2020年の自分へ
大嶽部屋訪問記。
どすこい天城大相撲のポスターが大相撲巡業天城場所の関係者、大嶽部屋の世話人斉藤さんの目に留まり、12月年の瀬に訪問させていただきました。巡業自体は台風の影響で中止になってしまったのだけれど・・・。
大嶽部屋といえば大鵬の孫が2人入門した部屋で、以前には大砂嵐という関取が在籍していました。
当日の朝、妻と3人・・・最寄の駅、清澄白河まで。
初めてくる町でしたが両国まで2駅のこの場所には他にも、尾車部屋(妻は嘉風関のファン)、高田川部屋、錣山部屋、山響部屋と、相撲部屋の多い地域と知りました。
なんていうか、初めてくる街の雰囲気とか空気感、いいね。
モヤモヤさ○~ず2みたいにブラブラしたくなってくる。
到着時には朝稽古が始まっていたので早速まわしをまいて稽古合流です。
白まわししかないのは、すみません(汗)。
こういう時ばかりの四股。でも、魅せないよりはいい。
テッポウも闘鵬さんに指導していただきました。
夢道鵬さんは、まだ髪も短く髷は結えないですね。
大嶽親方からも立会いについて直々の指導。
後ろにいる掛野君は息子の同級生、高校に行く時間も勿体無いと中卒で入門しました。顔つきは覚悟のある目をしています。
玄界鵬さんにぶつかり稽古を受けていただきました。
一本目は会心の一撃でした。続かないのはいつもの事。
申し合い等の相撲には入らず、ムカデ。
まだ、腰は落ちるけど意識はしていた様子。
ひとりひとり、親方に挨拶して稽古終了です。
稽古終了後のちゃんこに夫婦でお呼ばれ。
親方さん、タニマチさん、同席にて。
力士よりも先っていうのは気が引けるのだけれど・・・
なんで相撲部屋のちゃんこって美味しいんだろう・・・。
同席したタニマチさんは雰囲気っていうけれど素材から違う気がする。
何を取っても美味しい。レンコン揚げも、サラダも、漬物も。
卵焼き、黄色さが違うし。濃厚。
普通だったら経験出来ないようなことを息子を通してさせていただいているのです。数年前まで相撲部屋で食事、なんて考えられない人生を歩んでいたのに。しかもビールまでいただいた私。
『巨人、大鵬、卵焼き』
この日、12月29日。
親は帰りましたが息子は2泊3日、大晦日までお世話になりました。
ご丁寧にお土産・お年玉付きで。東京駅まで送っていただいたそう。
息子が将来、どこの部屋に行くのか? (本人次第)
現時点ではわかりませんが、本当にありがとうございました。
そして2020年の自分へ
小学4年生、わんぱく相撲全国大会で書いた手紙がこの夏、届く。
まさかのコロ助で、2020年はわんぱく相撲自体が中止になっているとは予想もつかず。
横綱・・・そして世界一の力士・・・
なれなくても、ね。
君は父にとって、もう充分に世界一の力士です。
ちゃんと相撲部屋にもスカウトされています。
そして、笑顔でいるよ。
父が弱いから、時にその笑顔を曇らせてしまうけれど・・・ごめんね。