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「継続できない」悩みを解消する方法 #8
あなたが継続できないのは…
・感情のゴミに振り回されている
・自分のゴールが明確になっていない
のが原因
前回のおさらいだウホ!
理不尽な出来事があったとき…
・自己チューな人ほど深く傷つく(トラウマになりやすい)
・「自分にも責任がある」と思える人ほど軽傷で済む
・他責にも自責にも偏らないことが大事
抽象度を上げれば心の傷は早く癒える
では、病気というものをどう捉えるか?
精神医学では
「すべての病気は自己表現である」
という見方があります。
例えば、風邪の頭痛や発熱は
「体を休めろ」
という自分自身に対する表現であると同時に、
それは他人に対しての
「もっと大事にしてほしい」
「もう少し休ませてほしい」
という自己表現でもあると考えられます。
心の傷がトラウマとなって病気の症状を引き起こすのも、
心の傷を他人に表現したいという、無意識の自己表現であると考えることができます。
この場合、例えばトラウマを持つ人が、寝ているときに大声で叫んで目を覚ますことがあります。叫ぶのは同じ家で寝ている人に対する自己表現であると考えられます。
そのような人も、「家族が安眠できることが大事だ」と気がつけば症状は治まるでしょう。
つまり、病気の症状という苦しさを抱えながらも抽象度を上げ、自己中心的でなくなれば、心の傷はもはやトラウマではなくなり、病の症状は消えるのです。
心の傷に左右されるかどうかは、あなたが
「自己中心をやめられるかどうか」
「自分の側にも理由があると考えられるかどうか」
で変わります。
心に傷を負っても、
「自分にも非がある」
「お互い様」
と受け止めるなら、その傷は必ず癒えていきます。
さらに言えば、心が傷つく出来事が起きたときに、
「全部相手が悪い」
と他人を責めるだけの人は抽象度が低い人です。
反対に、
「自分にも責任がある」
と考えられる人はある程度、抽象度が高い人です。
抽象度が上がるほど、視界の中にたくさんの他人が入るからです。
抽象度を上げれば、心の傷を負っているのは自分だけでなく、誰もが心の傷を抱えて生きていることが分かります。
例えば上司から理不尽な怒られ方をしても、怒る上司の側の事情に思いがいきます。
上司をイライラさせている会社の体制の問題にも目がいきます。
抽象度を上げることで、私たちは自分中心であることから解放されます。
心を傷つけられることがあっても、その感情の乱れに振り回されることがなくなるのです。
つづくウホ!
(note14日目)
参考:「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」
(著者:苫米地英人、出版社:コグニティブリサーチラボ株式会社)