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自分が大切にされていると感じる病院

去年長くかけて一通り病院で治療していただいたおかげで私のやっかいな病状はひと段落つきました。それ以降、通院は一か月に一回になって、そんなに大変ではない頻度であるものの、その病院がすごく好きというわけではなく、なんとなく言われるように通っていました。少し前、自分の病気と気持ちの面で向き合って考えをまとめ、説明できるように、いろいろ考えをワードにまとめていました。訪問看護に来て下さる看護師さんに見せて、それについて話したら、思ったより深い話になってふわっとうれしくなりました。その後に行った診察でも、薬の注射でも病院の先生と看護師さんが患者である私をとても大切に扱ってくれていることが体感されて、病院を後にした時、ふわっと体が軽くなったのを覚えています。行く毎にドキドキしなければいけない病院通いならば、毎回、体力、気力の闘いですが、今の私は病状は安定しているので、病院通いには毎回、ついでに何か小さな買い物をする楽しみを付け加えていて、ちょっとしたお出かけなのです。それで家族にちょっとしたお土産を買ったりする楽しみがあるのです。
街の小さなクリニックではお年寄りが看護師さんとおしゃべりをするのを楽しみにしていたりするのは別として、おばさん年齢の私でも自分から話しかけるわけでなくても、医師や看護師さんに大事にされていることは本当に嬉しいことです。それなりに毎日を前向きに過ごしていることはおそらくわかってると思うのですが、先生からさりげない励ましをいただいたり、看護師さんに人懐っこくされてこんなにこの病院が好きになるとはびっくりです。
48歳で乳がんになったときは、病院通いをする中で、淡々としながらもドラマチックなお医者さんとのやりとりがありました。そして自分なりに克己心を持つことで乗り越えてきました。今はそんな状態ではないけれど、病院に通っていてふわっと体や気持ちが上がるってなんなんでしょう。
自分が良くなるように素直な気持ちを持って治療に向かっていることの証でしょうか。
少し前まで、病歴に向き合ってすごく重い過去を振り返ってぐったりしていたのですが、それを通り越したら、「ふわっとした軽やかさ」に出会えました。

いつも私を見守ってくれている人たち、どうもありがとうございます。人は一人で生きているわけではない。そのことにしっかり気が付いて感謝できますように。自分を大切にします。これを読んでいるあなたのためにもなりますように。

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