポルトガルでキャリアをスタートし、ポルトガル代表として‘16Euro優勝、’18WCに出場している経歴を持つ。彼の特徴は両SBに適応できる器用さと、キック精度である。アーセナルは元々SBが手薄であり、経験豊富であり、両サイド対応できる彼はチーム内でも大きな存在である。アーリークロスや小回りの利くドリブル等、サイドに張ったプレーだけでなく、内側でもプレーできる現代的なSBである。腐らず練習に打ち込む姿勢はフロントからも評価されており、RSBにはベジェリン、LSBにはティアニーと絶対的な存在がいるが、共に怪我がちということからも出番は必ず回ってくるに違いない。同時期に加入し、怪我の時期も被っていたパブロ・マリやガブリエル・マルティネッリと一緒にいる姿をよく見る。Instagramのストーリーの更新もマメであり、試合前のベンチ入りの情報など大変助かっている。

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#31 Sead Kolasinac(セオドア・コラシナチ)

ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 前所属:シャルケ
 シャルケからフリーで移籍してきた「ザ・タンク」。ハルクのような腕の太さと胸板の厚さ、もはやプロレスラーである。そんな力強さが分かるエピソードがある。昨夏、エジルとコラシナチが乗る車が強盗に襲われた際に、武器を持つ強盗相手に素手で渡り合ったのである。撃退したものの、自宅で脅迫され、家族を一時的にドイツに避難させた。とも。プレー面では、WGに近いSBとして自慢のフィジカルを生かした突進が得意である。少しばかり足元の技術に難があり、昨年のNorthLondonDerbyでは痛恨のバックパスをミスり、同点弾を献上した。そもそもそのゲームでは慣れない3CBの一角での出場で、CBではSB時と違う視野の確保が必要なことから、同情の余地があるものの状況判断を間違えてしまい、サポーターからの信頼は降下中である。3バックにおけるWG/SBとしてならば十分ポテンシャルを発揮する可能性は高いが、そのポジションにはサカがいるため、困難な状況が続いている。サラリーも思いのほか高いため、放出候補ではあるが、出場機会があるならば、3CBの一角としてであり、プレービジョンを整理してプレーすることで復活を期待したい。プライベートでは、エジル、ムスタフィ、ジャカ、レノと仲が良く、気難しいのか出待ちの対応は渋め。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~

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