みんなが敵という【呪い】
みなさんは人前で自分の意見を言ったり発表する時、緊張しませんか?
私は間違いなくいつもド緊張していました。
心臓バクバク、口の中はカラカラ、呼吸もハアハア…
まるで戦闘態勢。
なんでいつもこうなんだろう。
こんな事で緊張しなくてもいいのに。
頭では分かっていても、体が反応してしまう。
どうして。。。
自分と対話をしてみると、
私の心は「怖い」という気持ちでいっぱいでした。
何がそんなに「怖い」のかを掘り下げてみると、
・みんなに否定されるんじゃないか
・みんなにバカにされるんじゃないか
・間違っているんじゃないか
という様な気持ちが隠れていることに気づきました。
つまり私は発表する時、みんなに攻撃されるということを大前提としてその場に望んでいたのです。
確かに、もし銃でこちらを狙っている人たちに対して、無防備でいることはできません。
武装するのが当然でしょう。
でも、本当にみんなは銃でこちらを狙っているのでしょうか?
・・・そう思っているのはおそらく自分だけ。
相手は銃なんて持っていないし、何ならこちらを向いてすらいないかもしれません。
自分を緊張させていたのは自分の妄想だったのです。
私は自分を守りたい一心で、自分自身に「相手は敵だ」という【呪い】をかけていたのです。
その【呪い】に気づいた時、自分に対して「バカか笑」と突っ込んでしまいました。
いまでも人前での発表は緊張しますが、前よりはだいぶ良くなっています。
それは自分が自分にかけた【呪い】に気付いたからです。
これからも私はこの【呪い】に多少はかかりながら、でもうまく飼い慣らしていこうと思います。
私にかかっていた【呪い】はまだまだあります。
また聞いてください。