I・アイ・愛
アサーティブ・コミュニケーション
とは、相手も自分も大切にする
コミュニケーションです。
たとえば、こんなケースで
皆さんならどう言うでしょうか。
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例1:デートに大幅に遅刻してきた
彼氏に対しての言葉
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A子:なんで遅れてきたの?!
遅れるなら連絡ぐらいしてくれてもいいでしょ!
B子:あ~、よかった。
来ないから何かあったのかと心配したよ。
連絡くれれば私は安心して待っていられるから
できれば連絡してくれると嬉しいな。
A子さんの気持ちもわかるのですが
相手を一方的に責めると
言われた相手は(自分が悪くても)
素直に受け入れられくなってしまいます。
B子さんの言い方ならどうでしょうか。
自分が言われた方なら、素直に謝れます。
さらに、もう心配させまいと
B子さんへの愛情も深まる気がします。
このB子さんのように
自分がどう思ったかを伝えることを
アイ・ステイトメント(=わたし文)と言います。
これは、親子関係でも役立ちます。
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例2:なかなか自分の部屋を片付けない
ケンくんにお母さんが言う言葉
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母A:いつまでもゲームばかりしてないで
早く片づけなさい!
母B:ケンが自分のものは自分で片づけてくれると
お母さん、本当に助かるよ。
母Aさんと母Bさんの、どちらの言い方の方が
ケンくんは素直になれるでしょうか。
母Aさんの言い方では
「うるさいなあ」と思って
反発してしまうでしょうね。
でも、母Bさんの言い方なら
少しは反省しますね。
お母さんが喜ぶ顔が見たいと思うかもしれません。
このように
伝え方一つで、相手の受け取り方が
180度違ってしまいます。
大切なことは
相手を責めるのではなく
自分がどうしてもらったら嬉しいのか
素直に自分の気持ちを伝えることです。
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「アサーティブ・コミュニケーション」について補足
・相手を理解すると同時に自分のことも理解してもらう
・相手だけでなく自分も大切にすること
その方法
①アクティブリスニング
傾聴とあいづち
②オープンエンド型の質問
相手が自由に自分の意見を言えるような質問形式
どうして?なぜ?どのように?どうやって?
・・・相手や状況によって使い分ける
(注:尋問にならないように)
③わたし文(アイ・ステイトメント)
✕「あなたは~だ」・・・相手を非難する言い方
〇「私はこう思う・・・わたし文
→自分の状況や気持ちを相手に伝える
④共感のアサーション
・相手の言い分に対する理解を示す
・相手の意見を理解するということは、同意とは違う
⑤相違を明らかにするアサーション
それぞれの言い分を出し合い
違いを確認することで
誤解が解けることがある。
ビジネスの場面では
winwinの関係になります。
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冷静だとわかるんですけど
なかなかそうできないのが人間ですよね・・・
特に③のアイ・ステイトメントを実践したら
きっと人間関係がよくなるだろうと思うので
心がけていきたいなと思います🍀