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読書日記254 【孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA】
三木雄信さんのビジネス著。ソフトバンクの孫さんの社長秘書をしていたことと、ホリエモンと同級生(同じ高校・大学)でもしられる。
PDACというのはPlan(計画) Do(実行) Check(検証)Action(改善)の頭文字をとった言葉で、昔からあったみたいだけど、普及したのって遅い感じがする。業務改善の方式というか、仕事を見直そうという話。
今の仕事で若い上司がやらたとこの言葉を連呼するので、ちょっと勉強というか、まったく知らない僕が何冊か古本屋をめぐったりkindle本で探したりした中で一番しっくりとわかった本だった。
業務改善ていうか物価上昇の機運や人件費高騰で、管理する人間というのは仕事が忙しいらしい。簡単にいってしまえば「働いていない社員に働け!」と言いたいらしいw
現場というか学がないので現場やちょっとしたそこのリーダーぐらいしか経験をしたことがない僕はPDACがよくわからなかった。言葉的に頭に入らない。そこで本を読んでとなるけど、いまいちわからない。
そんな感じで本書にであった。書かれたのは2017年とちょっと古いのだけどよくわかった。いわゆる「むちゃぶり」をどう考えるのか?ということ。その上司は僕が渡したメモをなくしたのを「ちゃんと貼っておいてくれなかった」と僕におこる上司なのだけど、僕は何時ものことなので笑って「すいません」で済ます。
そこが、まず違うというか、どこに貼ったらいいか?を考えるということ。つまりは人は万能ではない「考え事をしている人間はうっかりものをなくしたり会話が飛んだりする」ということを前提として考えていかないといけないということが書かれている。
上司をみて「偉いのだからちゃんとしている」と思いきやしてない。なんてことを前提にして「自分のできること」のみを合理化していく。そこに感情や苛立ちを入れてしまうとそこで感情の起伏がうまれ仕事に差し支える。つまりは「相手をするな!仕事(単純作業)としてとらえなさい」ということ書かれている。
「へんな上司ではなく変な機械と思えば腹はたつけど引きずらない」と僕に仕事を教えてくれた人は言っていた。何もやらないわけにはいかないのだからというときに仕事(単純作業)をしっかりとできるというのは大事だなと歳をとって本当に思う。
飲食店でバイトをしている時に、優秀な女性バイトの人がいてその人はお釣りを出すときに同性(女性の人ね)には釣銭トレーに入れて丁寧に、男性の特に肉体労働をしている人には直接返金していた。その人の時はお店がいつも混むのでバイト仲間は「嫌だ」といっていたけど、大学生の彼女がいると切り盛りもうまいので文句を言う人もあまりいなかった。
「なんでお釣りを返す時にそうするの?」と聞くと。
「いいところに目をつけますね~」
と言われた。「同性の人は目上の人だからトレーに出して丁寧に、異性は意識させるために(女性として)手に直接」と訓示みたいなことを言った。
こうやって書いてあるビジネス書があって、そうやってするだけでクレームが減るという。確かにか弱い女性と思ったら、多少クレームあっても言いにくいし、同性なら後輩と思わせるとやはり言いにくい。
「いい会社に就職したくて勉強しているんです」
と彼女が笑っていた。ロスジェネの時代で能力があってもコネなし就職はできない時代で「あきらめムード」があった。それでも彼女ならなんとかなるかと思える能力の高さがあった。結局就職もうまくいったらしい。まあ、当然といえば当然か…ビジネス書を読むとその時を思い出す。