Skill sets
今日のタイトルは「スキルセット」で「(仕事に)必要なスキル一式」を
意味します。
「スキル」には「ハードスキル」と「ソフトスキル」の2種類があります。
「ハードスキル」は可視化できる体系だった知識や技能で理論・手法・
ツールを指します。
例えば、経営学は勉強できても、実際の経営は実践しないと身につかないと
いわれたりします。この場合の経営学がハードスキルの一例にあたります。
「ソフトスキル」は可視化・数量化するのがむずかしいヒューマンスキル
です。
「効果的なコミュニケーション、創造力、分析力、柔軟性、問題解決力、チームビルディング、傾聴力等の、他者と触れ合う際に影響を与える一連の能力」と米国政府機関は定義しているように幅広い概念です。
その核となるスキルセットは、一般的には「批判的思考力」「コミュニケーション能力」「協調性」の3つだと言われています。
特に「コミュニケーション能力」はその中核です。
学業が優秀で既知の知識や理論に精通していても「ソフトスキル」を身に
つけていなければ実社会ではチームで仕事をうまくすすめられないことも
あります。
デジタル化やAI(人工知能)が急速に進展する中で、「ハードスキル」よりも
「ソフトスキル」の重要性が高まっています。
単体の「ハードスキル」は機械やAIなどに取って替わられる可能性が高い
からです。
左脳の時代(=ハードスキル)から右脳の時代(=ソフトスキル)へと
変化しているとも言えます。
理想的なのは「適切なハードスキルとソフトスキルの組合せ」を持っていて
うまく使いこなせることです。
仕事のできる人は「デジタルツール」と「アナログツール」の両方をうまく
使っています。
私の造語ですが「1社懸命」に頑張るサラリーマンの時代は過去のものとなりつつあります。
自分にとって本当に必要なスキルをよく検討して身につけたいものです。
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