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IT業界の激動と未来の展望:アクセンチュアの新戦略からテスラの自動運転成功まで


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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IT業界の激動と未来の展望:アクセンチュアの新戦略からテスラの自動運転成功まで
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#トレンドクリップまとめ  2024/7/19
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IT業界は、企業買収や技術革新が相次ぐ激動の時代を迎えています。アクセンチュアが前橋市のシステム開発会社クライムを買収したことで、SI(システムインテグレーション)業界に新たな風が吹き込まれ、IT多重下請け構造の改革が期待されています。一方、テスラは完全自動運転ソフトの事故率が一般車両の7分の1に減少したと発表し、自動運転技術の未来を切り開いています。さらに、生成AIや半導体の進化、終身雇用を超えたキャリア形成など、多岐にわたる最新トピックを網羅し、今後のビジネスとテクノロジーの行方を探ります。
(タイトルとリード文は無料版ChatGPTにて執筆しました)

⭐️IT・SIer・SaaS(BtoB)関連トピック

⚪︎コンサルティング・SI
 今週のトップツイート。コンサルティングのアクセンチュアが買った「秘宝」・クライムは前橋市に本社を置くシステム開発会社。クライムの金井修社長は上場準備を中止し、4月末にアクセンチュアの子会社になる事を選んだ。今後、アクセンチュアは大手SI飛ばしが可能に。IT多重下請け構造の岩盤破壊の号砲となるか。
 対する国内大手SIの富士通株式会社では全社DXプロジェクト “Fujitsu Transformation” を2020年7月に立ち上げてます。これを受けて富士通デザインセンターでは、デザイン思考をグループ全体に広める活動を開始。コンサルティング業務受注へと足を進める構えです。

⚪︎半導体
 半導体は27年に1.4nmへ 、インテルが世界初技術で逆襲とタイトルが踊っています。半導体の微細化は止まりません。1.4nm世代を迎えます。これは現行の3nm世代から2世代先に相当します。サムスンやTSMCに加えて、米インテルがロードマップを明らかにしました。


⭐️EV・自動運転・ロボット関連トピック

⚪︎自動運転
 テスラの完全自動運転ソフト、事故率が「一般車両の7分の1」にとの成果発表です。 テスラの運転支援システム「FSD」(Full Self-Driving)の事故率が、2023年は100万マイル当たり0.21件で、2022年の0.31件から32%減少していたことが、明らかになリました。

⚪︎ロボット
 Google DeepMindが自然言語で場所の案内などオフィス内のタスクをこなすロボットのデモムービーを公開しています。 Gemini 1.5の最大100万トークンという長いコンテキストウィンドウを活用することで、オフィス内のタスクを自然言語で解決できるようになったと論文にまとめて公開しました。


⭐️ヒューマンリソース・キャリア関連トピック

 終身雇用を前提としない時代。会社と働き手の関係を変えつつあります。一度辞めた勤め先に再び戻ることはかつては珍しかった事でしたが、今は「アルムナイ(卒業生)」採用としてキャリアの選択肢の一つとなっています。日立の事例を紹介しています。
 また違うキャリアの選択肢として、学生のワーホリも話題です。日本ではできないキャリアづくりが目指せます。 アルバイトで月収80万、貯蓄1年で300万は当たり前…幸せな人生はこういうもの、という固定観念が強烈にありました。でも、オーストラリアに来てみてわかったのは、そんなことは誰も気にしていないとの実践者のコメントです。
 もっとも先行する米国ではAmazon労働組合が映すアメリカの苦悩 、「倉庫でしか働けない」とあります。 米ニューヨーク市マンハッタンの南に浮かぶスタテン島。米アマゾン・ドット・コムが運営する大型倉庫の近くに、米国初の同社の労働組合が拠点を置いているとの事です。今後ロボットの導入なので、仕事の先細りが予想されます。労働組合は勿論、政治の対応が期待されます。


⭐️放送・出版・教育・SaaS(BtoC)関連トピック

⚪︎教育
 経済産業省が出しているベネッセ社の生成AI活用の事例が話題です。 ハルシネーションのリスクもある、技術的な課題が残る中で、対外向けにサービス展開できている企業は少ないです。試行錯誤をしながら活用方法を進めていく流れはいい進め方です。ノウハウが蓄積されます。
 先行する中学校での生成AI授業が興味深いです。 みんなのコードでは2023年の10月から11月にかけて、日本女子大学附属中学校の3年生を対象に、技術・家庭科の技術分野の中で、計6時間にわたって生成AIの授業を行なったとの事です。もはや生成AIは一過性のブームでは無く、着実に広がって行くトレンドです。教育改革が求められます。

⚪︎マッチング
 AIの異性とマッチングできるアプリをライターが体験 。恋活マッチングアプリLOVERSE(ラヴァース)には「唯一の人間とAIマッチングアプリ」「既婚者でさえも利用できる恋活マッチングアプリ」といったキャッチコピーがついています。対話AIのキラーアプリの一つはこれでしょうね。

⚪︎検索エンジン
 最新のデータ(2024年6月)によると、日本においても、Google検索のシェアが落ち始めています。その一方で、Microsoft Bingのシェアが伸びています。Bingは28.05%で、Googleは65.03%となっています。かつては9割打者のGoogleも凋落です。この混乱期にソフトバンクはPerplexityを担ぎます。検索エンジン初期のYahooとの協業の構図の再演です。

⚪︎PC
 「デスクトップパソコン」はもう不要? 実は「電気代が高すぎる」うえに所有率も下降傾向 との統計です。私はM1版iPadAirにMagic Keyboardにマウスと拡張ディスプレイを使っています。マルチウインドウに対応しているので、もはやPCは必要ありません。
 Microsoftの新作AI PC「Surface Pro」のアイデンティティが“高価”しかないとの記者レビューです。 米GizmodoのKyle Barr記者のレビューによると、値段に納得できる要素が、処理性能くらいしかない。intelに代わりARMチップ搭載機であるがゆえの制約をエミュレーターで緩和。との事です。もっとも全てのアプリがエミュレーターに対応しているとは限りません。購入する前に使用するアプリのベンダーに確認する必要があります。もっとも、個人ユーザーはWindowsでは無く、1年365日直接サポートしてくれるApple端末を選ぶのが正解と思います。特に手書きにも対応しているiPadをオススメします。


⭐️政治・経済関連トピック

 フランス政変でNATOに暗雲。 軸失う欧州、日本にも試練との刺激的なタイトルです。 左派連合の新人民戦線(NFP)が最大の勢力になったとの事。第1党になるとみられていた、ルペン氏率いる極右のRN(国民連合)は結局、3位にとどまっています。与党連合は3割超の議席を失い、2位に沈んでいます。

 経済学者・成田悠輔氏が日本人の同調圧力について持論を展開したとの事。 日本人は同調圧力に流される金魚のフンとよく言うけど。財布落としても落し物で届いたりする(世界の常識から見れば)超常現象も同調圧力のおかげな気がするから、日本人はこのままでいいのかもしれないとの事です。

 「インドブーム」への期待が高まるわりに企業の熱気が感じられないとの事です。 期待は大きく、23年の対インド直接投資額は過去最高となっています。国際協力銀行のランキングでも中国を上回って1位です。自動車、電機・電子、化学、一般機械の主要4業種すべてで首位を占めています。モディ首相の次に世代交代がスムーズに行われるかがインド民主主義の試金石です。


⭐️生成AI関連トピック

⚪︎次世代検索エンジン
 ソフトバンクの推すPerplexityが新機能の「Pages」を発表しました。Perplexity Pagesとは、特定のトピックについてPerplexityが検索して生成した文章をウェブ記事化。対象読者を「誰でも」「ビギナー」「エキスパート」のなかから選択でき、対象読者に応じた内容を生成するとの事です。オンデマンド版のウィキペディアですね。しかも読者のレベルに合わせてくれるとなると思わず試したくなります。

⚪︎市場統計
 生成AIの認知率が7割以上に上ったことが分かりました。 利用している生成AIツールについて、最も多い回答は「ChatGPT(OpenAI)」となり61.8%。次に「Microsoft Copilot(Microsoft)」(19.4%)、「Gemini(Google)」(17.0%)と続いています。果たしてOpen AIは先行を逃げ切れるか、見ものです。

⚪︎著作権
 強力な生成AIモデルを訓練するには膨大な量の訓練データを必要とします。音楽生成AIスタートアップ2社に対して大手レコード会社が今回起こした訴訟は「高品質な訓練データは無料ではない」ということです。これはレンタルビデオの時と同じで訴訟を通して補償対価が決まれば世界はそれで一斉に瀑布となって流れ始めます。


⭐️営業・マーケティング・小売関連トピック

 デクセリアルズに聞く“型破り”な営業スタイル「デザイン・イン」の魅力。 自社の直接的な取引先の部品メーカーだけでなく、その先の完成品メーカーへの営業活動である「デザイン・イン」の取り組みを続け、業界の好評価を受けてきたデクセリアルズに注目です。

 30年で若者の恋愛離れが加速しています。欲しいものは「お金・時間・自由」、なんと恋人は10位に。博報堂生活総合研究所は、1994年から30年ぶりに、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施しました。30年間における、若者の意識の変化が明らかになっています。

 最低賃金16ドルのNYに、時給3ドルのレジ係が登場。「リモートレジ」が話題を呼んでいいます。レストランで食事を終えてレジへ向かうと、レジに係員はおらず。代わりにディスプレイには、アメリカ国外、地球の裏側にいる係員が画面内に登場します。日本でも、類似の化粧品のオンラインアドバイスの応用例があります。


⭐️衛星通信関連トピック

 こんなとこでもSpaceXの衝撃、衛星間光通信で業界のはるか先にとのタイトルが興味深いです。 SpaceX 社長兼COOのGwynne Shotwell氏が、2024年3月に米国で開催された衛星産業カンファレンス「SATELLITE 2024」で、「我々はStarlink向けに開発した光衛星通信端末を外販する」と発言したそうです。通常の国際標準に対して衛星間光通信のデファクトスタンダードを目指して先行者利益を狙うワケですね。


⭐️時流関連トピック

 老朽化したマンションの建て替え価値を見える化する「スマート建替」が話題です。「スマート修繕」はマンションの建て替え価値がわかるサービス「スマート建替」を、東京・赤坂エリア限定で先行リリースすると発表しました。相談受付を開始します。修繕・建て替えは同根ですから、良い事例が期待されます。



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