01図鑑#4|ないものをあるものに!伝統工芸をITで盛り上げる人
01図鑑とは、01図鑑の運営メンバーが774 FIELD LEARNINGに関わる人たちにインタビューを行い、noteで発信する人物図鑑です。
01図鑑、4人目は774 FIELD LEARNING2期生の土橋哲展さんです!
土橋さんの年表
2017 放浪生活の1年。コーヒー好きが高じてドトールで働く
2018 福祉系の大学に入学
2019 地域ベンチャー留学プログラムに参加(岡山県西粟倉村)
2020 ECサイト灯を立ち上げる
774プログラムに2期生として参加
774への参加理由
インタビュアー:774への参加経緯はどんなものですか?
土橋さん:TSGに参加していたことがきっかけですね。あと、FacebookとかTwitterで774に参加する人の投稿を見たっていうのも大きいですね。
インタビュアー:参加の決め手は?
土橋さん:自分はチームビルディングを学びたいなと考えていて、実際に売り上げを出すことにも価値を感じました。主催団体のMTAもすごく魅力的なところ。
インタビュアー:なぜ、チームビルディングを学びたいと思ったんですか?
土橋さん:チーム形成において失敗の連続で。遡ると高校の吹奏楽の時からですね。チーム全体の動きが揃わないと音が綺麗にならないんです。大学進学後も、ビジコンのチームが上手くいかず。具体的には、各々の仕事が偏ってしまったり、主張が強いチームだと収集がつかないっていう状況で。チームビルディングの難しさを感じていたので、学びたいと思いました。
774での学び
インタビュアー:774で学んだことはなんですか?
土橋さん:チームの難しさを学びました。何をチームとしてやっていくかというところで、みんなが思っていることは違っていて。例えば、2人は良いと思っていても、1人がうーんとなる状況があったりする。問いかけに対して、思わぬ方向からメンバーの返答があったりとか、メンバー同士の意見が合わない。一方で、チーム憲章として全員が納得して動くっていうのがあるから、それの板挟み、人と人との繋がりは難しいなと。
インタビュアー:774参加前後での変化は?
土橋さん:参加する前は、やればできるっしょと思ってました。でも、実際にチームでゼロから商品を作ることは難しいんだなっていうのを実感しましたね。その中で、人との対話から全て始まるという気づきがありました。
今、活動していること
インタビュアー:774以外の活動ではどんなことをしていますか?
土橋さん:伝統工芸品である酒器を販売するECサイトの立ち上げをしています。
インタビュアー:福祉を専攻している土橋くんがビジネスの領域に興味を持つようになったきっかけは?
土橋さん:そうですね。大学では福祉の勉強をしていて、福祉系のインターンに参加したりしてたんですね。でも、研究室の先生と話したことがきっかけで、経営視点の勉強をするようになって。その先生から、地域ベンチャー留学のフェアを紹介してもらい、イベントに参加したんです。そこのピッチで、一つのことを全力でやっている大人に魅了されて。2020年の2月から3月にかけて岡山県西粟倉村でインターンをしていました。
インタビュアー:今の活動のきっかけは?
土橋さん:今年の8月頃に伝統工芸が好きな人と出会ったんです。職人芸が好きという共通点もあり、事業化しよう!という話になったのが今の活動の始まりですね。ないものをあるものに。日が当たらないものに、日を当てることがクリエイティブだと思うんです。
インタビュアー:いつ頃からないものをあるものにすることが好きだと感じていたんですか?
土橋さん:もともとあったとは思うんですが、高校ぐらいから明確になったと思います。高校生の時は吹奏楽部に所属していて。野球部の応援曲とコンクール用の曲を編曲する必要があるんですね。16しかない音符を使って、曲を作る先輩の様子を見て、ないものをあるものに変えている様が良いなと。トロンボーンとか、単音しか出せないけど一人一人重なると綺麗な音になるんですよ。何かが欠けていてもだめ。
インタビュアー:そんな土橋さんにとっての幸せって何ですか?
土橋さん:「趣味に生きる」ですね。自分が納得いかないことはしない。選択を迷ったときは、自分の好きな方を選んでいく、それを実行できることが自分にとっての幸せです。
どんな世界を創る人?
インタビュアー:最後の質問です。土橋くんはどんな世界を創る人ですか?
土橋さん:伝統工芸をITで盛り上げる人ですね。『酒器』を通して、職人芸の素晴らしさを世界中の人に届けます。
《取材を終えて》 1つ1つの物事をとらえる視点が深く、本質を見極める力のある人だなと思いました。そんな彼だからこそ見える世界、届けたい世界が溢れているなと。
土橋さんプロフィール
埼玉県出身。
2019年にクラスアドバイザーとして働いている恩師と出会い、地域ベンチャー留学の存在を知る。その後、岡山県西粟倉村のNPO法人じゅ〜くにてインターン生として参画。そこで、お酒の魅力に気づき、ECサイト灯を立ち上げる。774での出会いは一生ものの繋がりだと感じている。
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