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"豊かなlifestyle"と指圧

【SHIATSU TALKS #3

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.                健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

繰り返しになるが、これがWHOの健康の定義だ。

#2で 、真の健康が豊かなlifestyleを造ると書いた。

では、"豊かなlifestyle"とは何か?

お金がある生活?ヒッピーのような自然派な生活?

某メディアでは、海沿いに移住して、朝ヨガしてサーフィンしてスムージー飲んで、庭でBBQ!車はワーゲン で都内で仕事してます!もう都会のスピードにはついていけません!のような生活を提案していたりする。

最近は、ファッション雑誌や広告媒体なども、lifestyleを提案するようなものが多くみられるし、モノよりコトにシフトチェンジする流れが強い。

30年前は、いい時計して、いい車に乗ってワンレンのチャンネー口説いて赤坂プリンス!の時代。(知らんけど)

逆に、今の若い子は車やお金にあまり興味がないらしい。僕の知ってる患者さんの、80代のおじいちゃんの方が考え方は肉食系だったりする。

生きてきた世代や環境でかなり違いがでることが、とても面白い。

価値観の変化


価値観は時代によって変わる。lifestyleも時代で変化する。

皆さんが感じていたり、信じている「正しさ」とは、社会の価値観に合わせてカスタマイズされたものかもしれない。

「正しい」スタイルは時代によって変化する。

「正しい」スタイルの構築にはメディアやSNSの影響力が強い。

SNSなどを見ていると、"お洒落とはこうであるべき!"のような、誰が決めたかわからない謎の呪縛のようなものを感じる。

僕らの業界も然り、昨今の健康ビジネスの乱立によって、"豊かさ"の概念があやふやになり、物事の本質を忘れてしまっている。

では、本質とはなにか?

簡単なことだ。
健康になって何がしたいのか?
を考えてみればいい。

姿勢?
骨盤の歪み?
両足の長さの違い?

身体の不具合そのものを問題にしてはいけない。
その不具合が自分のlifestyleの、"どの部分"に影響し、邪魔をしているのか?

あなたが行わなければならないのは、
"豊かなlifestyleを送る"努力であって、骨盤矯正を意味もなく受けることではない。

健康とはあなたが望むことを実現するための条件であって、健康自体が目的ではないはずだ。

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"豊かなlifestyle"の定義


僕らは定義する。

"豊かなlifestyle"とは
「"culture""mind""body"の調和がとれた状態」
である。

culture→人生を楽しむツール

mind→精神 

body→身体

この3つのバランスが取れた生活が、僕らの提案する、"豊かなlifestyle"だ。

cultureの存在は、人生に充実感を与え、ポジティブな精神状態に持っていくことができる。精神が安定すれば、身体の不調を起こしにくい。(次の項参照)また、人間関係を良好にし、cultureを楽しむ原動力にもなる。

この3つは単体ではなく、全てが繋がっている。
どれか1つが欠けてもダメなのだ。

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慢性痛のお話


ここで、1つの例をご紹介しよう。

国民の3人に1人に症状があると言われる慢性腰痛だ。
慢性腰痛は、以前はヘルニアや骨の変形など、器質的なものが原因だと考えられていた。
昨今では研究が進み、どうやら脳が原因ではないか?ということが分かってきている。

また詳しくどこかで書きたいが、今回は簡単に説明する。

脳が痛みを引き起こすということは、原因は精神的なストレスだ。人間はストレスを感じ、脳でストレスを処理する段階で不具合があると痛みを起こすことが分かってきている。

ストレスの感じ方は人それぞれで、同じ強度のストレスでも、強く感じる人もいれば、なんとも思わない人もいる。

感じ方が人それぞれであれば、処理の仕方も人それぞれだ。

ストレスを感じても、趣味を楽しんだり、映画や音楽などのアートに触れることで、解消されるのは、皆さんも経験したことがあると思う。

自分なりのストレス解消法があることで、痛みを感じにくい脳を作ることができる。
逆に処理の仕方が下手な人は、ストレスを溜め込み、身体の不具合を起こしやすい。

ストレスが無い人なんていないし、ストレスフリーの考え方なんて幻だ。
だから、日頃からストレスとの上手な付き合い方を考えるべきなのだ。

僕らは、ストレスをcultureで解決できると信じている。

キャンプが趣味だとしたら、焚き火の前でリラックスすることが痛みの治療になることだってあるかもしれない。
気が合う仲間と飲みにいくことも予防薬になるかもしれない。

僕らは指圧を受ける事だけを勧める治療家にはなりたくない。
指圧を受けなくても治るならそれでいいと思っている。

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「STORE」と謳うこだわり


繰り返すが、指圧はcultureだ。

指圧が、サーフィンやスケートボード、キャンプなどと一緒に、人々の頭の中にカテゴライズされることが理想なのだ。

これには、#2で書いた「お気に入りのカフェでリラックス」しているようなお店作りが必要になる。
だから僕らは「治療院」と謳わず、「STORE」と謳っている。

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同業者の方々、おわかりだろうか?

指圧Campには確固たるコンセプトがあり、一つ一つの言葉にストーリーがあり、意味がある。
簡単には真似できない。

また、僕らは指圧は痛くなってから受けるものではなく、痛くならないために受けるものだと何度も言ってきた。
指圧は副作用の極めて少ない、シンプルな予防医療だからだ。

あなたのlifestyleに、指圧が加わることで、"豊かなlifestyle"のお手伝いが出来ることを信じている。


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