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小学校訪問

先日、【太宰府市立太宰府西小学校】へ訪問させて頂きました。

こんなご時世にも関わらず受け入れてくださった校長先生、先生方、そして歓迎してくれた子供たちにまず感謝したいと思います。

(歓迎の張り紙があり泣きそうでした。)

この日は秋休み前のオンライン終業式ということで、校長先生のお話も聞くことができました。

校長先生は子供の頃に仲の良かった友達が優しくしてくれた事がとても嬉しく自分も人に優しくして行こうと思われたそうです。

秋休みの間にみんなにも心と身体の成長をしてほしいと自身の体験を交えてお話されていました。



ふと自分の小学校の頃の事を思い出しました。

こう見えて昔いじめられていたんです。

これについても子供たちに話したくなりました。

交通安全についての話をしに来たんですが
校長先生のお話をきいて少し内容を変えて話させて頂きました。


こんにちはみなさん僕の名前はタコス☆キッドです。プロレスラーをしたりタレントをしたりキッチンカーに乗って色んな所で料理をしたりしています。

交通安全のため飛び出しキッドと言う看板をボランティアで設置して回っています。

皆さんはボランティアと聞くとどんなイメージがありますか?

お金を貰わずにイベントのスタッフをしたり働いたり、募金を集めてる人や、災害があったときにガレキやゴミを集めてる人などでしょうか?

僕も昔は道端で集金をしている人をみても特になにも思うことも無く通りすぎていました。
自分には関係ない。そんな気持ちもあったと思います。

一般的にボランティアとは
自分の意思で他人や社会に貢献する行為と言われています。

僕は「自分の意思で」と言うのがとても大事だと思っています。

僕がボランティアをしようと思ったのも「自分の意思」が明確に湧き出た時でした。


皆さんが小さい時や産まれる前の子達もいるかとおもいます、2011年の3月に東日本大震災と言うとても大きな災害がありました。

地震により津波が町を飲み込んで沢山の方が亡くなったり行方不明になりました。

その場所の近くには電気を作るための
「原子力発電所」がありました。
僕達が便利に生活するためには沢山の電気が必要でした。

快適に暮らすためのエアコンや冷蔵庫などの家電製品、みんなの大好きなテレビやゲーム、スマホ、インターネットも電気が必要です。

その電気を生み出すために人や動物などにとって危険な材料を使って電気を生み出していました。

危険があるかもしれない事は前からわかっていましたが、気をつけていれば大丈夫だろうと言うことでそこでその材料を使い電気が作られていました。

結果として津波で事故がおき、大丈夫だろうと思っていた以上の被害があり、その近くには人が住めなくなりました。

想像してみてください。
この場所は危険なので住めませんって急に言われたらどうおもいますか?
家に帰ればお気に入りのおもちゃや服があるのに取りにいけなかったり、突然たくさんの人と体育館で生活をしなくてはいけなくなったり。

それが何時まで続くのかもわからないのです。


学校や友達、家族、住み慣れた家など全て津波で流された人たちがテレビで色んな話をしているのを僕は見ていました。
悲しい、辛い、痛い、いろんな思いが溢れていて胸が苦しくなりました。

―仕事を辞めてでも駆けつけよう―

「ボランティアとして現地に行きたい。」

この時の感情がそれからいろんなボランティアをするきっかけになりました。


いまは困ってる人の話を聞いたり、解決出来るよう色んな方と協力して支援しています。

その中で交通量が多くて危険な場所がある!と言う話を聞きました。


それを聞いた僕は飛び出しキッドと言う看板を作って危ない所に貼ってもらえるようにお願いしに回っています。今日はこの学校の回りにも貼ってもらうために来ました。



みなさんにお願いがあります、危険な所では高学年の子は低学年の子の手を引いたり、道でふざけてる子達には危ないよと声をかけてください。

僕は大人として他の大人達に交通安全のルールを守ることや、スクールゾーンでのマナーなどこれからも伝えて行こうとおもいます。

そして1番大切なことは他人の事もですが何よりも「自分の命を守る」ことです。

僕は小学校の時いじめられていた事があります。
嫌だな、なんでかな?とモヤモヤした気持ちでした。
ある日、家族でみていたプロレス
レスラーが何度倒れても立ち上がる姿をみてグッと手に力が入りました。
やられっぱなしは嫌だ…嫌だ!

「こういうことされるの嫌だ!」
僕ははっきり自分をいじめてくる人に気持ちを伝える事ができました。

相手はとても驚いていました。
僕が嫌がってるとは思わなかったようです。

それからいじめはなくなりました。

全ての相手が話を聞いてくれる訳ではありませんが「嫌だ」と言う自分の意思を言葉にすることでやめてくれる事もあります。
みんなにもそういう強さを持って欲しいと思っています。

プロレスラーとして倒されても逃げずに何度も相手に立ち向かう背中を見せていきたいと思います。  

ですがプロレスにはルールがあります。
相手の攻撃をよけて逃げることや
足の下にもぐり避ける事も出来ます。
もうダメだと思ったら審判に伝える事もあります。
怪我をしないこと、させないこと
身体を守ること、受け身を取らせること
そして時には逃げることも大切です。

ですが交通事故はみなさんの命を奪うこともあります。
プロレスは試合が終われば終了です、負けても次があります。だから何度でも立ち向かいます、ですが命に次はありません。

看板がない所でも危険な所では飛び出さず安全に道路を渡ってください。


と言うような内容をもっと簡単に話したと思います。


その後は各学年を回らせて頂きました!


子供達は大喜びでスーパースターの登場のように拍手や手を振って待っていてくれました。
ビートルズの来日か!くらいの歓迎ぶり、中には僕を知ってる子や試合を見たことがある子も。

歓迎ムードに気持ちよくなって
質問コーナーの時間も作って頂きました。

なんでタコスなんですか?
なんで覆面レスラーなんですか?
色んな質問をしてくれました。

覆面レスラーなのは僕がメキシコのルチャリブレに影響を受けていること、覆面の歴史として敵に果敢に立ち向かうために素顔を隠して戦った事など子供たちに簡単ではありますが語りました。

マスクを付けることで強くなれる

マスク生活をしている子供たちに
不自由だけでなく意味を作り出してもらえたら。そんな願いも込めて
僕は今日も覆面レスラーとして活動を続けていこうとおもいます。


校長先生が話されていた話の中で
誰かに優しくすると優しいが続いていくんだよ!と言うニュアンスの話がありました。

僕もまさにその優しい循環の中にいます。

この体験を、その時の思いを言葉にして残して行こうと思います。
ものすごく不器用ですけどね!
頭の中を整理するのは鉛筆にノート使います!

今回の小学校訪問も沢山の方の支援や繋がりからの紹介があって実現したものです。
優しさの循環に生きてると実感しております。

後日大宰府西小学校の正門と裏門の2箇所に設置させて頂きました。

有難うございます‼️

子供たちも
気をつけます‼️

大人は、もっと気をつけましょう‼️

胸を張って
背中を見せよう‼️

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