エッセイ 【ノートの取り方】
『超・勉強法』の野口悠紀雄さんが「文章書くという定義は140文字のような短い文章でなく1500文字ぐらいからの文章のまとまりのこと」と書いてあって妙に納得してしまう。インターネットに書かれる文章だけを読んでいると、短絡的な考え方に集中してしまうというか、キャッチコピーの応酬というかなので思考的に深くなれない感じがするというか、TikTokを見ているとそう思ってしまう時がある(面白いけど)
自己管理ができる人が言うことが多いのが「メモ帳」の活用でメモを分ける人ほど管理ができないというのが多い。僕の知っている一番頭のいい同級生はノートを1冊しか持ってなかったw。
ノートを取るのだけどそれを分けない理由は「探すのが面倒」というので、ノートは構造上古いものから新しいものへ順に並ぶことしか考えないほうがどこで勉強したかわかると言ってノートに英単語を書いたと思ったら、そのまま歴史の年号を書いてしまう。それを読み返すからというのでノートはボロボロになっていたけど、テストの点はいつもトップクラスだった。
兼業農家の次男で本当に貧乏だった。僕も貧乏だったけどお弁当の日に塩むすびのおにぎりを持ってきてコップに水道水を入れてそれをほうばっていたときはビックリした。僕も卵焼きのみとかあったけどそんなお弁当ってないなと感じていた。学生服も兄のお下がり(中古)でズボンもテカテカしていた。担任の先生はバブルを地でいくような人で貧乏を嫌っていたからか彼を嫌って内申点を減らされていた。
笑ってしまうかもだけど、地方の公立の中学って内申点というのが良くないとダメというのがあった。地元の公立の進学校にいける人数はその中学では何人と限られていたから、先生の好みで選ばれていた。少しずつ高校で進学が決まらなくなってはきてたけど、僕らのころはまだあった。
親も地元の進学校に行かれるよりいうので農業高校に入れさせられたけど、バイトをしながら国立大学に入学してそのまま国家公務員になって、今でもその農業高校の武勇伝として語られているらしい。
それから同級会が何回かあったけど担任は来たことがなかった。学校内の暴力が絶えない時期に生徒に殴られたとも噂されていた。教師も大変な仕事だなと思う。
僕も実は下手だけどノートをつけるのが好きで、無印の「ダブルリングノート」か「A6ノート5mm方眼」を使っている。
ノートってビニールとか薄い紙が表紙だと折れ曲がって書きにくくなるし、あとで読み返すときにとか色々買ってみたけど、表紙が厚紙でリングになっているのでノートがめくりやすく書きやすい値段がリーズナブルなこれになってしまう。
これに思ったことや勉強したこと、仕事で習ったことをランダムに書いて使っている。今ならスマホなどにまとめるんだろうけど、手書きのほうがスッキリするのは古いからかな思っていたら、女優の杏さんが「無印良品」のオススメでノートの魅力を語っていた。
色々なことを記入することも結構たのしいなとこの歳になっても思う。