角田へ行かせて貰いました~芋煮会~

本日、宮城県は角田のイベントへ行かせて貰いました。


  
前回に続き今回もフランクフルトやコーヒーを提供させて貰うとのことでしたが、気がつくと私は支援物資の品を皆さんへお渡しする人に。

皆さん、一様に「他にも欲しい人がいると思うから。」と本当は2つ欲しいところを皆のことを考えて遠慮されたり、小さな声で「欲をかいてもいいのかい?」なんて言ってくれる方も。もちろんですよ!もっとお持ちくださいと袋にたくさんいれさせてもらった。

その内、両手いっぱいに荷物を持って重そうなおばあちゃまがいたので家まで送りますと言って荷物を持ち、おばあちゃまと腕を組んでゆっくり歩きながら話をしているなかで、フランクフルトは食べました?と聞くと「本当は食べたかったけれど、でも。」遠慮したのと小さな声でいうおばあちゃま。なんか私の火がついた。

「ちょっと待ってて下さいね。すぐ戻ります。」とフランクフルトを出前をすることにした。パックにいれたフランクフルトをお渡しすると「本当はお父さん、フランクフルト好きなの。」そう笑顔で言ったおばあちゃま。

何度か道を往復していると「この家のお母さんは、今日のイベント来なかったのよ。」なんて教えてくれる人もでてきた。

もちろん行くでしょ。すみませーん、こんにちはー。なんて訪ねてみた。80代くらいのお母さん。「お母さん、今日、イベントしてたんですけど温かいフランクフルト召し上がりませんか?あと欲しいものがあればお持ちしますよ。何か欲しいものはありますか。」お母さんはパジャマがボロボロだかパジャマが欲しいと言った。待ってて下さいね。今、見てきます。

走って会場に戻り探しているとお母さんが、ワイヤーカートを押しながらわざわざ会場に来てくれた。一緒に毛布やらうどんやらみかんやら両手にいっぱい持ってお家まで戻り、お母さん家に上がらせて貰ってパジャマの試着をすると、とっても喜んでくれた。

しかし上はまぁ良かったものの、下のズボンがかなり長くて胸まであったのに「まぁ、ちょうど。」なんてめちゃめちゃ喜んでくれた。確実にちょうどでは無かったけれど裾は折って履くように伝えて、色んなお話をして帰ってきた。

大間さんとカレンダーを配りに公民館の近所を歩かせてもらった。お家を訪ねると外から見るとなんでも無いようでも家の中は家財道具はすべて無く、床は泥まみれになっていて片付けをしている家がまわっただけでも数件あった。外から見ただけでは分からないだけで、まだ何も終わってないのだ。

イベント会場では前回よりも多い食料品など物資をお持ちしたかと思いますが、あっという間に完配になりました。それほど皆さん、まだまだ大変ななかにいらっしゃるのだと感じずにはいられませんでした

ひとつ残念だなぁと思ったのは、今回のイベントのことを車を走らせ宣伝してくれたらしいのだけれど、音が反響していて何を言っているか聞こえづらくて分からなかったと2人のご婦人が教えてくれた。暖かい服や毛布、日用品などをたくさんの方が求めていらっしゃったので是非、次回はあまねく皆さんにその声が届くといいなと思いました。

嬉しかったのは、地元の方々とお話をしたりつかの間かもしれないけれど笑顔を見られたこと。

前回のイベントで知り合ったかくだ元気プロジェクトの方々や、地元の子どもたちとも再会できたこと。

帰りにまだまだ手つかずの場所があることも知りました。

避難所ではダンボールで仕切りをしただけのところで生活を余儀なくされている方もいらっしゃいました。せめて周りから見えない工夫や空間があればいいのにと思ったし、これから寒くなるから冬が心配にもなった。

私に出来ることは本当に些細なことだけれど、また足を運ばせて貰いたいと思いました。

チーム府中のみなさま
かくだ元気プロジェクトのみなさま
お世話になったみなさま
有難うございました!

明日からまた、今いる場所で
できることをさせてもらいます。

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