62 4月の家
一年間たくさん頑張ってきたでしょう、おかえりなさい。
家をテーマに掲げた群馬の音楽フェス、I ROCKSにてボーカル松川ケイスケさんが今年もこんなふうに声をかけてくれる。
コロナのあほばかのせいで皆さんも色んなものを失ったでしょう、でも代わりに大切なものだけが残った。失ったものを数えるのではなく残ったものに目を向けていきましょう。って。
あと、青春は窮屈なものってツアー初日もファイナルの今日も仰ってた。まさに私だなって思う。自由が最高なんだけど、確かに窮屈な中で手が届いた時の喜び、窮屈をすり抜けるスリル、悪くないんだよね。
丁度一年前の同じ時期、春のこと、IROCKS全通した翌日に付き合いの長い恋人に別れたいと言われ、ライブの余韻でLACCO TOWERを聴きながらもずーーっと泣いていた。あの絶望の日々を振り返ると、LACCO TOWERばかり聴いていた。私がフェス楽しみにしてたの知ってたから終わったタイミングで伝えてきたんだよね。
あの頃は大きすぎる別れもあり、フラダンスのコンペも挑戦し、学祭の実行委員もやっていて。振り返るとめちゃめちゃ背負ってた。よくやってた、本当に。
全部から離れた今はなんにもしてない。一年前の私からしたら信じられないくらいになんにも。ほとんど制限されず自由の身で、時間とお金をひたすら好きなことにだけ費やしてる。
そんな今が楽しい。
恋人がすべてだったけど、独り身も身軽で意外と楽しいって思ってる。毎日そんなに泣かなくてもよかったけど、泣くとスッキリするもんね。
一年でマイナスにもプラスにも色んな変化があったなと、I ROCKSという家に帰って思ったのです。
私と、これをたまたま読んでくれた方へ
まずは、自分の人生と幸せに集中してね、それでいいんだよ。
I ROCKS 2日目 3日目も行ってきます。
いちばん安心する、アットホームで温かいフェスへ。
本日のBGM:Spotify 「聴いてみたい」