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岡村和義 LIVE TOUR 2024 “OKAZ TIME”東京公演2024.6.6. 感想
珍しくライブに行ったのでせっかくだからちょっと書いてみようと思うのですがその前にまず岡村和義について話すうえでそもそもどっち派ですか、という立場を表明しないとこの先を語ることができない掟になっているとかいないとか。なので、僕は斉藤和義から入ったクチであることは先に言っておきます。
最初の出会いは御多分に漏れずポンキッキですが、ちゃんとその存在を知ったのはたぶん「大丈夫」をラジオで聴いたのが最初。そのあと「空に星が綺麗」「砂漠に赤い花」の連続シングルを好きになった順番だったと記憶している。
そこからあまり聴かなくなって年は過ぎ、アルバム「月が昇れば」あたりからまた熱が再燃。ライブもこの時期が初めてで、地方公演やフェス各所を追いかけたり、震災を挟んだここの数年間は結構熱を持って応援していました。2010年3月の武道館で某大手化粧品会社のCMソングという前置きでリリース前の「ずっと好きだった」初披露の場に居合わせたのはいい思い出。
対して岡村靖幸に関しては浅く聴いてはいたものの完全なる後追い。大人になるにつれカルチャーをより深く掘っていくと必ずどこかで岡村ちゃんの名前にブチ当たる、という体験を何度もした、いわゆる”絶対1度は通るべきだったのになぜか聴き逃してきたミュージシャン”のひとり。言うまでもなくカリスマアイコンであり、その不世出かつ唯一無二の才能は誰もが認めざるを得ないところ。生でその姿を見るのは実はこれが初ではなく、ライムスターの武道館公演(2024.2.16)でフィーチャリングで出てきてやりたい放題はしゃぎまくって(宇多丸氏に出禁を言い渡されて笑)いた以来2度目。
オープニングは上手と下手から2人が登場し舞台中央で握手。COMPLEXのオマージュ?その後濃紺のスーツ2人が正面を向いて立つ。瞼に焼き付くカッコよさ!やがて岡村がカウベルをコンコンココンと叩き始めて「I miss your fire」でスタート。1曲目からグルーヴがすごい。
続いて「愛スティル」~新曲「少女X」~「アップルパイ」~「ないしょだよ」。曲のタイトルは聞き取っただけなので違うかも。
その後はソロになってお互いの曲を、2人で他人の曲を、2人でお互いの曲をカバーするそれぞれのセクションに分かれていて、なんせほんとに2人が楽しそうなのである。MC途中でさっきのギターソロやばくない?と言っていたように、岡村がほんとに斉藤のギターを好きなのがわかる。出るところは出て引くところは引くみたいなバランスがとても良い。ラストはエグい下ネタの掛け合いをたっぷり加えた「カモンベイビー」。アンコールは既発よりだいぶテンポを速くした2曲で疾走し公演終了。
わかっちゃいたけど最高でした。手練れだな~。オーディエンスも皆わきまえており、自分で自分をリフトアップさせる術を知っている大人たちが勝手に楽しんでいるといった趣きのあるとても素敵な夜でした。
セットリスト
I miss your fire
愛スティル
少女X(新曲、タイトル不確実)
アップルパイ(新曲、タイトル不確実)
ないしょだよ(新曲、タイトル不確実)
夢の果てまで
イケナイコトカイ
サメと人魚
じれったい
夏の終りのハーモニー
TECHNOPOLIS
即興ソング
曲紹介なし(新曲、タイトル不明)
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
ずっと好きだった
カモンベイビー
[Encore] 春、白濁
[Encore] 少年ジャンボリー