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りんごをむきたい
前回の投稿から8年!
どんな8年間だったかなぁと振り返ると
母親になって、
2回引っ越しをして地元に戻り
週に何度も両親に会えるようになった。
お腹の中にいる赤ちゃんだった彼は、小学2年生で
50M走はすでに私の自己記録より速い。驚き。
環境が変わったし、
意識の持ち方も大きく変わった。
楽になった。よかったね、と思う。
前は1人でいると心もとなかった。
自分が、人に対して変なことしちゃうんじゃないか、人を怒らせたり、傷つけたり、嫌われたらどうしようって気にしていた。
コントロールできない自分がいて、その自分がいつ発動するんだろうと恐ろしかった。
今は1人時間がめちゃくちゃ大事で
まずは私が私を満たすことからスタートだ
と本気で思っている。
人のことは相変わらず気になるけど
自分の人の境界線がわかるようになったし、
何より自分をコントロールする必要がないとわかった。
ああ、そういうことか、と何かを深く理解したときに、思い出すやりとりがある。
「ナイフは何に使える?」と聞かれたこと。
私は「刺す・・・?」しか浮かばなかったこと。
自分のことも、人のことも相当怖かったし、常に防御していた。
「大切な人にりんごの皮をむいてあげることもできるんだよ」
と教わった時に、「あーそっか・・・」と目から鱗みたいな気持ちだったけど
(今、考えるとそれが怖い)
不都合なパターンを繰り返していた私が知りたかったことの一つはこれだった。
力の使い方。
力をどう使うかは自分で選べるし、
私が選べるのは、自分が何をするかだけ。
りんごはいらない、と言われるかもしれない。
どんな結果でも私がりんごを剥くかは自分次第で選べるし、それが自由なんだと思う。
私には変えられないこともあるけれど、
できることは山のようにあるんだ。
これまでたくさんを受け取っている。
これからも多くを与えられ、受け取る。
だから、私の力は、りんごの皮をむいていくようなことに使いたい。
こうやって書くと、すごいいい感じに見えるけれど、定期的に「なんでそんなに抑えているの?」と聞かれる。これは、ホントぐさりとくる。
そんなつもりないのに、とは言えない。
自分でもわかる。
こういう時は、自分でやるか、いつかダメになるときを怯えて待つかの2択。
怖さは無くならないけれど、
怖さを受容しながら、勇気を出して進みたい。
そう思うので8年ぶりに書いてみたら、おもしろい。書くのが好きだ。
そして前よりも自分の言いたいことがはっきりしてきて嬉しい。
続けていこう。