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組織でApple製品を取り扱うときに考えていること (前編)
#ABM #MDM #AppleID #Mac #macOS
この記事は、corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス) Advent Calendar 2024 ではありません
申し込み損ねた……😭
自分の考えを整理したいのでダラダラ書いています。
要は、大上段の戦略・方針と、実際的なところの戦術としてABM、MDM、AppleIDをどうしようね、何をどこまでやろうかね、組織やフェーズによるよねっていう話です。
具体的なハウツーはあんまないと思います。
諸注意
免責事項
このnoteは個人の感想です。
内容を参考にする場合、実行結果の責任は読者に帰属します。
詳細は公式情報をご確認ください。
このnoteが扱うスコープっぽいもの
組織として用意したMacOS端末を従業員に貸与するときとして考えます。
BYODはスコープにあんまり含んでません。
想定としては主にラップトップ、iPad/iPhoneはあんまり考慮に含んでいないです。
WindowsやLinuxはアウトオブ眼中です。
結論
結論としては、組織でApple製品を取り扱うときには、方針をもとに以下の点を考慮し、環境構築する必要があるよねーって感じです。
環境構築
ABM(Apple Business Manager)
MDM(Mobile device management)
Apple ID
そして、Apple製品に限らず、PCについては、そのライフサイクルとして以下を考える必要があるよねー。今回のnoteではここは省きます。
PCライフサイクル
選定
調達(購入、リース)
キッティング
貸与中の運用監視
故障、交換
廃棄、売却
(あたりまえ体操の動画公開が12年前であることにビビっています)
「あたりまえ」とはいえ、情シス参画以前の会社では、ABM登録がなかったり、ド◯パラから端末買ってたりと、個人がプライベートでMac使うのと同じ感覚のままであることは、まあまあ多いんじゃないかと思います。
そこから対応を巻き取って行く中で、じゃあ組織でApple製品取り扱うにあたっては、どうするか?そこで、まず戦略・方針が必要なわけです。
方針的なところ
方針がないまま、場当たり的にMacを使っている場合も多いかとは思います。後付けでもいいので、方針を明確にすることで、組織としての方向性が取りやすく、運用もスムーズになります。
Why: Macがなぜ必要なのか
スタバでドヤりたいからMacなんですか?
お前それ株主総会でも同じこと言えんの?
真面目な話、Macが本当に必要なのかを明確にすることが最初のステップです。単なるイメージや「Macっぽい雰囲気」だけでなく、業務上の必要性や生産性向上を冷静に検討する必要があります。
業務内容との相性:
デザイン、開発、クリエイティブ業務など、Macが強みを発揮する分野に適しているかを考えます。例えば、Adobe製品やXcodeなど、Mac特有のツールを使用するケースでは導入メリットが大きいです。
一方、事務業務や営業活動など、社内の大半がWindowsをベースにしている場合、無理にMacを導入するメリットは少ないかもしれません。
業務上のやり取りが多い顧客、ステークホルダーの環境も鑑みる必要があるかもしれません。
生産性とユーザー満足度:
ユーザーが好きな端末を選べることでモチベーションが向上し、生産性が上がる可能性もあります。
ただし、その自由度がコストやサポート負荷にどう影響するかを慎重に検討すべきです。
企業文化やブランドイメージ:
「Apple製品を使っている」というイメージが、外部のパートナーや採用活動でプラスに働くケースもあります。
ただし、見た目だけでなく、実際の業務効率が伴うことが重要です。
Who : 誰が使うのか
全社員がMacを使うのか、一部の部署だけに限定するのか、希望者は全員Macか?前述の業務内容とも関係します。
個人的には、従業員が自分の生産性を発揮できるよう、各自が好きに端末を選べる状態にできるといいなと思います。しかし、コストや人員、対応リソースを見ながら、いつそれを実現するのかは、また別の話です。
かっこいいイメージだけでMacを選び、操作につまづくユーザーもいます。また、Microsoft Officeを使う業務が多いのにMacを使ってしまうとサポートしきれない面もあります。
How much: コストとスケール
複数の端末を購入、運用することは、調達&管理コストを考える必要もあります。
ディスカウント効果:
単一モデルを大量購入すればコストを抑えられる一方、少量ずつ購入する場合はスケールメリットが得られません。社内標準機種をある程度統一することで、調達コストと管理負担を削減できます。管理の効率化:
異なるOSや端末が混在すると、情シスチームの運用負荷が増加します。OSアップデートの対応や故障時のサポート体制を考えると、一定の標準化が有効です。
What: なにを実現したいのか、なにを管理したいのか
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実現したいこと
Macに限りませんが、端末を導入・運用する際には下記の点を考慮します。
端末を誰がいつ使っているかわかること、モニタリングできること
端末をリモートロック、リモートワイプできること
情シスの工数削減的には、ゼロタッチデプロイ/セロタッチキッティングも
管理したいもの
だいだい以下の点です。
デバイス情報: 資産管理(シリアル番号、購入日、割り当て)。
セキュリティ: 暗号化、リモートロック、アップデート管理。
アプリ: 必要なアプリの自動インストール、非許可アプリの制限。
Apple ID:後述。
ユーザーアカウント: 自動作成、権限管理、退職時の削除。
ネットワーク: Wi-Fi、VPNの自動設定。
使用状況: 利用状況のモニタリング、不正利用の検出。
めんどくさくなってきたので、以下はChatGPTにまとめてもらいました。
リスクに対して、端末管理で対応できるもの、していこうよっていう筋にするとこんな感じです。
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後編へ続く
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