
私にとってのシルバーリング
いつからかシルバーリングが好きになった。
小さいころから自分の手がコンプレックスで
指輪をするのも、ネイルをするのも、自分の手に似合わない気がしていた。
(ちなみに人を見るとき、身体のパーツで、目と首の次に指がきれいな人が好き)
だけどある時、かわいいシルバーリングをつけている人に逢って、
なんだかとても惹かれてしまって、自分のために初めてリングを買った。
いつも身に着けることで、どんどん愛着が沸く。
誰かの手元をますます見てしまうようになった。
そんなとき、GAGAN jewelry に出会った。
個性的なシルバーリングが並ぶインスタグラムをみているとわくわくした。
その中で、サファイアがついた指輪をみつけた。
名前は「Ulka」と名付けられていた。
Ulkaとはベンガル語で流れ星という意味らしい。
ネーミングにもきゅんときていた。
星型のように彫り込まれたデザインの中に、サファイアが埋め込まれている。
サファイアには、慈愛や、一途な想いを貫く意味がある。
まるで、それは、お守りみたいなリングだなと思った。
そのときはちょうど、少し背伸びして叶えたいこと、
やり遂げたいことがいくつかあった。
でも自分ひとりでは、ちゃんとできるか、少し不安があった。
だからこそ、このリングに想いを込めて、買うことにした。
しんどいなってときでも、指元にきらっと光るリングをみると頑張れた。
その時期くらいから私はリングが好きになった。
自分の手は相変わらず、好きにはなれないけど、個性として受け取るしかない。
自分とは離れられないのだ。
いろんなことが落ち着いたとき、大事にしていたリングを失くした。
毎日身に着けていたから、ショックだったけど、お守りは、役目を果たしたのだ。(と思いたい)
ながく時間があいて、この間ふと、GAGANに行きたくなった。
世田谷駅まで歩いて、久しぶりにUlkaのリングをみにいった。
やっぱりこの指輪は世界一かわいい。
頑張ることを見つけて、今度はそれが叶ったときに、
ご褒美として買いたいな。と思う。
以前は自信をつけるために買ったけど、今度は一人でも大丈夫そう。
少しは強くなった気がする。だから、リングなしで叶えていきたい。
叶えたうえで、新たに手にするシルバーリングは、
またパワーアップするためのお守りになるのだ。
待っててね、Ulka。
ちなみに、あれから、大事な人を応援したいときも、
アクセサリーを贈ることが多くなった。
私にとって、大事な人たち。
その人を守って、いい方向へ誘ってほしいからだ。