9:27 p.m.

2024年9月27日　時刻は午後9時27分だった。

ちょうど日付と時刻が同じだった。

無性に外を歩いてみたくなった。

目的はない。

ただ、目的の無い散歩だった。

外はずっと真っ暗だった。

今まで歩いた夜の中で一番真っ暗だった。

もちろん、まだ夜中ではない。

でも真っ暗だった。

いつもより暗い道だった。

道を歩いてみた。

真っ暗だった。

よくわからない感情がずっと私の中を目まぐるしく駆け回っている。

暗い道を歩いているときだけ、本当にこの一瞬だけ、自分はどこにもいない、どこにも必要とされていない。

ただ消えるだけの運命を辿っていると思った。

劣等感と悔しさがずっと湧き出てきた。

いなくなりたい。

私は誰にも必要とされていない。

生きる目的がない。

辛い苦しい辛い。　そういう気持ちが湧いてきた。

私は明るい方ではない。

世間一般では暗い方に入ると思う。

やはり、暗い人間は受け入れられないのか。

そう思えてきた。

今までの人生 私は何のために生まれたのか
不安と後悔と自分に対する苛立ちと嫌悪感が私を襲う。

限界だ。

怖かった。

今までの自分の人生が陳腐なものに見えてきた。

消えたい。死にたい。そう思えてきた。

何もない。そんな気持ちだ。

もうやめてくれもうやめてくれもうやめてくれ

断ち切りたい。

これが、私が2024年9月27日午後9時27分に体験した出来事だった。

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