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01図鑑#6|半径3mの人を幸せに!能動的に寛容である世界

01図鑑とは、01図鑑の運営メンバーが774 FIELD LEARNINGに関わる人たちにインタビューを行い、noteで発信する人物図鑑です。

今回の主役は774 FIELD LEARNING 2期生である、りっくんです。

りっくんの年表

1998 誕生
2005 小学校入学
バスケと書道と英会話教室に通ってた。バスケは小6の頃奈良県ダントツ一位!でも東日本大震災で全国大会が中止に
2011 中学入学(地元の公立中学)
2014 高校入学(地元の公立高校)
     バスケ部入って、地獄の3年間過ごした。でも、勉強・授業は楽しい
2017 大学入学(大阪大学法学部)
2018-2019
ファッションショーを運営する学生団体で活動
2019-2020
学生団体の中の就活支援プロジェクト
774プログラムに2期生として参加する

774に参加したきっかけ

Interviewer: 参加の経緯はどんなものだったんですか?

りっくん:友達の友達がFacbook上にアップしていたのをたまたま見つけたのがきっかけ。

774への参加理由

Interviewer:774にはどうして参加しようと思ったんですか?

りっくん:ファッションショーをする運営する学生団体で知り合った友達がアパレルブランドやコーヒースタンドをオープンしたりしていて、自分も商品やサービスを持ちたいと考えていた。774と並行してビジネススクールに参加して、そっちは知識を得る場と捉えていて、実際に行動する場として774に参加しようと。  

774での活動

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Interviewer: 当初は行動の場として774に参加しようと考えていたとおっしゃっていましたが、実際に参加してみてどうでしたか?

りっくん:大前提、行動する場としてもうまく活用できたと思うし、加えて、774はいい意味で変な人の集まり。「じぶんは正しい」と思ってしまったら成長はないということを痛感させてくれた。いろんな価値観に触れることは、自分の生き方・考え方だけが正解じゃないと思わせてくれる。

りっくん:774はいろんな価値観を持った人の集まりで、だからこそチームでの活動はいい意味で基本的にストレスフル。相手の立場で見たとき、自分の考えは間違ってる。でも、どこかで自分は正しいと思ってるとこはあって。そうした状況で、自分の機嫌は自分で取らないといけないし、とはいえ結果も出さないといけない。

Interviewer: team buildingですごく苦労されながらも、774プログラム2期では、Aチームは唯一目標売上20万円を達成していますよね。こうした経験から、成果が出せるチームはどういうものだと考えていますか?

りっくん:ズバ抜けた結果を出すには、全く違う考えや能力を持つ人と一緒に何かをすることな気がするな。もちろん、違うからこそチームが崩壊する可能性もあるけど。似たもの同士だと、確かに安定して結果を出せるような気はしてる。ただ、774での異質性溢れるチーム活動は、ストレスも感じたけど同時に価値も感じた。

774で学んだこと

Interviewer: りっくんが774で学んだと感じることはありますか?

りっくん:異質な人(価値観・志向性・backgroundが違う人)とのチームをつくる力がちょっとはついたかなと。

Interviewer: ”異質な人”とほんとうの意味でチームになるのは、何が大切だと思いますか?

りっくん:2つあって、1つは「じぶんが正解やと思わないマインドセット」。もう1つは、Resilience。ストレスを感じても、竹みたいにしなやかにすっとかわしてむしろ原動力にする、みたいな。ストレスを味方につけるっていうことが大事だと感じる。

774参加前後の変化

Interviewer: 774に参加したことで変わったことはありますか?

りっくん:無力さを途中で悟り、それでもやりようはあるなと思ったかな。ある意味自信はなくなったのかもしれない。

Interviewer: 具体的にどんなところに「無力さ」を感じたんですか?

りっくん:自分とは異質なメンバーとともに結果を出さないといけない。にもかかわらず結果が出せないタイミングがたくさんあって。うまくいかないことをいっぱい目の前に出されて、無力さを感じたっていう。

ただね、『リーガル・ハイ(シーズン2最終話)』古美門研介(堺雅人)が ”醜さを愛せ”というセリフを言うシーンがあるんやけど、774の活動で無力さは感じつつも、その無力さまでも愛せるようになったというか。

古美門「ワガママで勝手でずるくて汚くて醜い、底辺のゴミクズ共。それこそが我々人間だ。

羽生「だから…だから、それを導こうと!

古美門「それが違うんだよ。まずそこから降りろ。自分も底辺の醜いゴミクズの一匹であることを自覚しろ。


自分も底辺の醜いゴミクズの一匹であることを体感して、その上でそれはそういいうものなんだと受容出来た感じ。完璧主義でいるなんて傲慢すぎるなって感じさせられた。

まあ、とにかく774での活動を通してこの言葉を思い出したのよ。


Interviewer: 少し774からは離れますが、大学でファッションショーを運営する学生団体に入るきっかけは何だったんですか?

りっくん:バスケをずっと続けてきたから、大学に入ってからもバスケサークルでバスケをやっていました。男女一緒にダラダラやっているから面白くないから、途中でやめちゃって。サークルとか探しててせっかくやったら女の子いっぱいのところに入りたいと思って。実際活動してすごい楽しかったなあ。

Interviewer:具体的にどういった点が楽しかったんですか?

りっくん:1つは、この学生団体は、関西のいろんな大学が集まってるから、いままで考えたことない生き方している人たちに出会えたこと。もう1つは、図面上に自分が実際考えてたものが実際に当日、会場に作り出されて自分の思いが形になる点かな。

Interviewer:今まで考えたことのない生き方をしている人たちに出会って何を感じたんですか?

りっくん:俺はいわば敷かれたレールの前の方を走るにはどうすればいいかばっかり考えて生きてきたけど、その団体には独自のブランド立ちあげてる人とか、就活せずにゲームに専念する人とかおって、単純に羨ましいなと思ったし、どんな生き方がいいとか、正解・不正解なんてないなってことを肌で実感した。774と合わせてこの活動が今の自分を形成してると思う。

どんな世界を創る人

Interviewer: 最後の質問です。りっくんはどんな世界を創る人ですか?

りっくん:世界っていうのは言い過ぎとして、「寛容」に溢れる世の中がいいなとは思う。幸せの定義は「自己評価を他人に依存しない状態」だと思ってるんだけど。そのためには大前提、その人の周囲・社会に寛容の輪が広がっている必要があると思っているの。だからこそ、能動的に寛容であることが自分の生きていく上で大切にしたい価値観としてある。人生理念的な。774での活動も結構この考え方に合致してたから頑張れた気がする。社会に出てもこの価値観は捨てずに仕事・プライベートともに行動して、半径3m以内を幸せにできる人になりたいと思うよ。


《インタビューを終えて》
”多様性”や”健康志向”といった耳障りの良い言葉、Majorityがあまり疑問を持っていない点を鋭く分析する姿勢はなんだか個人的に少し古美門先生に似ているなと思いました。リーガル・ハイをちゃんと観たことないから、観ようと思います。今回彼のお話を聞いて、彼の半径3メートルにいる人達はもうすでにきっと幸せだろうなと感じました。

りっくん
奈良県に4人家族の長男として誕生し、小学生2年生から高校生3年生までの間はバスケットボール一筋で育った。大学入学後、関西の学生を主体としたファッションショーを企画・運営する学生団体て精力的に活動。現在は774での活動で学んだことを活かしながら、人と人とをリアルで繋げるSNSアプリケーションのローンチに向けて尽力。新卒では日系のメーカーに勤務し、営業職としてキャリアをスタートさせる予定。

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