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コロナ禍でのアフリカ旅(2022年1月編)

2022年の年末年始に13日間かけてアフリカのマダガスカルへの旅を行ってきました。

コロナ禍での海外旅行は平時と違い、多くの手続きが発生しました

この記事では、コロナ対応という視点から、出国前とマダガスカル国内と日本帰国という時系列でそれぞれでおこなった対応を書きたいと思います。


出国前

有給申請

私は国内で会社員として勤務しているため、年末年始といえど13日間休むとなると有給を申請する必要がありました。

詳細は後半に書きますが、PCRテストを出国前から帰国にかけて複数回受ける必要があり、そのうち一度でもテストが陽性になると出国や帰国ができなくなる可能性があります。

最悪の場合は年明けに仕事に復帰できないこともありえます。

そのため、今回は海外旅行に行くことは会社には伝えないことにしました。

飛行機予約

もともと2021年11月頃にエチオピアのアディスアベバを経由してマダガスカルに向かう便をエチオピア航空で予約していました。

しかし、その便はエチオピアの内戦の影響により航空会社都合でキャンセルされてしまいました。

結局、フランスのパリを経由するエアフランス航空の航空券しかマダガスカルへ行く選択肢はなくなってしまい、価格もエチオピア航空のもの2倍以上の45万円となってしまう結果となりました。

ビザ

東京都港区にある在日マダガスカル大使館

マダガスカルへの旅を検討し始めた2022年9月頃は、マダガスカルはコロナの影響で国境が閉鎖されていたため、観光客向けのビザの発行も停止していましたが、11月になって国境が解放されビザの発行も再開されました。

そのため、有効期間30日のツアーリストビザを東京にある在日マダガスカル大使館で事前に取得することができました。価格は2,353円。

※振り返ってみると、このツアーリストビザはマダガスカル入国時に空港(Ivato International Airport)でも取得できるため、事前に取得しておく必要は特になかったなと思っています。

PCRテスト

マダガスカル入国には搭乗72時間以内のPCR検査陰性証明が必要だった(2021年12月時点、現在の詳細は在マダガスカル日本国大使館のホームページで要確認)ので、このツイートを参考にちびっこの科学と遊び株式会社の浜松町のお店でPCRテストを受診しました。

料金は英文陰性証明書を含めて7,500円。

https://coubic.com/chibikkokagaku01/booking_pages
東京都浜松町の検査センター

そして、メールでPDF形式で受け取った結果を印刷してマダガスカルに持参しました。

レンタカー予約

日本帰国後の成田空港から隔離場所への移動に公共交通機関は利用できません。

そのため、事前にレンタカーを予約しておきました。

自宅がある神奈川県内で乗り捨てしなくてはいけないため、自宅付近に営業所があるトヨタレンタカーを選択。

料金は乗り捨て費用や免責補償制度を含めて12,650円でした。

ちなみに成田空港から成田市内のトヨタレンタカーの営業所へはトヨタレンタカーが用意してくれるバスで移動でき、これは公共交通機関は当てはまらないとのこと。

マダガスカルで隔離期間を過ごすホテルの予約

マダガスカル観光事務所

マダガスカルへの入国後には空港でPCRテストを受診することが義務づけられています。

そして、テストの結果が出るまでの1~2日間に待機する政府指定のホテルを、事前に自分で予約しておかなければなりませんでした。(2021年12月時点、現在の詳細は在マダガスカル日本国大使館のホームページで要確認)

指定のホテルのリストはマダガスカル観光事務所のホームページ内で確認できました。

この中から都合の良いホテルを選んで予約し、予約完了後にホテルからメールで送られてきた予約証明書をコピーして持参。

ユーロを現金で準備

ユーロ紙幣がマダガスカル入国直後の空港で受けるPCRテストのために必要でした。

このPCRテストの支払いはドルかユーロかマダガスカルアリアリ(Malagasy Ariary。以下MGA)のどれかの通貨の現金のみが可能で、クレジットカードは対応していません。

また、日本国内でMGAへ両替することは難しいので、選択肢はドルかユーロになります。

私は成田空港内の両替所で両替をしました。

その他

他に出国前に準備したものは以下の通りです。

・マダガスカルの隔離誓約書
・ワクチンパスポート(書類とアプリの両方)
・帰国時のPCRテストの日本政府指定の書式のコピー
・パスポートのコピー
・航空券のコピー
・2つのアプリ(MySOSとCOCOA)のダウンロード

私はアプリのダウンロードはマダガスカル国内で帰国直前にやりましたが、アフリカではネット環境が整っていないことが多いので日本で前もってダウンロードしておくに越したことはないです。

マダガスカル国内

入国時PCRテスト

空港内のPCRテスト待ちの列
空港内のPCRテストの会場

入国直後に空港(Ivato International Airport)でPCRテストを受けなければなりませんでした。価格は25ユーロ。

指定のホテルで隔離

隔離期間を過ごしたホテル

PCRテストの結果が出るまでの1~2日間を待機するホテルです。

選んだのは空港近くの1泊約2000円のホテルでした。

テストの結果はマダガスカル政府からホテルにメールで届き、滞在2日目にホテルのスタッフから陰性と教えられ安堵しました。

日本帰国のためのPCRテスト

マダガスカルでPCRテストを受けた診療所の受付

海外から日本に入国するためには、日本政府の「水際対策に係る新たな措置」に含まれる出国72時間以内のPCRテストの検査証明書の提出が求めれます。(2021年12月時点、現在の詳細は厚生労働省のホームページで要確認)

このPCRテストをマダガスカル国内で受けれる病院をネットでの検索などで探すのは難しかったため、私はマダガスカルの日本大使館に電話して教えてもらいました。

帰国の2日前に病院を訪問してPCRテストを受け、翌日に結果をもらいに再度訪問。価格は約2,000円でした。

その他

マダガスカルの首都アンタナナリボの中心近くの広場

マダガスカル国内での旅行者へのコロナへの対応は入国直後の隔離以外は厳しくはなく、特にアプリやGPSで管理されることはありませんでした。

また、現地の人もマスクの利用状況は半々といった感じで、日本国内のように皆がマスクをしている状況ではなかったです。

マダガスカルのセイントマリー島の空港内のPCRテスト会場

唯一厳しく感じたのがマダガスカル国内で飛行機で移動した時で、搭乗前に簡易的なPCRテストを求められました。

帰国

成田空港は閑散としていました
PCRテスト結果が陰性であることを証明するピンク色の紙を提示することで最終的に日本に入国できました~

日本帰国後の成田空港での手続きは飛行機到着から解放までの時間は合計3Hほどでした。

手続きの内容は誓約書の提出やMySOSアプリの登録やPCRテストでしたが、特にPCRテストの結果待ちが約1Hかかりました。

手続きの詳細は他の日本人の方が記事にされているのでここでは省略させて頂きます。

参考記事1:海外渡航のいま(帰国編)。時間も費用負担もきつくて公共交通NG
参考記事2:海外からの帰国者必見!MySOSとの日々!

成田空港内のレンタカー会社のカウンター
カウンターに設置されている電話から空港からレンタカー営業所へのシャトルバスを呼ぶことができた

2022年1月時点でマダガスカルはホテルでの強制隔離の対象から外れていたため、PCRテストが陽性という結果が出たあとは予約していたレンタカーに乗って自宅に帰宅しました。

まとめ

今回のアフリカへの旅行はコロナ禍ということで航空券がとても高かったり、PCRテストを出国前から帰国にかけて5回も受ける必要があり、不便やストレスも多かったです。

そして、一度でもテストが陽性になっていたら出国や帰国ができなくなっており、最悪の場合は会社をクビになるかもしれないリスクがありました。

出国前から帰国に掛けて受けたPCRテストは全5回
・日本出国前
・マダガスカル入国後
・マダガスカル国内で飛行機に搭乗するとき
・マダガスカル出国前
・日本帰国時

今回の旅の目的は婚活であり、どうしても会いたい人がいたため、コロナ禍でもリスクをとってアフリカまで行きましたが、もっと気楽に旅行できるよう環境に早くなって欲しいなと思います。

✨Xを始めました。アフリカに移住して飲食店を開業するまでのプロセスをリアルタイムに発信していきます。
https://twitter.com/shinji_africa

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