企業ブログに「社員の日記」を書いてはいけない理由
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
企業様でライティング研修をする際に、「ブログ」という言葉を聞いてどのようなイメージをしますか?と尋ねることがあります。これまで、いろいろな答えがありましたが、最も多かったのが「日記」でした。
ブログが海外から日本に入ってきたのは2002年ごろで、多くの芸能人や著名人が始めたことを受けて2005年ごろには個人ブログがブームになりました(流行語大賞にもノミネートされましたね)。
それまで個人でホームページを持つことは珍しく、大手企業やHTMLというプログラムを作れる個人が所有して更新をしていました。それがブログを使うことで、個人で簡単に無料で「ウェブで発信ができる」ようになったのです。
当時、個人ブログで書かれていた多くが「日記」や「趣味」についてでした。このなごりが「ブログ=日記」というイメージに繋がっているのではないでしょうか。
ところが、ホームページ内の「企業ブログ」は「ブログ」なのですが「日記」ではありません。日記にしてはいけないのです。
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【こんな内容を企業ブログに書いていませんか?】
・社員個人のプライベート
→先日の休みに〇〇温泉に行ってきました
→近所にある美味しいランチのお店をご紹介
・季節の話
→寒くなってきたので風邪予防しましょう!
→近所にある桜が満開になりました
・社内であった業務外の話
→年に一度の社員旅行に行ってきました
→今日は健康診断がありました
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こうした内容を「社内の風土を伝えるため」や「親近感を持ってもらうため」に企業ブログにしている会社様もありますが、ホームページ内の「企業紹介」や「自社の強み」を伝える固定ページが逆に埋もれてしまう結果になります。
社内の風土を伝えるための「社員日記」であれば、別アドレスのサイトを立ち上げてリンクを張るようにした方がいいでしょう。
ホームページに訪れるお客様が知りたいのは、自社の強みや他社にはない独自のサービスです。そこに集中してもらうためにも、企業ブログを日記にしてはいけないのです。
ホームページ、企業ブログ、施工事例を「誰に」見てもらいたいのか、見てもらった結果どういうアクションをとって欲しいのかをしっかり意識していくと「ブレのないホームページ」になっていきますよ。