小学校5年生の思い出。
クラス発表がされた瞬間から、嫌な予感はしていた。あまりおしとやかな学年でない私たちの代の、「その中でも派手な人」が異様に多かった。担任は若い男性だった。声が大きいのに加え、心地の良い響きではなかった。挨拶をしていたときの彼の笑顔が私はどうしても苦手で、この先に不安を感じた。
正直に言うと、私は小学校5,6年での経験はほとんど無いに等しい。卒業したのと同時に頭の中で全てを無かったことにしようと努力したから。それくらい、いい思い出はなかった。
時期は夏、私は担任に嫌われた。担