オートモードよりマニュアルモードから始める
「マニュアルモードって難しそう…」
そう思っていませんか?
僕の写真教室では全員マニュアルモードで撮影出来る様になってもらってます。
と言うよりも。最初からオートモードは使わないようにしてもらいます。
なぜかというと、座学1時間位すれば、マニュアルモードの方が簡単だからです。
《設定の順番》が、
1番大切なところです。ある程度ご存じの方はそこだけでもご覧下さい。
マニュアルモードとは?
マニュアルモードは、シャッタースピード、絞り、ISO感度をすべて自分で設定する撮影モードです。オートモードでは実現できない、自分だけの世界観を表現することができます。
マニュアルモードのメリット
* 自由度の高さ: カメラの設定をすべて自分でコントロールできるので、思い通りの写真を撮ることができます。
* 表現力の向上: 光の量や動きに合わせて、最適な設定を選ぶことで、創造性豊かな写真が撮影できます。
* 撮影技術の向上: マニュアルモードで撮影することで、カメラの仕組みを深く理解し、撮影技術を向上させることができます。
マニュアルモードの基本設定
* シャッタースピード:
* 速いシャッタースピード:動いているものを止めて撮りたいときに
* 遅いシャッタースピード:光の軌跡などを表現したいときに
* 絞り:
* 広い絞り(F値が小さい):背景をぼかしたいときに
* 狭い絞り(F値が大きい):全体にピントを合わせたいときに
* ISO感度:
* 低いISO感度:ノイズが少ない綺麗な写真が撮りたいときに
* 高いISO感度:暗い場所で撮影したいときに
《設定の順番》
手持ちの時と、三脚を使用する時で順番は違いますが、3つの要素を決める順番だけ気をつけましょう。
手持ち撮影の場合
①シャッタースピード。手持ちの時は手ブレが1番不安要素になります。基本は1/125に設定します。速い被写体の場合は1/1000くらいに設定します。
②F値。表現を決めます。ボカしたいのかボカしたく無いのか(パンフォーカス)。
③ISO感度。明るさを決めます。
三脚撮影の場合
①ISO感度。荒くならない様に低めに設定します。
②F値。表現を決めます。ボカしたいのかボカしたく無いのか(パンフォーカス)。
③シャッタースピード。明るさを決めます。
決める順番はほとんどの被写体の撮影においてこの順番で決めて大丈夫です。
例外は、スタジオなどでのストロボを使用する際の撮影。
順番は一緒ですが、考え方が違う花火撮影。
(別のブログに書いてあるので見てみてください。)
マニュアルモードで撮影してみよう!
* 風景写真: 三脚を使ってシャッタースピードを遅くして、雲の流れや海の波を表現してみましょう。
* ポートレート: 背景をぼかして、人物を際立たせてみましょう。
* 夜景写真: 三脚を使って長時間露光で、街の夜景を幻想的に表現してみましょう。
まとめ
マニュアルモードは、写真表現の幅を広げるための第一歩です。最初は戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていくことで、あなただけの世界観を表現できるようになります。ぜひ、マニュアルモードに挑戦して、写真の楽しさを再発見してください。