🍀しあわせのヒント・その10~ジョブクラフティング~
☆ポジティブ心理学の学びのシェア
「ワーク・エンゲージメントを高める」というテーマの学びで
「ジョブ・クラフティング」という言葉を
初めて知りました。
それもそのはず、まだ最近の言葉
イエール大学レズネフスキー教授らが
2021年に提唱したそうです。
武蔵大学教授の森永雄太氏は
ジョブ・クラフティングについて
「イキイキ感ややりがい、
組織への愛着を持ってもらうためのもの」
と説明しています。
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簡単に言うと
どんな仕事でも
「やらされている仕事」から
「やりたい仕事」に変えられる方法です。
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私の知り合いのデザイナーさんも
会社員時代に、突然
全く畑違いのマーケティングの仕事に配属され
はじめは嫌で泣いていたそうです。
でも、その仕事に真摯に取り組んでいるうちに
お客様のニーズを見つけ
それに答えていくマーケティングが
デザインに必要不可欠だとわかりました。
ただきれいなデザインではなく
売れるデザインができるようになったのです。
その経験を活かし
今では、フリーで大人気の
ブランディング・デザイナーになっています。※
どんな仕事にも意味があります。
要はそれを見出せるか出せないかで
働き方が変わるということだと思います。
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たとえば
子どもの「なりたい職業ランキング」には
決して入らないであろう
地味だけど大切な「清掃」も
そこに意義と意味を見出せば
すばらしいプロフェッショナルな仕事になります。
こちらの会社「テッセイ」では
新幹線の清掃をする人を
単なる清掃員ではなく
お客様の旅の思い出を作る技術者として扱い
誇りをもって働ける仕事に昇華させています。
だからこそ、称賛と感動がもたらされるのでしょう。
大事なことは「認める」ことだそうです。
その取り組みの1つが
「エンジェルリポート」です。
お掃除は地味な仕事ですが
それをコツコツがんばるスタッフのことを
報告するのだそうです。
やはり、人は認められると嬉しいものです。
いっそう仕事にやりがいを感じるでしょう。
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🍀ディズニーランドの清掃員も
ほうきでミッキーのイラストを描いて
子どもたちを喜ばせていますね。
☟こちらのnoteにディズニーランドの素敵なお話を書きました。
ただ単に、決められたことをするだけでは
このような感動は生まれません。
常に、仕事に誇りを持ち
お客様に、とびっきり素敵な時を
過ごしていただこうという気持ちがあるからこそ
マニュアルにない温かい対応ができるんでしょうね。
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🍀松下電器(現・パナソニック)の松下幸之助さんも
電球磨きをしている社員に、すばらしい意義を伝えています。
☟こちらのnoteにその話を書きました。
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「ジョブ・クラフティング」を知ると
会社や上司が価値づけをしなくても
自分で変えられます。
どうせやるなら前向きに
「自分でやると決める」
自己決定がとても重要なんだそうです。
でも、嫌なことも我慢して
がんばって続けるべきだ
という意味ではありません。
無理をすると
体も心も苦しくなってしまいます。
ただ、工夫できるところはないか見直して
自分ができることを
精一杯やってみる。
それがうまくいってもいかなくても
その過程で成長できると思います。
苦手なことは得意な人に頼むのも
いい方法です。
そのぶん、自分が得意なことを
引き受ければいいのです。
その方が楽しく仕事ができますね。
それぞれの強みを活かした仕事ができれば
お互いに幸せですね。
私も
自分の使命を果たして
社会に貢献したいと思います。
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※投稿内で書いた大活躍のデザイナーさん
特にMAKI先生のストアカ月額コミュニティーはオススメです。