アドミュージアム東京

日本で唯一の広告ミュージアム。 開館日:火~土 12:00-16:00 ※現在時間を短縮して開館しています 休館日:日、月 ※他展示入替え等による臨時休館あり www.admt.jp 所在地:東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留B2F 電 話:03-6218-2500

アドミュージアム東京

日本で唯一の広告ミュージアム。 開館日:火~土 12:00-16:00 ※現在時間を短縮して開館しています 休館日:日、月 ※他展示入替え等による臨時休館あり www.admt.jp 所在地:東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留B2F 電 話:03-6218-2500

マガジン

  • 江戸の広告作法

    江戸の町人文化に華開いた、あの手この手の宣伝広告。 そこには「粋・洒落」などの美意識の中で洗練された広告の作法がありました。世界に類を見ない独創的なアイデアや表現を当館のコレクションの中からシリーズでご覧いただきましょう。 *「広告」という言葉は明治5年に登場。江戸時代は引札、報條、告、報せ、口上などと呼ばれていた。  執筆者:坂口由之(さかぐち よしゆき)/アドミュージアム東京学芸員

  • 〇〇の本棚

    本の紹介 ・企画展時と連動した本 ・アイデアやクリエイティブのヒントになる本 ・BIGクリエイターがお勧めする必見の本

  • 広告小学校~「考え方の考え方」を身につけよう!~

    わたしたちが毎日目にしているたくさんのCM。たった15秒の中には、人の心を動かし、メッセージを伝えるための、さまざまなプロの技が込められています。 実は、このプロの技には、広告だけではなく、あらゆる新しいことを生み出すときのやり方が詰まっているのです。プロのクリエーターと一緒に、広告づくりのプロセスを経験しながらプロの技を学ぶワークショップです。

  • 20世紀広告研究会

    21世紀生まれの子どもたちが、まもなく社会人になる今。 20世紀の広告の膨大なアーカイブを、貴重な「文化遺産」ととらえて、 社会や世相の変化を見直し、新しい「普遍的な人間像」を見つけ出そう。 普遍的に「ヒトを動かすもの」とは、何なのだろうか? 「最古×最新=新しい普遍」を提唱する、博報堂のスダラボ代表・須田和博氏が、 毎回、伝えることのプロをゲストに招き、時間も空間も縦横無尽に跳び越えながら、 人間の興味を惹くことを追求してきた「広告の歴史」を、ユニークな視点でリミックス。 様々な時代の、様々な形の広告を俯瞰し、時代も世代も超えて、 「面白い!」と思えるものを再発見していく、連続セミナーです。

  • 文化人類学者とみる広告コミュニケーション

    ー広告を外部の視点から見つめ直し、新たな気づきを発見ー 日本と世界の文化に精通する文化人類学者、ガーニエ・アイザックさんが、広告のプロと一緒に、アドミュージアム東京のアーカイブから「日本のオリジナリティとは何か」を探ってきます。

最近の記事

第11回「江戸の旅ブーム」

江戸時代も旅は憧れ。旅へ誘う広重の風景版画。 しかし、そこにはさりげなく広告の匂いが! 江戸の旅ブームを作った、広重の錦絵はカラービジュアルメディア。 1枚のポスターを見て、「そうだ京都、行こう」なんて思ったことはありませんか? どんなに言葉を尽くすよりも、たった1枚の写真が人の心をつかみ、巧みに旅へと誘う。そんなカラービジュアルメディアは江戸にもありました。ご存じ、北斎や広重の極彩色の錦絵に江戸の人びとは大いに魅了され、旅への憧れに胸を膨らませたのです。 江戸末期は、弥次さ

    • 「えどばたいじんぐ」が書籍になりました!

      コラム「えどばたいじんぐ」が書籍になりました! 『江戸の広告作法~えどばたいじんぐ~』 アドミュージアム東京学芸員 坂口由之著 1,850円(税込み)10月1日発刊  *書籍はミュージアムショップのみで販売しています(一般書店では販売していません) (著者より) 粋と洒落と遊び心の江戸の広告を「えどばたいじんぐ」と洒落てみました。 今日の広告のルーツともいえる、あの手この手の広告アイデアが満載です。アドミュージアム東京の常設展示作品をさらに深く楽しく解説した本になっていま

      • 第10回「夏の団扇キャンペーン」

        夏はちょっとうれしい、団扇(うちわ)のおまけ。江戸の女性たちのおしゃれアイテム、団扇(うちわ)! 夏になると街かどや店頭でおまけとして配られる広告物に団扇があります。商店街やイベントなどでプレゼントされる団扇は、ちょっとうれしいですね。いまや、日本の夏の風物詩の一つであり、また暮らしの必需品でもありますね。 そもそも団扇は江戸初めころ、京都伏見の深草が名産地でした。最初は割竹に白紙を貼ったままの作りでした。やがて絵や彩色が施され江戸の町にも広がり、庶民の暮らしの中に定着して

        • 【イベント・レポート】森と海、葉っぱアートで体験する地球のメッセージ

          アドミュージアム東京では、これまでCMづくりを体感してもらうプログラムなど“クリエイティブ力を育む”イベントを開催してきました。今回は「葉っぱアート」という、画用紙にウロコに見立てた落ち葉をのり付けして、海に住む架空の生き物を創作する体験イベントに取り組みます。 「豊かな森は豊かな海を育む」と言われます。葉っぱアートのワークショップを体験しながら海と森の関係性や、これからの私たちがとるべき行動についても考えるきっかけになればと今回のプログラムを開催しました。 講師に、元

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        • 江戸の広告作法
          12本
        • 〇〇の本棚
          1本
        • 広告小学校~「考え方の考え方」を身につけよう!~
          2本
        • 20世紀広告研究会
          1本
        • 文化人類学者とみる広告コミュニケーション
          2本

        記事

          【イベント・レポート】谷山雅計氏×田中泰延氏『アタマの実用に“いつかなる”トークセッション』

          2019年11月2日(土)にアドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」にて、谷山雅計氏と田中泰延氏による『アタマの実用に“いつかなる"トークセッション』が開催されました。ライブラリーで展示中の、『コピーライター谷山雅計が選ぶ 実用書じゃなくても「アタマの実用になる5冊(+15冊)」』にあわせて行われた特別イベントです。 対談は、東京コピーライターズクラブ(TCC)の会長を務めるコピーライターの谷山雅計氏と、株式会社電通を独立したのち『読みたいことを、書けばいい。』を上

          【イベント・レポート】谷山雅計氏×田中泰延氏『アタマの実用に“いつかなる”トークセッション』

          第9回「度肝を抜く売り込み口上「外郎(ういろう)売」」

          雄弁な長台詞は、全部「ういろう」のコマーシャル。 団十郎の流暢な宣伝口上に、江戸っ子たちは拍手喝采! 2代目団十郎が感謝の意を込めて創作 「ういろう」というのは、小田原の虎屋藤右衛門が売り出した銀色の丸薬です。咳止め、喉の痛み止め、旅の常備薬などとしてよく知られており、約650年の時を経たいまも神奈川県小田原市で製造されています。(注1) 2代目団十郎が喉を痛めていたとき、この「ういろう」を勧められて飲んだところ、すっかりよくなったため、お礼を兼ねてこの薬を舞台で広めたいと

          第9回「度肝を抜く売り込み口上「外郎(ういろう)売」」

          第8回「企業タイアップのルーツ、歌舞伎『助六』」

          酒に、薬に、うどんに、せんべい……。「助六(すけろく)由縁(ゆかりの)江戸(えど)桜(ざくら)」は、2代目団十郎が創作した、一大コマーシャル・エンターテインメント! 舞台は広告のオンパレード! 主人公の飲むお酒や机の上に見慣れたパッケージのお菓子がスポンサーの商品だったという、ドラマや映画の企業タイアップ(注1)は、いまや当たり前ですが、そのルーツが江戸時代にあることをご存知でしょうか?  江戸ではあらゆる商店が、歌舞伎とタイアップしたのですが、その始まりは2代目市川団十郎

          第8回「企業タイアップのルーツ、歌舞伎『助六』」

          第7回「いつの時代も「おまけ」は魅力!」

          あなたの身の周りにはプレミアムでもらった「おまけ」の一つや二つが、きっとありますよね。どちらを買おうかと迷ったとき、ついつい「おまけ」に惹かれて、買ってしまった…… 。誰もがそんな経験を持っていることでしょう。 マグカップやぬいぐるみ、ポーチとかキャラクターグッズなど、「おまけ」で手に入れた商品が、あなたの部屋にあふれているかもしれません。 現代でも広告・販促物としての「おまけ」は効果的ですが、その手法、実は江戸時代にもあったんです。時代を超えて、人はおまけに弱いんですね(

          第7回「いつの時代も「おまけ」は魅力!」

          【イベント・レポート】CMづくりからコミュニケーションの 極意を学ぶ「広告小学校2019」開催

          「広告小学校」は、CMづくりを通して「考え方の考え方」や伝わるように伝える方法を学ぶ教育プログラム。昨年に続き、この日だけの高校生向け特別授業を2019年8月3日に実施。関西など遠方からの参加者を含む計21名の生徒たちがアドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」に集合。白熱した授業がスタートしました。 講師の小金井市教育委員会教育長の大熊雅士先生 10年以上「広告小学校」の教材制作にも携わっています  アドバイザー役は、左から電通のCMプランナー・福永琢磨さん、クリ

          【イベント・レポート】CMづくりからコミュニケーションの 極意を学ぶ「広告小学校2019」開催

          【イベント・レポート】転覆隊的SDGs広告探見会

          世界を旅した環境漫画家が、SDGsの現場をナビゲート 世界の広告界では最近、社会問題を扱った作品が増えているが、日本ではまだ馴染みが薄いのが現状だ。アドミュージアム東京では、各自が社会問題を自分ごと化して考え、理解を深める一助になればと、以前より「Good Ideas for Good」展などを行ってきた。その一環として8月10日、SDGsをキーワードに改めて課題を整理し、みんなで考える機会にしたいと、元・電通ECDで環境漫画家でもある本田亮さんにナビゲーターを依頼。“地球の

          【イベント・レポート】転覆隊的SDGs広告探見会

          【イベント・レポート】20世紀広告研究会#4 - 「ゴハン」の広告史 -

          左が、「20世紀広告研究会」を主催する博報堂のスダラボ代表・須田和博氏、右が今回のゲスト・博報堂クリエイティブディレクター・高田豊造氏。 2019年5月30日(金)、アドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」にて、大好評のセミナー「20世紀広告研究会」の第4回目、「“ゴハン”の広告史」が開催されました。 「20世紀広告研究会」は、博報堂のスダラボ代表・須田和博氏が、「広告の歴史」をユニークな視点でリミックスしながら、「時代を超えて通用するものは何か?」「文化とし

          【イベント・レポート】20世紀広告研究会#4 - 「ゴハン」の広告史 -

          【イベント・レポート】公開サロン‐文化人類学者とみる広告コミュニケーション#2

          2019年1月26日(木)、アドミュージアム東京の交流スペース「クリエイティブ・キッチン」で公開勉強会「文化人類学者とみる広告コミュニケーション#2」が開催されました。 日本と世界の文化に精通する文化人類学者、ガーニエ・アイザックさんが、アドミュージアム東京・学芸員の坂口由之をはじめとする広告のプロと一緒に、ミュージアムのアーカイブを題材として「日本のオリジナリティとは何か」を探るというこの企画。広告を外部の視点から見つめ直し、新たな気づきを得るのが狙いです。 第2回のテーマ

          【イベント・レポート】公開サロン‐文化人類学者とみる広告コミュニケーション#2

          【イベント・レポート】公開サロン-文化人類学者とみる広告コミュニケーション♯1

            2018年10月13日、アドミュージアム東京の「クリエイティブ・キッチン」で、ミュージアム所蔵資料に広告業界とは異なる視点からスポットライトを当てる、公開勉強会が開催されました。ゲスト講師は文化人類学者のアイザック・ガーニエさん。「日本のオリジナリティを探る」というテーマのもと、今回から3回に分けて江戸時代から近代までの日本の広告を読み解いていきます。第1回は「多様性 Diversity」をキーワードに広告資料を深掘りします。   「クリエイティブ・キッチン」とは・・・

          【イベント・レポート】公開サロン-文化人類学者とみる広告コミュニケーション♯1

          【イベント・レポート】広告小学校 - 白熱した「学び合い」への誘い -

          「広告小学校」は、CMづくりを題材にしたオリジナルの教育プログラムです。その狙いは、アクティブ・ラーニングによって、子どもたちのコミュニケーション力(伝え合う力)を育成すること。 そして、2018年8月25日、アドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」では、高校生向けの「広告小学校」特別授業を開催しました。 クリエイティブ・キッチンが目指すもの クリエイティブ・キッチンでは、「Open・Join・Share」をキーワードに、さまざまなプログラムを実施しています。今回

          【イベント・レポート】広告小学校 - 白熱した「学び合い」への誘い -

          【イベント・レポート】裏アーカイブProject#3 - 情報は混ぜてみることで面白くなる -

          アドミュージアム東京の交流スペース「クリエイティブ・キッチン」では、広告業界からはなかなか目を向けられない“広義の広告”、知る人ぞ知る広告=「裏アーカイブ」を発見・収集して、光を当てるという「裏アーカイブProject」を進めてきました。 2019年2月27日(水)に開催された第3回には、電通社員であるとともに広告以外の分野でも活躍するオルタナティブ集団「電通Bチーム」のリーダー・倉成英俊さんをはじめ、木村年秀さん(電通クリエーティブディレクター)、鳥巣智行さん(電通コピー

          【イベント・レポート】裏アーカイブProject#3 - 情報は混ぜてみることで面白くなる -

          【イベント・レポート】裏アーカイブProject#2 - 広告とは人を動かすもの -

          2018年11月22日(木)、アドミュージアム東京の交流スペース「クリエイティブ・キッチン」で「第2回裏アーカイブProject」が開催されました。 「広告として優れているのに埋もれたコンテンツ」=「アドミュージアム東京に収められていない裏アーカイブ」を探し出すというのが、プロジェクトのコンセプト。 今回は、電通社員でありながら広告以外のジャンルでも活躍するオルタナティブ集団「電通Bチーム」から、リーダーの倉成英俊さん、小林昌平さん(電通 エバンジェリスト、モデレーター)、

          【イベント・レポート】裏アーカイブProject#2 - 広告とは人を動かすもの -