ふーふーふーやっと登った至仏山④
朝5時起床。
昨日ゆっくりしたせいか何故かやる気の3人
朝食一番乗り。食べ終わるのも一番。
私なんて何もしてないのに
ご飯をおかわり。金太郎か。
天気は晴れ!
太陽の日を浴びて輝く見事な草紅葉
標高2228メートル。覚えるには
「ふーふーふーやっと登った至仏山」
と教えてもらった
待ってろよ、至仏山!いざ、しゅっぱーつ!
登り始めてすぐ辛い
あれ、私辛い
こんな筈では
それもそのはず
昨年から山らしい山へ
登っていないではないか
でも。
いつも一緒に山を登るいずちゃんは
「さえちゃんは足の裏がしっかりしてるんだね」と褒めてくれる
足の裏をほめてくれる人なんて
いずちゃんしかいないし
とりあえず褒められると嬉しい私は
後ろでひーこら登っている
足の裏が薄いであろういずちゃんを前に
弱音をはくわけにはいかない
だって、これからも
さえちゃんの足の裏は
やっぱりしっかりしてるって
ずっと褒めてもらいたい!
↓だからひーこら登る
途中、どんぐりが落ちていた
木には帽子がついたまま!
初めて見るので大興奮
どんな風に木になっていたか試そうと
木に残っている帽子へはめてみたけど
「おれの帽子じゃねぇ」というほど
フィットしない
そんなこと言わずにこれでお願いしたいと
アートネイチャー的にかぶってもらい
撮影したのがこちら
滑るので気をつけてと言われた
蛇紋岩をひーこらのぼり
木道ですべって膝をぶつけても
私、すべらない女ですから顔でのりきった
もちろん膝は擦りむいてる
しばらく登っていると
「まだ後ろを見ないように」とのこと
きっと綺麗な景色なんだろうなぁ
わくわくわくわく
のぼって~のぼって~
どんどん登って~
そろそろいいよ
振り向いた
わぁぁ✨
前回歩いた尾瀬ヶ原と
その先にある燧ケ岳も
一望できました
さらに上へ上へと登っていくと
冷たい風が吹いてきた
風の吹く方を見ると
霧のなかにうっすらとある太陽が幻想的で
晴れると
私たちは雲の上にいて
なんだかとても感動した
それから何度も
きついなと思ったけれど
ものすごい速さで流れていく雲や
大地を撫で草木を揺らし
とおりすぎていく冷たい風
それらに元気をもらい登ることができた
そしてたどりついた2228メートル至仏山
無事登頂
それからは稜線を歩いて小至仏山へ
この岩はアスレチックみたいで
身体全体をつかって
降りていくのが楽しかった
今回、ガイドのようちゃんが
滑りやすいところを教えてくれたり
笑わせてくれたり終始様子を見ながら
ゆっくり歩いてくれたお陰で
息をあげることなく登ることができ
植物に興味がわき、森が好きになり
さらに自然が好きになった
「次は至仏山だね」と眼をきらきらさせ
誘ってくれたいずちゃん
至仏山を登り尾瀬ヶ原を一望したとき
「この景色を見たくて登ってきたの」と
本当に嬉しそうだった
彼女と山を登るたび
本当に山が好きなんだと思うし
そして山に愛されているんだろうなぁと
感じるのです
いずちゃん、ようちゃん
楽しいことたくさん教えてくれて
有難う
わくわくもドキドキも宝物になりました
翌日から早速筋肉痛だけど
心に尾瀬と至仏山がひろがっていて
鹿の鳴き声が聴こえるのではと
眠るとき耳をすませてしまいます
これから何が起こるんだろうという
わくわくやドキドキ
嬉しさや感動
地球は遊び場と思えたことが
おおきな収穫
だから臆せず飛び出そう
地球は遊び場だと思い出す旅へ